「脇のブツブツってどうやったら治るの?」「脱毛したら治ると思ったのにまだぶつぶつしてる…」と脇のブツブツにお悩みの方多いのではないでしょうか。
多くの人が悩んでいる脇のブツブツは、「自己処理」や「毛穴汚れ」「肌の乾燥」が主な原因です。原因別に治し方も違うため、ぶつぶつができてしまった原因を見極めることが大切です。
今回は、脇のぶつぶつの原因から治し方、危険なぶつぶつの見分け方までご紹介いたします。
このページの目次
1、脇のブツブツは原因別で治し方を見極めると良い
脇のブツブツの原因は大きく分け「ムダ毛が関連している」「毛穴のトラブル」「肌の乾燥・過角質」の3つあり、治し方・対処法がそれぞれ違います.
脇は、閉じている状態が多い上に、体温調節のために汗もよくかき蒸れやすい傾向にあります。また、カミソリなどで自己処理をする方が多いため「埋没毛」や「毛穴つまり」「色素沈着」といった様々なぶつぶつが出来やすい部位です。
最短で治すには、ぶつぶつの種類とその原因を見極め、それぞれに合った治し方を実践していくのがベストです。
以下にそれぞれの特徴と治し方をまとめましたので、ご参考にして頂ければと思います。
【脇のぶつぶつの種類・特徴・治し方】
ぶつぶつの種類 | 特徴 | 主な原因 | 治し方 | |
---|---|---|---|---|
ムダ毛関連 | 埋没毛![]() |
皮膚内に毛が留まっている 触るとザラザラ・ぶつぶつしている 稀に炎症を起こしている 見た目が男性の青髭に似ている |
自己処理 | 正しい自己処理 脱毛 保湿 |
毛嚢炎![]() |
皮膚内に毛が留まり炎症・膿を持っている かゆみ・痛みを伴う |
|||
カミソリ負け![]() |
毛穴部分が赤く炎症している ぶつぶつ・ざらざらしておりかゆみ・痛みを伴う |
|||
毛穴関連 | 毛穴詰まり (ニキビなど) ![]() |
茶色っぽいブツブツで、鳥肌のように毛穴が目立つ 痛みやかゆみはないが、匂いがかすかにある 肌触りは柔らかい |
洗浄不十分 自己処理 |
脇を清潔にする 汚れの除去 保湿 |
角質異常 | 乾燥 (ザラザラ ゴワゴワしてる) ![]() |
乾燥で角質がたまり、ゴワゴワ・ガサガサしたぶつぶつがある 黒ずみや色素沈着も目立つ 肌が硬い |
保湿不足 自己処理 |
角質除去 保湿 |

ディライトショットは脇の専用クリームとして、はじめて抗シワ試験効能済のケアクリーム。乾燥やダメージが原因による、脇の色素沈着を伴う「シワ」や「ぶつぶつ」を目立たなくすることが期待できる医薬部外品コスメです。固めのテクスチャーですが伸びがよく、脇だけでなくVラインなど症状が気になる部位にも使用できます。
■ムダ毛が関係しているぶつぶつは自己処理を見直す
カミソリや毛抜きなどの自己処理による「埋没毛」「生えかけの毛」「毛嚢炎」「カミソリ負け」など、ムダ毛が関連している脇のブツブツが目立つ方は「自己処理の仕方を変える」ことをおススメします。
このタイプは、自己処理の仕方に原因があります。
例えば、
☑血が出るほど毛抜きやワックスでムダ毛を引っこ抜く
☑カミソリなどの自己処理アイテムの状態が悪い(欠けてる・錆びてる・古いなど)
☑自己処理後に保湿をしない
☑自己処理前のケア(クリームをつける・温めるなど)をしない
☑自己処理の回数が多い(週に3回以上している) など
上記のような自己処理習慣のある方は、「毛穴の中にムダ毛が留まってしまう(埋没毛)」になりやすく、そこから毛穴が広がり、服の繊維や汗が毛穴に入り炎症を起こしニキビのような「毛嚢炎」となってしまいます。
また、カミソリ負けといった炎症も起こしやすく、黒ずみや色素沈着が気になる方も多いです。
【改善法】
このタイプの方は、まず「正しい自己処理法を身に着けるコト」が解決の糸口になります。
ワキ毛処理法は個人で違いますが、最低でも「処理前に脇を温める(またはシェービング剤を塗る)」「ムダ毛処理アイテムは清潔にする」「自己処理後は保湿をする」「自己処理は3日に1回ぐらい」の4つは抑えておくとぶつぶつの発生をある程度防ぐことができます。
しかし、正しい自己処理を身に着けても、ムダ毛が生え続ける限りこのタイプは根本的解決には繋がりません。そのため、根本的解決に繋がる「ワキ脱毛」を早めに検討してみると良いです。
■毛穴汚れによるぶつぶつは「脇汗を拭くこと」「重曹の活用」
このタイプは、「脇に汚れがたまっていること」が原因であるため汚れ落とす力がある『重曹』と『脇汗をこまめに拭く』の2つがぶつぶつ解消に繋がります。
脇は、殆ど閉じている状態が多く、体温調節のために汗をかきやすい部位のため自然と「蒸れ」や「雑菌の繁殖」を起こしやすい傾向にあります。衣類と接していることが多いため、服の繊維が脇に付着しやすいです。
また、汗はかいて乾いてを繰り返すため、汚れが肌に定着しやすくなり、毎日お風呂で洗っても少しづつ毛穴に汚れが蓄積させていきます。
そのため、毛穴に衣類の繊維や汗が詰まり酸化したことによる「毛穴つまり」を起こしやすく、茶色っぽいぶつぶつが目立ちます。
【改善法】
このタイプのぶつぶつには、「重曹でのケア」と「脇に汚れや汗を溜めない」の2つが解決の糸口になります。
毛穴に詰まった汚れや皮脂は「酸性」、重曹は水と反応することで「弱アルカリ性」になるため、重曹は毛穴汚れを中性に戻す働きからぶつぶつの解消に役立ちます。
水と重曹を1:1で混ぜ、その後脇に塗り込み「1分の重曹パック」を行い、その後モコモコの泡でなでるように優しく洗い、キレイに洗い流し、タオルで十分に水分を拭き取り、最後に「保湿」を行うとベストです。週に1回程度行うと効果的です。
参考:一度使ったらやめられない!魔法の粉「重曹」を使った脇の黒ずみ対策まとめ
脇汗は、冷房や風などで乾かすのではなく、しっかりと「汗ふきシート」や「濡れたタオル」でふき取りその後乾かすようにしてください。汗の自然乾燥は、肌に汚れを定着させ余計毛穴汚れを加速してしまいます。
■乾燥や角質による脇のガサガサ・ぶつぶつには「クエン酸の活用」
脇自体が、乾燥してカサカサしてたり角質がたまってゴワゴワとしているぶつぶつの方は、古い角質を剥がす役割のある「クエン酸」と「保湿」の2つが効果的です。
このタイプの方は、乾燥により角質がたまりざらっとしたぶつぶつです。
主に「自己処理後の保湿をしないこと」が原因ででき、「黒ずみ」や「色素沈着」などの肌トラブルも併用していることが多いです。
【改善法】
このタイプのぶつぶつを解消するには、厚くザラッとした角質の除去を行える「クエン酸」が役立ちます。
クエン酸とは、レモンやオレンジに含まれる酸っぱい成分で、余分な角質を溶かして除去する働き(ピーリング効果)があります。
古い角質には、黒ずみや色素沈着の原因である「メラニン色素」が多く含まれているため、クエン酸で角質を除去することで、黒ずみの解消にも繋がります。
使い方は、クエン酸と重曹と精製水の3つを混ぜて作った「クエン酸水」を脇に塗って洗い流すだけとととても簡単です。
しかし、肌刺激が少しあるため「週に1回」程度に留め、使用後は肌の乾燥が強くなるため必ず「保湿」を行うようにしてください。
参考:1回5分!クエン酸で脇の黒ずみをケアするための取扱説明書
2、脇のぶつぶつを繰り返さないためには「毎日の保湿」が大切!
脇のブツブツの解消・予防に最も大切なことは「毎日2回の保湿」です。
先ほどご紹介した「埋没毛」「毛穴詰まり」「黒ずみ」などのぶつぶつができる肌トラブルは、全て肌の『水分不足』『ターンオーバー(生まれ変わり)異常』によって引き起こされます。
脇は、体温調節で汗が常に出ている部位のため、肌は潤っていると勘違いしがちですが、体温調節のために流れている汗の99%は「ただの水」です。保湿効果はありません。
そのため、脇は乾燥を起こしやすく、ぶつぶつを始めとする様々な肌トラブルを引き起こすため、それを解消・予防するためには「毎日2回の保湿」が重要となります。
保湿クリームは、高い保湿効果のあり肌刺激も少ない「セラミド」や「ヒアルロン酸」「コラーゲン」が含まれているものがベストです。敏感肌の方は「アルコールフリー」「防腐剤フリー」などの添加物が入っていないものを選ぶと良いです。
黒ずみや色素沈着が気になる方は、厚生労働省が「メラニン色素を抑制する働きのある」と認めた「トラネキサム酸」や「アルブチン」「ビタミンC誘導体」などの美白成分が含まれているモノを選ぶとベストです。

ディライトショットは脇の専用クリームとして、はじめて抗シワ試験効能済のケアクリーム。乾燥やダメージが原因による、脇の色素沈着を伴う「シワ」や「ぶつぶつ」を目立たなくすることが期待できる医薬部外品コスメです。ニオイもなく、日ごろの美脇ケアを目指すアイテムとしておすすめの一品です。
3、早く確実に治したい方は「美容皮膚科」で本格的に
セルフケアは、毎日の積み重ねによって徐々に脇のブツブツがを解消させていくため、最低でも「1年以上の継続」が必要です。そのため、早く・確実に脇のブツブツを治したいという方は「美容皮膚科」で本格的な施術をお勧めします。
美容皮膚科(クリニック)では、黒ずみを始めとする脇の様々なお悩みに対応することができ、もちろんぶつぶつに関しても確実な効果を得られます。
施術方法は主に4つあり、「ワキ脱毛」「レーザー治療」「塗り薬」「ケミカルピーリング」でぶつぶつ以外の症状に合わせて施術を決めると良いです。
しかし、脇のぶつぶつが皮膚疾患(角化症・アトピー・汗疹など)でない限り、保険は適用されませんのでご注意ください。
【美容皮膚科での施術の特徴と費用】
施術内容 | 特徴 | 解消期間 | 値段(両脇) |
---|---|---|---|
レーザー脱毛![]() |
わき毛をレーザーでなくす施術。 ぶつぶつの解消の他に、「ニオイ抑制」「黒ずみの改善」なども期待できる。 |
半年~1年
(3~6回) |
¥8,000前後(1回) |
レーザー治療![]() |
「メラニン色素を壊すタイプ(ホワイトニングレーザー)」と「肌のターンオーバーを促進させるタイプ(レーザーフリクセルⅡ)」に分かれる。 角質によってザラッとしている方に向いており、黒ずみ・色素沈着の改善に役立つ。 しかし、脱毛はできない。 |
2か月~半年
(3~10回) |
¥7,000~15,000(1回) |
塗り薬![]() |
最も一般的な治療で、「一般皮膚科」でも受けることができる。 角質剥離作用の強い「トレチノイン」と高い美白効果のある「ハイドロキノン」が主に使用される。 肌刺激がとても強い。 |
3か月~半年 | トレチノイン ¥6,000~10,000(1カ月分)ハイドロキノン ¥2,000~8,000(1カ月分) |
ケミカルピーリング![]() |
全タイプにおススメの施術。
角質を除去する力とメラニン色素の排出に役立ち、様々な肌トラブルの改善が期待できる。 |
3か月~半年
(6~12回) |
¥5,000~8,000
(1回) |
■エステは肌のメンテナンスをするところのため「早くは治らない」
エステで、脇のぶつぶつや黒ずみを治すという方も多いですが、エステの定義は「肌や身体を健康的で美しい状態を保持・保護する行為」と決められているため、高い効果は期待できません。
脇に限らず、肌トラブルを早く確実に治せるのは「医療従事者(医師や看護師)」のみで、「美容クリニック・皮膚科」でしかできません。それ以外の肌ケアは全て「お肌のメンテナンス」が目的です。
そのため、エステでの脇のブツブツを治す施術は、2ランク上のセルフケアというような感じのため、効果が表れるまでに「1年以上」かかることが多いです。
もし、エステで脇のぶつぶつを早く治したいのであれば、普段から徹底したセルフケアを行い、1~2カ月に1回の「スペシャルケア」としていくのがおススメです。
4、「腫れてる」「色のない」ぶつぶつはすぐに一般皮膚科へ
脇のぶつぶつが、「ぼこぼこと腫れている」「固い芯のようなものがある」「透明なぶつぶつの中に水が溜ってる」の症状がある方は皮膚病の可能性が高いためすぐに一般皮膚科への受診をお勧めします。
ぶつぶつがぼこぼこと腫れているものは「アレルギー」や「虫刺され」「汗疹(あせも)」の可能性があります。強いかゆみや痛みが伴い、広範囲に酷く炎症を起こしているのが特徴です。抗菌剤や抗生物質での治療が主にされます。
固い芯のようなモノがあり色のないぶつぶつは、「粉瘤(フンリュウ)」という良性の腫瘍の可能性があります。初期段階では軽い痛みがあり、小さい状態では自分で中身を押し出し一時的に解消することもあります。しかし、稀に巨大化したり強い痛みを伴うことがあるため、早めに皮膚科で中身を出してもらった方が安全です。(メスは入れません)
透明でぶつぶつの中に水のようなものがあるぶつぶつは、軽度の「類天疱瘡(ルイテンポウソウ:別名水泡症(スイホウショウ))の可能性があります。放置すると強い痛みとかゆみを伴い、大きく膨れ上がり熱を持つますので、早めに皮膚科に行った方が良いです。
5、まとめ
脇のぶつぶつは、「ムダ毛によるもの」「毛穴のつまり」「乾燥・過角質」の3つが主な原因で、それぞれ治し方も対処法も違います。
【脇のブツブツの特徴と治し方】
ぶつぶつの種類 | 特徴と原因 | |
---|---|---|
ムダ毛関連 ・埋没毛 ・毛嚢炎 ・カミソリ負け ・生えかけの毛 |
誤った自己処理が原因 ムダ毛によって毛穴部分の黒いブツブツが目立つ |
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【治し方】 正しい自己処理法を身に着ける又はワキ脱毛を検討する |
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毛穴詰まり | 脇に汚れがたまることが原因 毛穴に汚れがたまり茶色いぶつぶつが目立つ |
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重曹の活用 参考:一度使ったらやめられない!魔法の粉「重曹」を使った脇の黒ずみ対策まとめ |
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乾燥や過角質 ・黒ずみ ・色素沈着 |
保湿をしないことが原因 ガサガサとしており、全体的に黒っぽいブツブツ |
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クエン酸の活用 参考:1回5分!クエン酸で脇の黒ずみをケアするための取扱説明書 |
また、ぶつぶつを再発させないためにも、毎日2回の保湿を徹底して行うことも大切です。
早く治したい方やちょっと気になるぶつぶつがある方は、一度病院へ行くことをおススメします。
今回の記事で、脇のぶつぶつの治し方の全手順を知り、堂々と脇を見せれるファッションができたと思って頂けると幸いです。