なるべくコストをかけずに自宅でコッソリと脇の黒ずみのケアをしたいという思いから、色々なセルフケアの方法を探している方も多いのではないでしょうか?
そのなかでもコストが安く、自宅で簡単に脇の黒ずみのケアができる方法として『クエン酸』を使った方法もよく耳にします。
今回はクエン酸を使ってケアができる脇の黒ずみの種類や、クエン酸を使ったケア方法や注意事項などをまとめてみましたので、参考にして頂けらと思います。
このページの目次
1.クエン酸で薄くすることができる脇の黒ずみ
クエン酸で薄くすることのできる黒ずみは、肌の新陳代謝が遅れ、メラニンが『色素沈着してできた脇の黒ずみ』です。
クエン酸とはそもそも、レモンなどの柑橘系の果物などに多く含まれている、フルーツ酸(AHA)の一種です。フルーツ酸にはピーリング効果があり、定期的に使用することで皮膚の生まれ変わりを促進し、『色素沈着による黒ずみ』を徐々に薄くしていきます。
ただし、肌への負担が少し大きいので敏感肌や肌の弱い方には向いていません。肌が弱く不安がある方は『手作り豆乳ローションの脇の黒ずみケア』を参考にしてください。
色素沈着してできた脇の黒ずみの症状以外の方のセルフケアに関しましては、文末のまとめをご参考にしてください。
2.クエン酸を使った脇の黒ずみケアの前に必ずパッチテストを行うこと
クエン酸水による脇の黒ずみ対策は、比較的安価で簡単。手軽に始めやすいのが特徴ですが、クエン酸は『酸性』のため肌への負担がかかります。
特に脇の下は皮膚は薄く、デリケートな部分なので、クエン酸の使用前は必ずパッチテストを行ってから使用するようにしましょう。
パッチテストの方法につきましては以下URLを参考にしてください。
http://www.skincare-univ.com/article/000225/
また、ピーリング液の濃度を濃くしたり、使用頻度を間違えると悪化の原因にもなります。クエン酸と精製水や重曹の配合に気を付け、始める時には細心の注意を払って行うようにしましょう。使用後の保湿も忘れずに行うとよいです。
3.脇の黒ずみを薄くするクエン酸水の作り方と用意するもの
クエン酸で脇の黒ずみを薄くする方法は、自分でクエン酸水を作り、週に1回~2回脇の黒ずみに塗るだけと非常に簡単です。
色素沈着の原因である、衣服の擦れやカミソリ処理のダメージで、脇の黒ずみが悪化しがちな方も、クエン酸は、ターンオーバーを促進する作用がありますので、定期的に行うようにしましょう。
■用意するもの
①クエン酸(粉状のもの) | クエン酸は薬局やドラックストア、通販で購入できます。無水クエン酸や結晶クエン酸がありますが、無水クエン酸のほうが純度が高いので無水クエン酸を選ぶと良いです。 |
②重曹 | クエン酸だけでは酸性が強すぎるためアルカリ性である重曹で中和するために使用します。重曹もドラックストアや通販で手に入ります。掃除用や食用がありますが不純物の含まない食事用の重曹を選びましょう。 |
③精製水 | 精製水もドラックストアや通販で手に入ります。水道水は塩素や不純物が含まれていることもあるので、必ず精製水を使用するようにしましょう。 |
④保存する容器 | クエン酸水を保存する容器です。ビンやボトルなど200ml程度入るものであれば十分です。 |
⑤スプーン | クエン酸水を作るときに使用します。 |
■クエン酸水の作り方
初めに、クエン酸10g、精製水100cc、重曹(小さじ1)を入れて、スプーンなどで混ぜ合わせます。重曹を入れると泡がたくさん出ますが慌てる必要はありません。 泡が出なくなるまで、ゆっくりかき混ぜたら『クエン酸水』の完成です。

4.クエン酸水で脇の黒ずみケアをする方法
STEP1: クエン酸水を手にとり脇にムラなく塗る

クエン酸水を脇の黒ずみにムラなく塗り、5分程度放置しましょう。
手で塗るのが難しい場合はコットンを使用しても良いです。
STEP2: 脇に塗ったクエン酸水を念入りに洗い流す

脇に塗ったクエン酸水をぬるま湯でしっかり洗い流しましょう。肌にクエン酸が残っていると肌への刺激となりますので、念入りに洗い流します。
STEP3: 脇の保湿をする

保湿は、普段使用しているボディー用の乳液やクリームで構いませんが、保湿成分がしっかり配合されているクリームやジェルを使うと良いです。具体的には、ホホバオイルやオリーブオイルなど植物性の天然保湿成分のあるものや、ビタミンCやビタミンEなどのお肌を整えるビタミン群が配合されているとなお良いです。
4-1.クエン酸水を脇の黒ずみに使用する時の注意事項
クエン酸がメラニンに直接働きかけるのではなく、ターンオーバーを助けるものですので、黒ずみが薄くなるのは少しずつです。 ですから、週に何回もやったからといって、早く効果が出るわけではありません。肌に負担もかかることから、週に1回、多くても2回を限度としてください。
また、わき毛処理を行った後は、肌は乾燥しやすく、荒れやすい状態です。わき毛処理を行った後は、最低でも2~3日空けてからクエン酸水は使用するようにしましょう。
関連ページ: これで最終!脇の黒ずみを治す為の全手法【完全版】
5.まとめ
『色素沈着による黒ずみ』の他に、皮脂や汚れが『毛穴に詰まっている黒ずみ』や、毛が毛穴の中に埋没している『埋没毛』による黒ずみがありますが、これらの黒ずみはクエン酸で薄くすることはできません。
クエン酸は、肌の古くなった角質を溶かし、肌のターンオーバーを促進するもので、毛穴の詰まりのもとである『皮脂の汚れ』や『埋没毛』の原因である毛穴の炎症には直接関係ないからです。
特に『埋没毛による黒ずみ』の場合は、クエン酸によって炎症が悪化する可能性があるため、クエン酸で黒ずみを薄くしようと思わないほうが良いでしょう。
埋没毛による脇の黒ずみは『バイオイルを使った脇の黒ずみケア』参考にし、毛穴汚れによる脇の黒ずみは、『重曹を使った脇の黒ずみケア』を参考にしてください。