監 修

上田 弥生医師

日本産婦人科学会 産婦人科専門医
美容皮膚科医
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー 上田弥生 医師

糖化サプリの成分に着目・抗糖化への効果の事例と食生活ケア

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スキンケアも紫外線対策も念入りにしているのに、くすみやシミが酷くなるのはなぜ・・・。色々と調べてみた結果、「糖化」という言葉が目に留まり色々と調べている女性も多いと思います。

そのなかでも糖化ケアを手軽に済ませることができる糖化サプリについて今回は執筆させて頂きました。

糖化サプリとはいえ、どのような成分が抗糖化として役割があるのか、どのタイミングで飲むことが適切なのかなどサプリの情報に加え、糖化の原因となる食生活の一例も解説しております。

是非、老化の進行を早める「糖化対策」の知識として参考にして頂けたらと幸いです。

1.抗糖化とは~抗酸化との違いについて

抗酸化(こうさんか)は聞きなれた方も多いと思いますが、ストレスや紫外線などが原因で起こる身体のなかのサビから守ることを抗酸化といいます。一方で抗糖化(こうとうか)とは身体のなかを食べものが原因で起こるコゲから守ることをいいます。

・糖化の原因は食事によるAGEの発生によるもの

糖化は食事から摂りすぎた炭水化物や糖分などの糖質が、タンパク質と結びつき老化物質を生成することです。糖質は身体の動かすための重要なエネルギー源となる一方で、取り過ぎると最終的にタンパク質と結びつき、糖化の原因となる老化物質、AGE(エージーイー)を生成します。

AGEは身体に蓄積し老化を促進するだけでなく、様々な健康リスクの原因となります。美容・健康を維持するためには、日ごろから糖化ケアも取り入れる必要があります。

糖化が原因による美容や健康被害のリスク
糖化によりAGEが体内で蓄積されると肌のくすみやたるみ、シワなどの美容面で悪影響を及ぼすだけではなく、体の各器官が炎症を起こしたり、機能が低下するなど様々な健康リスクを引き起こし、糖尿病や白内障、認知症などの一因となる研究報告もあります。 参考文献:生体におけるメイラード反応の影響(日本農芸化学会)

 

2.糖化を予防するには原因となる食事を控え抗糖化食品を摂ること

糖化を予防するためには、日頃から糖質を摂りすぎないことや動物性たんぱく質を高温で調理したステーキやホットケーキを控えることです。特に清涼飲料水などに含まれる果糖は糖化を促進させる働きが高いため摂取を控えることをおすすめいたします。

一度発生したAGEは分解されにくく、加齢とともに蓄積すると言われており、糖化対策には食事の意識に加えて、糖の吸収を抑えたり、AGEの蓄積を抑える働きがあるとされる抗糖化成分を日頃から意識して摂ることで、AGEの分解を促進し予防をすることが期待できます。

3.抗糖化サプリは糖化を抑制する成分が手軽に摂れる

毎日の生活のなかで手軽に糖化対策を行うのなら、抗糖化作用のある成分を含んだサプリメントを飲むこともおすすめです。抗糖化作用のある成分にはいくつかありますが、なかでも注目したいのが、実際に人間が服用して認められた成分です。

・2018年2月の調査段階で人間へ臨床結果が存在する成分

現段階で糖化に関する症状の抑制や排出する作用が期待できるとされる研究データが存在するのは、スターフルーツ葉エキス・レスベラトロール・桜の花エキスの3種類です。以下に抗糖化作用に関する内容とその作用に対する1日あたりの推奨量をまとめております。

成分名 参照URL 推奨摂取量 抗糖化作用の内容
スターフルーツ葉エキス スターフルーツ葉エキスとその成分の抗糖化作用 約100mg~300mg(day) スターフルー ツ葉抽出物の抗老化作用を解明するため実施。その結果スターフルーツ葉エキスが抗糖化作用として,AGEs の分解促進及び 形成阻害の作用を確認した。
レスベラトロール リンゴンベリー抗糖化作用 約38mg(day) レスベラトロールには、糖分の吸収や細胞への取り込みを抑制する作用を確認した。
桜の花エキス 桜の花エキスの抗糖化作用 約30mg(day) AGEの蓄積を抑える作用を確認した。

 

4.抗糖化サプリ~糖化を抑制・排出する成分を含むサプリ一覧

抗糖化のケアのためにサプリメントを選ぶなら、スターフルーツ葉エキスやレスベラトロールか桜の花エキスが配合されたものを選ぶのもよいです。これらの成分を含むサプリメントは以下のものがあります。

レスベラトロール+長命草 30日分(DHC)

2.400円(税込)

DHCの抗糖化サプリは、1日2粒でレスベラトロール30㎎分を配合しています。これは赤ワイン58.5杯分に相当する量。そのほかにも抗酸化成分が配合されている長命草エキスや、ビタミン・ミネラルもバランスよく配合。抗糖化をはじめとするアンチエイジングケアを行いたい人におすすめです。


 

糖花ホワイトサプリメント(株式会社 アイカ)

8.640円(税込)

糖化ホワイトサプリメントはハーブエキスを濃縮配合した抗糖化サプリメントです。桜の花エキスに加えて、甜茶(てんちゃ)、ドクダミなどのAGEの産生を抑える成分を配合しています。そのほかにも、LシスチンやビタミンB群など肌のターンオーバーをサポートする成分も加えられており、糖化による肌のくすみなどが気になる人におすすめです。

・抗糖化サプリメントを飲むタイミングは食前

一般的にサプリメントは栄養補助食品なので薬と違って具体的な飲む時間を指定されていません。ただじ、サプリメントで期待できる効果や作用に着目すると、飲むのに適した時間があります。

抗糖化サプリを飲むのなら食事前がおすすめです。これは糖化によるAGEの産生が促進されるのが、血糖が上がっている状態のときであるためです。食事による血糖が上がる前に、抗糖化サプリを飲めば、血糖値の上昇を抑制することができるため、サプリメントの効果を最大限に生かすことができます。

5.糖化を防ぐ普段の食生活と注意点

サプリメント以外にも、毎日の食生活で抗糖化ケアをすることもできます。糖化を抑えるの必要なのが、高血糖の状態を避けることと、AGEの含まれた食品を控えることです。

まず、食事による高血糖の状態を避けるのに大切なことは、炭水化物や糖質を取り過ぎないことです。糖分の取り過ぎを抑えるには、野菜をふんだんに取り入れるとよいでしょう。

・野菜や発酵食品は抗糖化ケアに良い食品

特に、野菜には血糖値の急上昇を抑える作用だけでなく、AGEの産生を抑えたり、排出を促す成分が含まれている食品も多くあります。同様の理由で、チーズやヨーグルトなどの発酵食品にも抗糖化作用があるので、毎日の食事にうまく取り入れてみるとよいでしょう。

・高温で調理された動物性食品は控える

反対に、食事をするときに注意したいのが、焦げたり、こんがりキツネ色の食べ物です。揚げる・焼くなど、長時間加熱したタンパク質食品には、AGEが多く含まれているので、控えるようにしましょう。

また、食後にきまって眠くなるという人は、食事内容を見直す必要があるかもしれません。食後に眠くなるのは、満腹感による眠気のほかにも、糖質の取り過ぎにより、大量に分泌されたインスリンが血糖値を急激に下げていることが原因です。食後に強い眠気が襲うという人は、食生活を改善していきましょう。

・お酒の飲みすぎやタバコも糖化の原因となる

糖化対策のためには、焼酎やウイスキーなどの糖分の少なめの蒸留酒なら大丈夫と考えている人もいるかもしれません。どのお酒にもいえることですが、アルコールを分解するには糖分が使用されるため、さほど血糖値が上がることはありません。

一方で、お酒の代謝過程で作られるアセトアルデヒドは二日酔いの原因となる成分です。タンパク質を結びやすく、糖質と同じようにAGEを産生しやすくなります。統計ではお酒の摂取量が多いほど、体内のAGE量も多いことが明らかになっています。

・タバコ・喫煙量が多いほどAGEの蓄積が増加する

また、お酒と同様に、タバコも喫煙量が増えるほど、AGEの蓄積が多くなることが分かっています。特に、タバコの煙にはニコチンやタールなどの有害物質が多く含まれているので、美容の大敵となるものです。毎日の生活のなかで糖化対策をするのなら、お酒はほどほどに、タバコを吸っている人は禁煙するようにしていきましょう。

・糖化サプリと日頃のケアに関するまとめ

日常生活のなかで、糖化対策をするには、食事や生活習慣を見直すことが大切です。

糖化サプリメントは普段、食事から摂ることが難しい抗糖化成分を手軽に摂れることがメリットですが、人体への臨床結果が存在する成分が配合されたものを選ぶことが大切です。

日頃の食事は、焦げがついた動物性食品や砂糖の摂りすぎに注意し、お酒やたばこも控えることが望ましいです。日々の美と健康の維持として今回の糖化ケアに関する内容が参考になれば幸いです。

 

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