バストトップや乳輪など、乳首に黒ずみがあると「遊び人で経験豊富」といった心無い誤解のせいで、乳首の色にコンプレックスを抱いてしまっている方は多いと思います。
実際は日本人の肌質の特徴からバストトップは薄茶色の方が多く、キレイなピンク色の方はごく一部というのが現状です。しかし色素沈着した場合や、産後の黒ずみが原因である場合は、セルフで美白ケアすることで薄くすることもできるため、できることなら「ピンク色の可愛い乳首になりたい」と憧れを持つのではないでしょうか。
今回は、乳首が黒ずむ原因・メカニズムから、黒ずみの美白ケアと解消方法をレベル別でご紹介いたします。
このページの目次
1.日本人の乳首の特徴と黒ずみの原因はメラニン色素
日本人は有色人種であるため、生まれ持ったメラニン色素の量が多く、乳首(バストトップ)や乳輪は「茶色」の方が多い傾向にあり、白人のように薄いベージュやピンク色をしている方は少数派になります。

また、乳首(バストトップ)は、もともと「生理的色素沈着部位」とも呼ばれ、身体の少しの変化や刺激でメラニン色素の生成が頻繁に行われる場所であり、他の部位に比べ色が濃くなりやすいです。加えて、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)も他の部位に比べ遅く、「メラニン色素」が溜まりやすい傾向にあります。
そのため、「生まれ持ったメラニン色素の量が多いこと」と「メラニン色素の生成がされやすく、色素沈着が起こりやすい」という特徴から、乳首は黒ずみができやすい箇所と言えます。
以下に、乳首の黒ずみが悪化してしまう習慣と時期をまとめましたので、ご参考頂ければと思います。
原因 | 詳細 | 習慣 |
---|---|---|
摩擦・刺激 | 乳首は皮膚が薄く、刺激に弱いため、少しの刺激でメラニンの生成が行われます。 | ・ブラのサイズが合っていない ・乳首部分を強く洗う など |
アトピー・かゆみ | 乾燥によって起こる「かゆみ」や「かぶれ」で黒ずみが加速します。 しっかりと保湿をして、乾燥させないことが大切です。 |
・アトピー性皮膚炎 ・ヌーブラを取った時の皮膚の引っ張り など |
女性ホルモンの上昇 | 女性ホルモンの分泌が盛んになると、乳首を含め肌がいつも以上に敏感になります。 そのため、肌を刺激や摩擦から守るために、メラニン色素の生成が過敏になります。 |
・生理前 ・妊娠 ・出産 |
ターンオーバーの異常 | 年齢を重ねたり、不健康な生活を送っていると、ターンオーバーが遅くなり、同時にメラニンの排出がスムーズにいかず、乳首に黒ずみが発生する場合もあります。 | ・不規則な生活 ・喫煙 ・ストレスが多い ・偏食 など |
2.乳首の黒ずみレベルで分ける適切な解消法と美白ケア
乳首の黒ずみを解消する方法は、自宅でできるセルフケアから美容クリニックで行う施術までありますが、黒ずみの程度に合わせた対策をすることが大切です。
バストップ、乳輪を含め、乳首の黒ずみケアは、大きく分けて以下の4つです。上から下に効果が高くなっていきます。
・はちみつ&ヨーグルト
・市販の美白クリーム
・ハイドロキノン・トレチノイン治療
・レーザー治療
まずは、ご自身の乳首の色がどのくらいなのかを知り、それにあった解消法を試していくと良いでしょう。
【乳首の黒ずみレベル・解消法・効果が表れる期間】
レベル | 効果の実感度 | おススメのケア方法(リンク) |
---|---|---|
1![]() |
1か月~3ヵ月 | はちみつ&ヨーグルト |
2![]() |
2ヵ月~4か月 | |
3![]() |
半年~1年 | 美白クリーム |
4![]() |
8ヵ月~1年以上 | |
5![]() |
1年以上 | 美白クリーム |
※乳首の色の濃さは人によって違いますので、同じ解消法でも効果の実感度が違います。
・レベル1~レベル2の黒ずみは簡単なセルフケアでも対策は可能
乳首の黒ずみレベルが1~2の方や負担なく乳首ケアを行いたい方は、「はちみつ」や「ヨーグルト」を使ったセルフケアがおススメです。
はちみつには、肌のターンオーバーを促しメラニンの排出に役立つ「ビタミンB」や「ビタミンC」「ミネラル」が豊富に含まれ、安全性の高い食品のため肌刺激もありません。
ヨーグルトには、「ビタミン類」以外にもピーリングに使用される「乳酸」や「フルーツ酸」が豊富に含まれ、黒ずみを徐々に薄くすることが期待できます。これら二つは「高い保湿力」を持っているため、乳首の乾燥も同時に防ぎます。セルフケアの方法については、以下をご参考ください。
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【はちみつケアの注意点】
・はちみつやヨーグルトのいずれかにアレルギーを持っている方は使用を控えましょう。
・もともと乳首の色が薄い方は、「週2回ペースを3か月」続けることで徐々に乳首の色がピンクに近づいていきますが、それ以外の方は「1年以上」の継続が必要です。
・メラニン色素の生成を抑制しているわけではありませんので、日々の保湿ケアを行う必要があります。保湿クリームは、普段使用しているもので構いませんが、手元にない場合は「乳液」や「化粧水」でも代用できます。
・レベル3~レベル4の方は乳首専用の美白クリームの保湿ケアが良い
乳首の黒ずみレベルが3~4の方は、メラニン色素の「排出」と「抑制」をすることができる『美白クリーム』で解消が見込めます。もちろん、レベル1から2の方でも専用の美白クリームを使用することでよい早い黒ずみ解消の作用が期待できます。
黒ずみの原因となるメラニンの排出にはターンオーバーを促進することから『保湿』が役立ちますが、黒ずみの抑制に関しては、厚生労働省がメラニン色素の抑制作用があると認可された「美白成分」を含む保湿化粧品でケアすることをお勧めいたします。
これらの認可された美白成分はメラニン色素を排出する作用があるだけでなく肌刺激が少ないため安心して使用することができ、美白効果も同時に期待できる成分となっています。
認可された美白成分は多くありますが、そのなかでも乳首は乳輪など肌がデリケートな部分にも使用でき、美白効果の高い順にお伝えすると、以下の順番となることから、なるべくは「トラネキサム酸」を主成分とする乳首のデリケートゾーン専用のクリームを選んだほうが良いです。
①「トラネキサム酸」
②「ビタミンC誘導体」
③「アルブチン」
また、これらの美白成分に加えて、刺激に弱いバストトップでも安心して継続できるように低刺激性であることも重要です。化粧品などの製品は、長期使用できるように「防腐剤」などの添加物を入れなければなりません。その防腐剤のなかでももっとも低刺激なのが「フェノキシエタノール」という成分で、デリケートな部位でも安心して使用することが可能です。
■乳首の黒ずみ解消にゼロズミ一押しのおすすめのクリーム
上記で紹介した乳首の黒ずみ専用の美白クリームの中から、効果が期待できる美白成分が配合されているだけでなく、外部刺激に弱い乳首や乳輪周りの皮膚にも安全に使用できる製品を3つのおすすめのポイントも踏まえてご紹介いたします。
イビサクリーム
黒ずみ対策ならこの製品です。黒ずみの原因であるメラニンの排出に特化した成分が多く配合されています。乳首の黒ずみをはじめ、他部位にも安心して使用することができる点が最大の特徴です。合成香料、着色料、鉱物油、アルコール、パラベンフリーなど肌刺激となる成分配合もなく敏感肌でも安心して使用できます。
【美白クリームの注意点・使用頻度】
・「朝と入浴後の2回を最低3か月~半年」続けることで、乳首の色が徐々に薄くなっていきますが、ピンク色にするには、「半年~1年以上」の使用が好ましいです。
・乳首の黒ずみレベルが4~5の方は、「1年以上」といった長期継続が必要となる場合があります。
・レベル5の方や最短で解消したい方は「美容クリニックでの治療」が良い
乳首の黒ずみがレベル5の方、早期に黒ずみを解消したい方は、美容皮膚科や美容クリニックで行える「ハイドロキノン・トレチノイン治療」や「レーザー治療」といった治療が良いです。
ハイドロキノン・トレチノイン治療とは、「肌のターンオーバー」と「メラニンの抑制」を促す成分(塗り薬)のことで、刺激は伴いますが、効果が市販の美白クリームの「60~100倍」あるクリームです。
「医師が慎重に扱わなければいけない薬品」として厚生労働省が定めている成分のため、美容皮膚科や美容クリニックで処方してもらった方が安全です。
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レーザー治療は、メラニン色素をレーザーで破壊する施術のことで、乳首の黒ずみを解消する方法としては最も効果が高い方法です。
現在はピコレーザーという、「痛みが少ない」「照射時間が短い」「均一に照射できる」という、安全性も効果も高いレーザーを使用していますので、「乳首がまだらになる」という心配はありません。
短期間で解消したいのであれば、「レーザー治療」と「ハイドロキノン・トレチノイン治療」を併用すると良いです。
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【美容クリニック施術の注意点】
・乳首に異常がない限り、施術費用は保険適用外となります。
・授乳中の方や妊娠中の方は使用できない場合があります。
・どちらの治療も「1~3ヵ月」で効果が表れます。
◇ハイドロキノンとトレチノインの治療の注意点
・刺激がとても強い成分のため、使用中は必ず「肌荒れ」が起こりますが、効果が出る良いサインですのでご安心ください。しかし、2週間以上の継続で痛みが続く場合は、医師に相談してください。
【一時的に乳首をピンクにするアイテムもある】

「急に恋人とお泊り」や「プールや温泉が1週間後に迫ってる」などで、もしかしたら乳首を見られるかもしれないという時もあるかもしれません。
そんな時、一時的に乳首をピンクに色づけるアイテムが役立ちます。
顔にメイクをする感覚で乳首に色をつけるアイテムで、「水」や「石鹸」に強く、万が一口に入っても「天然色素」を使用しているため安全です。また、肌刺激も少ないのが特徴です。
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3.乳首の美白ケアは実感までに3カ月から1年必要
乳首(バストトップ)は、他の部位と比べてターンオーバーが遅く、クリームや成分の反応も鈍いことから、黒ずみの中でも解消までに時間がかかる皮膚構造をしています。
そのため、解消法を1か月ほど試しても、効果を実感しにくく不安に感じる方もいらっしゃいます。
おおよそ、目に見えて効果を実感できるのは「3カ月~1年」といった期間が必要となりますので、モチベーションを保つためにも、使用前に黒ずみの写真をとっておき、1ヵ月ごとに比較することも良いでしょう。
4.乳首の黒ずみが再発しないために気を付けること
乳首の黒ずみが悪化したり再発する原因は、大きく以下の3つに分かれます。
①ブラサイズが合っていない
②間違ったケア方法
③生活習慣
乳首は、皮膚が薄くて刺激に弱いため、メラニンの生成が過敏に行われる部分です。ブラサイズが合っていないと「ズレ」が起きやすく、乳首との摩擦も増えることから、黒ずみの悪化、再発の原因にもなります。
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逆にブラサイズがしっかりあっていると、「ズレ」は殆どなくなり、摩擦も軽減されます。
そのため、一度ランジェリーショップや下着屋さんなどで、自分に本当に合うブラを見つけることは、黒ずみ予防に大きく役立ちます。
その他、乳首の黒ずみが悪化する習慣やケアをまとめましたので、ご参考ください。
【黒ずみが悪化する習慣と誤ったセルフケア】
習慣&ケア | 悪化する理由 |
---|---|
ピーリング | 市販のピーリング剤は、本来の効果を得られにくい。 顔や腕などとは乳首の皮膚構造が違うため、刺激が強い傾向にある。 |
スクラブ | ピーリングよりも刺激が強い角質ケアのため、乳首の黒ずみ解消には向かない。 |
歯磨き粉 | 刺激が強すぎて悪化だけでなく「腫れ」や「かぶれ」が起こる。 |
レモンパック | レモンは「酸性」が強いため、痛みやかぶれを起こす可能性が高くなる。 |
タバコ | ニコチンによって血流が悪くなり、肌のくすみや黒ずみが目立ちやすくなる。 |
ナイロンタオル | ナイロンタオルでごしごしと身体を洗うと、その刺激からメラニンが過剰に生成され、黒ずみが悪化する可能性がある。 |
まとめ
日本人の肌は、「生まれつきメラニン色素量が多い方が多数」「メラニンの生成が行われやすい」という特徴から、乳首だけでなく他部位の黒ずみも目立ちやすい傾向にあります。
バストトップなど乳首は普段から下着などの摩擦が起きやすくメラニンによる黒ずみが悪化しやすい部位でもあります。その為、黒ずみを色を薄くするには「美白クリーム」「皮膚科での本格的な治療」の2つの方法がもっとも効果的ですが、普段の食生活や生活習慣も肌のターンオーバーを促進させるためには大切です。
乳首は他の部分よりも黒ずみ解消に時間がかかる皮膚構造をしているため、普段の日頃のケアと同時に生活習慣も今一度見直ししながら根気よく続けることが大切です。まずは3カ月、理想のバストに近づくためにもま実践してみてください。この記事をきっかけに自信を持てた!と感じて頂ければ幸いです。