
毛穴対策で酵素洗顔を使ってみたいけれど、「酵素って毛穴にいいの?」「毎日使えば毛穴がなくなる?」「黒ずみができる原因は?」などと疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか?
酵素洗顔は、毛穴の詰まりや黒ずみの原因となるタンパク質を分解して落とす作用があるので毛穴対策に効果的なアイテムです。しかし、洗浄力が高いので使い方には注意が必要です。
今回は、酵素洗顔が毛穴黒ずみに有効な理由から、製品の選び方や使用方法、そして毛穴の黒ずみができやすい間違ったケア方法をまとめましたので毛穴ケアの参考にしていただければ幸いです。
このページの目次
1.酵素洗顔は毛穴の詰まり・黒ずみに有効
酵素洗顔は古い角質や皮脂を洗い流すはたらきがあるので、毛穴の詰まり・黒ずみの改善に有効です。
毛穴詰まりは、古い角質と皮脂、毛などが混ざってできた角栓が毛穴をふさぐことが原因で、角質や毛はケラチンというタンパク質でできています。毛穴の黒ずみは、皮脂の酸化が原因です。
酵素洗顔には、プロテアーゼというタンパク質を分解する酵素とリパーゼやシリカという皮脂を洗い流す成分が配合されているので、頬や小鼻などの毛穴の詰まりや黒ずみの改善に役立ちます。
酵素洗顔は、毛穴汚れの洗浄だけでなく、ニキビ予防やターンオーバーの促進、肌のゴワツキ改善になどにも効果的です。
■酵素洗顔が有効な毛穴タイプは「詰まり毛穴」
毛穴には3タイプあり、角栓が詰まっている詰まり毛穴には酵素洗顔が有効です。加齢・乾燥が原因のたるみ毛穴にはコラーゲンが効果的で、皮脂の過剰分泌が原因の開き毛穴には、皮脂の抑制や毛穴の引き締めが改善に役立ちます。
【毛穴の種類と対策】
2.肌質に合わせた酵素洗顔の選び方
酵素洗顔は毛穴の詰まりや黒ずみに効果的なアイテムですが、洗顔後は肌のバリア機能を弱めてしまうので、肌タイプに合わせて選ぶことが大切です。
乾燥肌の方は保湿成分が多いものを、脂性肌の方は毎日使用できるものを、混合肌の方はテカりやすいTゾーンはしっかり洗い、乾燥しやすいUゾーンは控えめにするなど部位に合わせて洗う事がポイントです。
詳しくは「肌タイプ別・酵素洗顔の選び方と効果的な使い方」をご参考ください。
■口コミ徹底調査!「酵素洗顔」人気ランキング
@コスメ、Amazon、楽天、Twitter、Instagram、YouTubeの口コミや投稿を参考にして、「角栓・毛穴改善」や「くすみ改善」「コスパ優秀」などに口コミの評価が高い酵素洗顔のランキングを作りました。
詳しい理由や商品の特徴、その他のランキングは「酵素洗顔ランキング【2018】コスパや効果・使い方の口コミ徹底調査」をご参考ください。
1位 オバジ酵素洗顔パウダー
2位 スイサイ ビューティークリア パウダーウォッシュ
3位 いつかの石ケン
ゼロズミおすすめ酵素洗顔
アルファピニ28 コーラルクリアパウダーウォッシュ
■毛穴の黒ずみに効果的な洗顔方法
酵素洗顔で効果的に毛穴の詰まり・黒ずみを除去するには、33℃くらいのぬるめのお湯を使用してください。パウダータイプが多いので、泡立てネットなどを使用してキメ細かい泡で優しく洗うことがポイントです。化粧をしている場合はクレンジングの後に使い、洗顔後の保湿ケアまでおこないます。詳しくは「毛穴の黒ずみに効果的な洗顔方法」をご参考ください。
3.毛穴詰まり・黒ずみになりやすい間違ったケア方法
酵素洗顔は毛穴の詰まりや黒ずみに効果的ですが、化粧をしたまま眠ってしまったり、洗顔をする回数が多いなどの間違ったケア方法や生活習慣は、毛穴詰まりや黒ずみの原因になります。
顔の毛穴の数は約20万個と生まれつき決まっているので、毛穴ケアで数を減らすことはできませんが、正しいケア方法で毛穴を目立たなくすることは可能です。
下記に、毛穴詰まりや黒ずみの原因になりやすい間違ったケア方法や生活習慣とその対策をまとめましたのでご参考ください。
✅洗顔料を使わずに水・お湯だけで洗っている
洗顔の役割は、顔の汚れ(ホコリなど)・皮脂・角質を洗い流すことです。水だけの洗顔では、皮脂や角質を落とすことはできないので毛穴詰まりにつながります。
普通の洗顔料には皮脂を洗い流す成分が配合され、酵素洗顔やピーリング石鹸には角質・皮脂を洗い流すはたらきがあるので、毛穴の詰まりや黒ずみに効果的です。
寝ている間にも皮脂は分泌されるので、朝起きて顔がべたついている方は、皮脂を洗い流す洗顔料の使用をオススメします。
✅化粧を落とさずにそのまま寝てしまう
化粧をしたまま眠ると、化粧品の油分や皮脂が酸化して過酸化脂質(かさんかししつ)となり毛穴の黒ずみに繋がります。過酸化脂質は、毛穴の黒ずみだけでなくコラーゲンを破壊したり、色素沈着を起こすのでシワ・たるみ・シミなどの肌老化の原因になります。
帰宅後すぐにクレンジングで化粧を落とし保湿ケアをする事が美肌への第一歩です。
✅肌に負担がかからないようにクレンジングの量を少なくしている
クレンジングの量を少なくすると、肌への摩擦が刺激となったり、汚れが十分に落とせないので毛穴の黒ずみの原因になります。使っている商品に記載されている量を使用してください。
✅1日に何回も洗顔している
洗顔をすることは大切ですが、洗いすぎると肌に必要な皮脂まで洗い流されて、肌は乾燥してしまいます。乾燥すると、肌を守ろうと余計に皮脂が分泌されるので、毛穴が詰まりやすくなり、黒ずみの原因となります。
正常な肌や毛穴は油分と水分のバランスが大事なので、1日2回の洗顔+保湿ケアで肌のバリア機能を高めることが引き締まった毛穴に導きます。
✅日焼け止めクリームだけの時はクレンジングをしない
日焼け止めクリームも油分なので、落とさないでそのままにしていると酸化して毛穴の黒ずみやシミ・シワに繋がります。普通の洗顔料で落とせるタイプのものや、専用のクレンジングが必要なものもありますので、商品の注意書きをチェックしてください。
✅毛穴パックを頻繁にやっている
毛穴パックは角栓だけでなく必要な角質まで剥がし肌に負担をかけます。角栓や角質は肌を守るためにあるので、毛穴パックで必要以上に剥がすと肌を守るために皮脂が過剰に分泌され、毛穴詰まりの原因となります。
毛穴パックは月に1回程度にするか、肌刺激の少ない酵素洗顔やクレイ(泥)洗顔などの毛穴ケア+保湿ケアが毛穴詰まりや黒ずみの改善に効果的です。
4.毛穴の詰まり・黒ずみは肌の状態に合わせて定期的なケアが必要
毛穴詰まりや黒ずみは1回の洗顔で終わりではなく定期的なケアが必要です。しかし酵素洗顔やそのほかの毛穴対策は、どれも肌へ負担がかかるので肌の状態を見ながらのケアが必要です。
デートや女子会などの予定があり、「毛穴の黒ずみを早くどうにかしたい!」という場合は効果の高い毛穴パックやスクラブなどもいいですが、肌刺激も強いので使用後の保湿ケアは入念におこなってください。
長い目でみてキレイな毛穴を目指す方は、低刺激なものを1週間に1回の使用からはじめてみて、肌の状態をみながら使用頻度を変るといいです。肌のざらつきが気になる方は回数を増やしてみて、洗顔中や洗顔後に肌がピリピリする場合は間隔をあけてください。
自宅にあるラップやタオル、オリーブオイルだけでも角栓ケアができるので、気になる方は「いちご鼻サヨナラ!鼻の角栓や黒ずみを除去する為のセルフケア完全ガイド」をご参考ください。
■毛穴の黒ずみ対策の種類と肌刺激の強さ
毛穴の詰まりや黒ずみを解消するアイテムは酵素洗顔以外にピーリングや毛穴パックなどもあります。それぞれの特徴と肌刺激の強さをまとめましたので、ご参考ください。
・クレイ洗顔
肌刺激★☆☆☆☆
☑汚れ ☑角質 ☑皮脂
クレイ(泥)を配合した洗顔料。細かい粒子で毛穴の汚れや古い角質を取り除きます。
汚れはプラスイオン、クレイはマイナスイオンなので、汚れをつかんで洗い流すイメージでうす。肌への負担は少ないです。
・酵素洗顔
肌刺激★★☆☆☆
☑汚れ☑角質 ☑皮脂
酵素が配合された洗顔料。古い角質や皮脂を分解して洗い流します。使用回数が多かったり、泡パックで長時間肌に乗せていると、必要な皮脂や角質まで洗い流されて肌に負担がかかります。
・ピーリング
肌刺激★★★★☆
☑汚れ ☑角質 ☑皮脂
リンゴ酸やクエン酸などのフルーツ酸が配合された石ケンやジェルタイプがあります。酸の力で古い角質や皮脂を溶かして洗い流し、新しい肌にする方法です。いったん肌を傷つけるので、肌負担は大きいです。
・スクラブ
肌刺激★★★★☆
☑汚れ ☑角質 ☑皮脂
塩や米ぬか、こんにゃく、重曹など、粒子の細かいもので肌を研磨し、角質や皮脂を洗い流すようなイメージです。ゴシゴシこすると肌が傷つくので、泡で優しく洗うように使用してください。
・毛穴パック
肌刺激★★★★★
☑汚れ ☑角質 ☑皮脂
粘着力の強いシートを肌に貼り角栓を剥ぎ取るタイプです。粘着力が強いため、必要な皮脂や角質まで剥がしてしまうので、肌への負担はとても大きいです。1~2週間に1回くらいが好ましいです。
5.まとめ
酵素洗顔は、毛穴詰まりや黒ずみに有効です。加齢によるたるみ毛穴や皮脂の過剰分泌による毛穴には、それぞれ別のケアが必要です。
酵素洗顔は皮脂や角質を洗い流して肌のバリア機能を低下させるので、肌質に合わせた選び方や使い方をしてください。
毛穴詰まりや黒ずみは、化粧品の油分や皮脂の酸化などが原因なので、水だけの洗顔や、過度な洗顔など間違ったケア方法を改善することで、引き締まった毛穴へと近づきます。
毛穴対策には酵素洗顔以外にピーリングやスクラブなどがあり、どれも肌に負担がかかるので、使用頻度には注意してください。
今回の記事で、キレイな毛穴へ近づくきっかけになれれば幸いです。