プールなどのレジャーや、おしゃれな服を着たい時など、脇の黒ずみがあるとどうしても気になってしまうものです。
悩みも深く、悩んでいる女性も多いことから、ドラッグストアでも多くのメーカーから、黒ずみ専用石鹸というものが販売されています。
今回は、毎日のケアで『脇の黒ずみ対策ができる石鹸の選び方』と、『コスパが良いおすすめの石鹸』を、脇の黒ずみの症状別でまとめましたので、是非参考にして頂けたらと思います。
このページの目次
1.石鹸で薄くすることができる脇の黒ずみの種類
黒ずみ専用石鹸で脇の黒ずみは薄くなるのか?効果が気になる方も多いのではないでしょうか?
結論から言いますと、石鹸で『薄くすることができる脇の黒ずみ』と『薄くすることができない脇の黒ずみ』があります。
専用石鹸で薄くすることができる脇の黒ずみは、『埋没毛が原因による脇の黒ずみ』と『毛穴の汚れが原因の脇の黒ずみ』です。
これらの症状は、皮脂に埋まったムダ毛、毛穴の汚れや酸化した皮脂が原因によるものなので、ピーリング石鹸で薄くすることは可能です。
石鹸だけで薄くすることが難しい脇の黒ずみは、色素沈着が原因による『カサカサ型の脇の黒ずみ』です。
もっとも悩んでいる方が多い症状ですが、色素沈着による黒ずみは、時間が経過してできたものなので、専用石鹸だけでは、黒ずみを薄くすることは難しいです。
ただ、黒ずみ専用石鹸は保湿成分が多く含まれていることから、肌のダメージから守り『黒ずみの進行を抑制する』ことはできます。
2.脇の黒ずみの症状別の石鹸の選び方
脇の黒ずみ対策として石鹸を選ぶ時は、原因にそぐわない間違ったケアをすると、黒ずみが悪化することもあるので注意が必要です。
脇の黒ずみは、
①埋没毛が原因による脇の黒ずみ
②毛穴の汚れが原因の脇の黒ずみ
③色素沈着が原因による『カサカサ型の脇の黒ずみ』
主に、これら3つの症状に分けられます。
それぞれ原因も違うことから、症状に合わせた成分が含まれる石鹸も選ぶとより効果的と言えます。
2-1.埋没毛型の脇の黒ずみ対策の石鹸の選び方
脇の下の毛穴が膨れ上がり、黒いブツブツのようになっている状態の人は、埋没毛型の黒ずみである可能性があります。

黒いブツブツによる黒ずみのみの場合は、古い角質を除去する『ピーリング作用』のある石鹸を選び、赤い炎症がある場合は『炎症を抑える成分』が含まれる石鹸を選ぶと良いでしょう。
プラスソープHQ

ピーリング作用に加えて、保湿と吸着力のある『炭』が古い角質の除去に役立ちます。肌の漂白剤と言われる『ハイドロキノン』やピーリング成分の『グリコール酸(AHA)』も含まれていますが、これらは、医療機関で黒ずみ治療を行う時にも使用する成分でもあり、高い効果が見込めます。ハイドロキノンやピーリングは、一般的に肌刺激が心配されますが、医療機関よりも低い濃度で調整している為、肌が弱い方でも使用できます。
クレンジングリサーチ/ソープ

AHAというフルーツに由来する成分に、古い角質のターンオーバーを促進させ、お肌をつややかになめらかに整えるピーリング作用があります。この石鹸にはりんご酸やクエン酸などのAHA成分が配合されていますので、埋没毛型の黒ずみの原因である、古く分厚くなった角質を取り除きます。ドラッグストアや通販で購入することができます。
レバンテ リッツ グレイスボディソープ エクストラリッチ

アロエベラ葉エキスや、セイヨウニワトコエキスなどの植物成分には、肌の新陳代謝を促進するピーリングの役割があり、同時に炎症も抑える作用もあります。ほか、オリーブオイルやエクストラバージンアルガンオイル、マカデミアナッツオイルなど、潤いとツヤを与える天然の美容オイルを配合しています。ドラッグストアや通販で購入することができます。
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使用上の注意点
ピーリング作用のある石鹸は、使用しすぎると、肌の角質が必要以上に剥がれて薄くなり、肌の防御力を落とす要因になり、黒ずみが余計に悪化する原因にもなります。
その為、1日に何度も使用するのは避けるようにし、肌を傷つけないようにネットで泡立て、なでるように洗ってあげてください。
洗浄後は、ピーリング作用により肌の防御力が一時的に下がりますので、それを保護するためにも、化粧水やクリームでの保湿を行なうようにしましょう。
2-2.毛穴の汚れ・皮脂つまりによる脇の黒ずみの対策の石鹸の選び方
毛穴の汚れで発生した脇の黒ずみは、汗や雑菌などによる汚れや皮脂が、毛穴に詰まり、全体的に脇が黒ずんでみえる状態です。

改善のための石鹸選びで大切なポイントは、『皮脂汚れの詰まりを取り除く洗浄力』があるか、雑菌の働きを抑制する『殺菌力のある成分』を含む石鹸を選ぶことが重要となります。
シークレットレディ ジャウムウソープ

ナチュラルハーブが主原料で調合された『ジャムウ配合』となっていて、脇の黒ずみ解消のほか、サトウキビ・茶葉・柿タンニンによる消臭効果も期待できます。抑毛効果のある有効成分と酵素も含む為、ムダ毛処理の手間も少なくさせます。植物原料のため肌にも優しい石鹸です。
牛乳石鹸共進社 カウブランド 薬用すっきりデオドラントソープ
殺菌・消臭効果のあるものは、その効果を証明する「医薬部外品」と指定されています。この製品も『医薬部外品』で、殺菌・抗菌効果のある『イソプロメチルフェノール』が主成分で、雑菌や皮脂汚れを洗い流します。ほか、柿渋エキスに含まれる柿タンニンや、茶エキスに含まれるカテキンにも消臭・殺菌作用があります。シトラスフローラルの香りで臭いが気になる人にもオススメです。ドラッグストアや通販で購入することができます。
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マックス 太陽のさちEXストロング 薬用石けん

こちらも『医薬部外品』で上記の商品と同じく、柿渋エキスと茶エキスを配合しています。
薬用炭も配合され、消臭だけでなく皮脂の吸着も行い、毛穴に詰まりがちな皮脂汚れを洗い落とします。殺菌成分には『トリクロカルバン』という、ボディーソープだけでなく除菌や殺菌のために広く使われている成分が使われています。ドラッグストアや通販で購入することができます。
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使用上の注意点
上記の内、イソプロメチルフェノールや、トリクロカルバンが含まれる商品は、殺菌成分として非常に優秀ですが、一方でお肌に共生している必要な菌まで殺してしまう可能性が指摘されています。
その為、毎日のお手入れに使うよりも、特に汗をかいた日や、外出のための臭いが気になる時のみ使用を行い、週に1~2回程度に抑えて使うほうが肌負担を抑えられます。
2-3.カサカサ型の色素沈着が原因による脇の黒ずみ対策の石鹸の選び方
脇の黒ずみに悩んでいる多くの方がこの原因で、カミソリによるムダ毛処理や、ブラのワイヤー部分など下着の摩擦刺激から、肌がメラニンを出して色素沈着してしまうタイプの黒ずみです。
皮膚が乾燥しており、カサカサして固くなっている人に多いのが特徴です。

この色素沈着による脇の黒ずみは、摩擦から肌を守り、乾燥をケアするための『保湿力のある成分』と、メラニンによる『黒ずみを薄くする美白成分』を含むものを選ぶようにしましょう。
ジャムウ・ハーバルソープ

防腐剤や安定剤が含まれていない自然派の石鹸で、植物エキスの成分が優しく保湿をします。保湿性のあるアロエやパーム油、カミツレ油に加えて、美肌効果の高い『オタネニンジン』は血行促進によってターンオーバーの活発化を促し、黒ずみの原因となるメラニンの生成を抑えます。添加物は最小限に抑えられ、ハーブのみで調合された『ジャムウ配合』で肌刺激もほとんどありません。
牛乳石鹸共進社 カウブランド 自然派石けん 米ぬか

お肌を保護する米ぬかオイル配合の植物性石けんです。米ぬかオイルは、ビタミンEが多く含まれている事で、保湿、美白作用が期待できます。その他、甘草由来のグリチルリチン酸には抗ヒスタミン・抗アレルギー作用があるので、乾燥や摩擦による炎症を抑え、かゆみなどをとり除く力があります。ドラッグストアや通販で購入することができます。
>> 牛乳石鹸共進社 カウブランド 自然派石けん 米ぬかの詳細はこちら
レイヴィー ボディーシャンプー パパイヤ&カンゾウ

パパイヤを主成分に、美容に効果的な成分を多く含みます。ビオチンなどの成分が、古い細胞を分解してお肌の再生を促し、白い肌へ導きます。他にもビタミンCが、皮膚の炎症やメラニンの生成を抑えます。パパイヤにプラスして、甘草エキスが乾燥や紫外線などの外的ダメージによる乾燥や肌荒れを予防する作用の他、肌のざらつきや、固くなってしまった肌をやわらくします。ドラッグストアや通販で購入することができます。
>> レイヴィー ボディーシャンプー パパイヤ&カンゾウの詳細はこちら
使用上の注意点
これら3つの石鹸は保湿性も高く、お肌に負担のかかるような成分を含まないので、特にデメリットはありません。運動後のシャワーや、お風呂で体を洗う際に使用すると良いです。
『色素沈着による脇の黒ずみ』は、石鹸で黒ずみの進行を抑制することはできますが、頑固なものなので確実に薄くすることは難しいと言えます。
ですが、これらの石鹸に加えて、保湿成分や美白成分などが含まれるクリーム等も併用し、十分な保湿をしておく事で、脇の黒ずみを薄くすることが可能となります。
3.まとめ
脇の黒ずみの対策用の石鹸の選び方を、3つの原因のアプローチから紹介しました。
まとめますと、埋没毛型の脇の黒ずみ対策にはピーリング作用の石鹸か、炎症を抑える作用のあるものを選ぶこと。
毛穴の汚れ・皮脂つまりによる脇の黒ずみの対策には、洗浄力や殺菌力のあるものを選ぶこと。カサカサ型の脇の黒ずみ対策には、乾燥をケアする保湿力と、メラニンを薄くする美白効果のあるものを選ぶことです。
冒頭でお伝えしたように、脇の黒ずみを対策する上で、石鹸選びも大切ですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
脇の黒ずみを薄くしていくには、その原因全体をカバーする『保湿』、『適切な脇の処理』を根気強く行うことが、根本的な解決方法といえます。
また、以下のデリケートゾーン用の石鹸について合わせて読むと理解が深まると思いますので参考にして頂けると幸いです。
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