
「スクラブってシュガーとかソルトとかあるけど、どれが一番効果的なの?」「スクラブって角質を削るから、肌刺激強いのかな?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。
スクラブは、角質を削って黒ずみを解消させる角質ケアの一つです。粒子の大きさや原料によって肌刺激も効果も変わるため、自分に合ったスクラブを見つけるのは大変なものです。
また、週何回がいいのか、毎日していいのかと他にも疑問点は多いのが現状です。
今回は、効果を期待できるスクラブの種類から、スクラブの正しいやり方、お手製スクラブの作り方をご紹介しますので、ご参考にして頂ければと思います。
このページの目次
1、膝の黒ずみを削って落とすスクラブの効果
スクラブとは、塩や砂糖・植物の種の粒子を使って「余分な角質を削り取る」ことで、肌のターンオーバーを促進させる「角質ケア」の一つです。
膝の黒ずみは、日常的な刺激(膝立ち・足を組むなど)から、肌を守ろうとメラニン色素を生成し、角質を固くすることで起こります。
本来、膝の角質層は「12~20層」ほどありますが、日常的に刺激が続いた黒ずんだ膝(固まった角質)の場合、肌のターンオーバーが正常に働かず、角質層が「30~40層」ほど厚みが出てしまいます。
スクラブはこの余分な角質を削り、肌のターンオーバーを促すことで、黒ずみの解消と予防をする働きがあります。
また、同じ角質ケアとして有名な「ピーリング」とは違い、数日後に効果が出るのではなく、スクラブによって角質を落とす事ができるので、即効性の高い角質ケアと言えます。
ピーリングの詳細はこちら『最短でツルン♪膝の黒ずみに凄く効果的なピーリングはコレ』をご覧ください。
また、『膝の乾燥』によって黒ずみが発生する事から、保湿ケアを行う方もいらっしゃいますが、通常の時より、スクラブ後の方が保湿成分も浸透しやすい状態となるので、黒ずみ予防としても効果が期待できます。
2、全肌質に優しい「シュガースクラブ」が最も効果的
スクラブ原料は、「塩」「砂糖」「植物の種」の3つに大きく分かれます。その中でも「シュガースクラブ」はどんな肌質にも使えて、浸透力と保湿力も高いので、最も効果的な原料です。
砂糖の粒子は、毛穴のつまりや汚れを取り除く働きがあるとして、昔から「研磨剤」として使われていました。吸水性にも優れており、一度吸収した水分を外に逃さない保湿力も持っています。
その特徴から、膝のスクラブ後に美白クリームや化粧水を使用する場合においては、成分が浸透しながらも皮膚によく馴染むので、より高い『保湿』と『美白』の効果が得られます。
膝の黒ずみ解消においては、膝のターンオーバーを促進させ、正常化させることが最も重要です。
そこで保湿性の高いシュガースクラブは、理にかなったものと言えます。
また、砂糖の粒子は丸く、肌の上で滑るように角質を削るため、敏感肌・アトピー肌の方でも使用できるくらい肌刺激が低い原料です。
その他、塩と植物の種も含め、効果と肌刺激をまとめましたので、ご参考ください。
【スクラブの種類別の効果と肌質タイプ】
原料 | 効果 | 肌質タイプ | 名称 |
---|---|---|---|
砂糖 | ・粒子が丸いため、肌刺激がとても少ない。 ・肌の浸透力を高め、乾燥感を防ぐ。 |
全肌質 | ショ糖・トレハロース・黒糖・希少糖ect |
塩 | ・塩に含まれるミネラルが、角質を溶かす働きがある。 ・毛穴を引き締め、ハリのある膝にする。 ・デトックス効果があり、むくみが解消する。 |
脂性肌 混合肌 向け |
塩化ナトリウム 天然塩 |
植物の種 | ・砕いた種が、角質を削りとる働きがある。 ・粒子が荒いことが多く、肌刺激がとても強い |
肌の強い人 向け |
アンズ種子 ブドウ種子ect |
3、スクラブの効果を高めるやり方と注意点
スクラブにおいては、
・あらかじめ膝の角質を柔らかくする
・スクラブ後に、美白成分が含まれた保湿ケアを行う
これらを意識して頂ければ、肌刺激をより抑えながらも、スクラブ効果を発揮することができます。
以下に正しいやり方と使用頻度についてご紹介します。
■スクラブの正しいやり方
①ホットタオルで膝を温め、角質を柔らかくする。
血行が良くない状態で膝のスクラブを行うと、粒子が溶けにくいまま洗浄する事になるので、スクラブ本来の『角質を削る』という効果が薄れます。
また、角質が柔らかくなることで、削りやすくなるため、効果を実感しやすくなります。
ホットタオル以外にも、「お湯で濡らす」「入浴後」でも膝の角質を柔らかくする事ができます。
②スクラブを膝に乗せ、優しくなでるように1分間マッサージをする。
量は大体「ティースプーン2杯分」が適量です。
ごしごしすると膝を傷つけてしまいますので、優しく滑るようになでましょう。
③スクラブをお湯で綺麗に流し、クリームや乳液で保湿を行う。
この時、美白成分(トラネキサム酸・アルブチンなど)が含まれるクリームや乳液で保湿を行うと、効果が高まります。
保湿はターンオーバーを促進させることができるため、毎日行ってください。
スクラブを行った後に、べたべたすると感じる方は、ボディーソープで洗ってから保湿を行うと良いでしょう。
過度な保湿は逆に肌刺激を与えてしまい、「毛穴のつまり」による黒ずみを起こす可能性があるため、1円玉ぐらいの大きさのクリームぐらいが適量です。
膝の黒ずみに役立つ保湿クリームの詳細はこちら『膝の黒ずみを治す全手順!適切なセルフケアで素足に自信』でご紹介しています。
■スクラブの使用頻度と注意点
スクラブによって、膝の皮膚が薄くなる可能性があるので、「週に2回」など、連日使用は避ける必要があります。スクラブ入りの「ボディーソープ」や「石鹸」もありますが、お風呂やシャワー時で、毎日「ついで使い」をする可能性があるので、スクラブだけに特化された製品がオススメです。
スクラブの役割は、ターンオーバーを正常化させる事ですので、余分な角質層を削り、正常な角質層(12~20層)に戻すことに意味があります。
スクラブの使用頻度が高いと、正常な角質層よりも薄くなり、皮膚のバリア機能が弱まってしまう事から、「乾燥」や「赤み」「かゆみ」を引き起こす可能性が高くなります。
その為、膝のスクラブは週に2回までを目安としていますが、膝の黒ずみの解消がみられたら、「月に2回」といった使用頻度に変えていくことをおススメします。
また、スクラブは、塩や砂糖・植物の種などの粒子で角質を削るため、「皮膚に傷がある」「日焼けをした直後」「火傷をしている」「重度のアトピー性皮膚炎」など、膝に皮膚疾患がある方は、症状が悪化する可能性があるため、使用できませんので、ご注意下さい。
4、超簡単!シュガースクラブの作り方
市販のシュガースクラブは、安定した効果を長く持続させる為、少なからず化学物質が含まれています。少しでも刺激を避けたい方は、自宅でも作れるシュガースクラブをおススメします。
作り方は簡単で、「ココナッツオイル」「はちみつ」「砂糖」を1:1:2の割合でまぜ、お手軽な瓶に詰めるだけです。
材料は砂糖の他に、抗酸化作用が高く、皮脂汚れを溶かす働きがある「ココナッツオイル」と、保湿力をさらに高める「はちみつ」を使用するため、化学物質での肌刺激もなく、膝の黒ずみ解消に役立ちます。
砂糖は、不純物が少ない「黒砂糖」や「きび砂糖」などの茶色い砂糖の方が、より肌負担を抑えられるのでオススメです。
※「三温糖」も茶色い砂糖ですが、カラメル成分によって茶色く見せているので、不純物が多くあるためおすすめしません。
「黒砂糖」や「きび砂糖」の中でも、肌への負担を減らすため「粒子が細かい」ものを選ぶと良いでしょう。
【注意すること】
・砂糖アレルギーがある方は使用してはいけません。
・「シュガースクラブ」は、冷蔵庫で約1ヵ月保存することができます。
・防腐剤などを使用していないため、手作りのシュガースクラブは長期になるとカビが生える可能性があります。その為、1カ月以内では使い切るようにしましょう。
・保存中、ココナッツオイルが固まってしまうため、使用する1時間前から常温に戻し、よく混ぜてから使用してください。
以下では、重曹と塩のスクラブを作る方法や効果についてご紹介しています。
塩スクラブの参考ページ:『コスパ良し!膝の黒ずみを塩でツルスベにする4つの方法』
重曹スクラブの参考ページ:『重曹で膝をツルツルにする方法』
まとめ
膝の余分な角質を削りとり、ターンオーバーの正常化を促す『スクラブ』は、特に膝の角質が固くなっている方には、有効な角質ケアと言えるでしょう。
スクラブでは、塩・砂糖・植物の種の粒子で角質を削り取るため、肌刺激が強いと思われがちですが、「シュガースクラブ」のように、粒子が丸く、皮膚への負担が少ない種類もあります。
しかし、毎日のスクラブ使用は、肌に大きな負担をかけてしまいますので、週1~2回に留め、黒ずみが解消したら、1カ月に2回などのペースに変えていきましょう。
今回の記事で、ご自身に合ったスクラブ方法が見つかり、近い将来、膝を露出させたオシャレをするきっかけになれれば幸いに思います。