美白ケア

美白サプリは白髪の原因に?その信ぴょう性の調査結果まとめ

美白サプリが原因で白髪になっているのか気になる女性

美白サプリに含まれるL-システインが白髪の原因という情報を見かけた方もいるのではないでしょうか。L-システインは、多くの方が普段から摂取する食品にも含まれる成分なので、それが白髪の原因になるということは断言できません。

今回は、美白サプリと白髪の関係性と、美白サプリの選ぶポイントや、美白・白髪対策のための日ごろのセルフケア等を執筆させて頂きました。

このページの目次

1.美白サプリに配合されているL-システインが白髪の原因になるとは考えにくい

美白サプリメントには共通して、L-システインが多く含まれている製品が多く、それが白髪の原因になるのではないか?と言われています。L-システインは、「メラニン色素の生成を抑制する」美白作用に良い有効成分の一部とされており、肉類や魚類、乳製品などに多く含まれているアミノ酸の一種です。

自然の食品の中にも含まれている成分であるため、通常の範囲内の摂取なら白髪の原因となるメラノサイトやチロシナーゼの働きを阻害してしてしまう作用があるとは断言できません。

2.L-システインの過剰摂取が白髪を誘発する可能性はある

 

美白サプリで白髪が増えた場合の原因として唯一考えられるのは、基準摂取量を超えた過剰摂取です。L-システインが含まれたサプリメントや医薬品を過剰摂取した場合、メラニン色素の生成を抑える効果が強く出てしまうことも考えられ、それが白髪が増えてしまう可能性も否定ができません。

それぞれのサプリメントや医薬品には、その成分の効力や人間のカラダの吸収率を考慮し用法用量が決められています。その用量より多く摂取しても身体は吸収できず、栄養は排出されるため、効力が早くでたり、よくなるわけではありません。

過剰な摂取は、成分によっては逆効果になる場合もあるので、その製品に定められた用量を守ることは大切です。

・Lシステインの推奨摂取量は1日200mg~240mgまで

Lシステインは推奨摂取量ということは決められておりませんが、市販の医薬品やサプリメントの推奨用量は平均して1日200mg~240mgです。この基準がLシステインの効果を得られるうえで影響のない基準値と覚えておきましょう。

製品の用量より多く摂取してもカラダが吸収できない分は排出され、効果が高まるわけはありません。それどころか過剰摂取は逆にカラダの不調を招くリスクもあるので製品ごとの用量と用法は守るようにすることが大切です。

外部参考PDF:美白医薬品の効果と安全性

補足:海外製のサプリメントの注意点
海外製のLシステインを含むサプリメントは1日の用量が1日500mg以上の製品も存在します。これは海外向けの体形の大きい方を想定して製造されたものであり、比較的、体系が小柄な日本人には過剰摂取になるリスクがあります。安全性を求めるならなるべくは国内製造のものをおすすめ致します。

3.白髪の根本的な原因は加齢による比率が高い

 

白髪は、髪の毛の毛根部にある「メラノサイト」の働きが加齢により弱まることで発生します。メラノサイトはその名の通り、メラニン色素を合成する細胞で、「チロシン」というアミノ酸からメラニン色素を作り出します。

白髪が発生する原因は、加齢の進行でカラダの機能が低下しできるものなので100%防ぐことはできませんが、増殖・発生を抑制することは可能です。

4.美白対策にも良い白髪の増殖・発生を抑制する方法

 

白髪は加齢に伴う現象であるため、100%防ぐことは不可能ですが、セルフケアを行うことで、その増殖スピードを遅くすることができます。白髪が増えて悩んでいる人は以下のポイントに注意しましょう。

・血流を良くする栄養素を摂取する
ビタミンEやショウガ、レスベラトロールなどの血流をよくする栄養素は毛根への血流量を増加させ、酸素や栄養素を供給しやすくしてくれます。弱ったメラノサイトに十分に栄養素や酸素を供給できるようになる結果、白髪の抑制に繋がる他、代謝向上も期待できるため、肌のターンオーバーの正常化により美白対策にもなります。

・定期的な運動習慣をつける
運動習慣は心肺機能を向上させ、血流を整え肌の調子を良くします。毛根部への血流量が増加して、白髪の原因となるメラノサイトに対してよい影響を与えます。

・抗酸化作用を持つ成分を摂取する
肌のくすみや色素沈着の原因にもなる「活性酸素」の生産を抑制するために、ビタミンCやE、βカロテン、緑茶カテキン、リコピンなどの抗酸化物質を持つ成分の摂取も効果的です。体内では「活性酸素」と呼ばれる物質が日々生産されています。

「活性酸素」は、過剰に生産されると細胞に対して攻撃をするようになります。毛根部にあるメラノサイトが活性酸素に晒されると、メラニンを作る働きも弱まり白髪が増える原因にもなります。

5.美白サプリを選ぶポイントと摂取すべき栄養素

 

美白サプリを選ぶポイントとして、厚生労働省が「メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ」美白有効成分として認可された成分が含まれているものを選ぶことが大切です。Lシステインも美白有効成分と認可された成分でその他、エラグ酸やビタミンC(アスコルビン酸)やプラセンタエキスなどが該当します。

以下の外部ページに、厚生労働省に認可された美白有効成分一覧が掲載されておりますので、美白製品を購入する前の参考として活用して下さい。

外部参考ページ:美白有効成分【びはくゆうこうせいぶん】 | シミ予防研究所

その他、美白有効成分と同時に摂取することが相乗効果が期待できる成分をまとめさせて頂きましたので、合わせて参考にしてください。

・セラミド・ヒアルロン酸は保湿に有用
シミやくすみから肌を守るためには、肌のバリア機能を維持するために「保湿」が重要です。特に水分が蒸発しやすい1日中空調の効いた部屋にいることが多い人や、乾燥肌気味の人、「セラミド」「ヒアルロン酸」含むクリームや化粧水での保湿ケアの他、食品やサプリメントからも摂取すると良いです。

・ビタミン・ミネラル類がターンオーバーに必要
肌のトーンを明るくするためには、肌のターンオーバーが必要です。肌の原料となるタンパク質はもちろん、タンパク質の代謝に関わるビタミンB群、コラーゲンの合成に関わるビタミンCやA、細胞分裂の際に必要になる亜鉛など様々です。

肉類、魚介類、大豆、野菜、乳製品などをバランスよく食べるようにし、食事の偏りが気になるならばマルチビタミン・ミネラルなどのサプリメントを利用するのもお勧めです。

 

6.ターンオーバー正常化のために生活習慣も大切

 

正常な皮膚のターンオーバーはシミやくすみをキレイにするのに必須です。シミやくすみなどのメラニン色素による色素沈着は皮膚のターンオーバーが正常ならば、多少蓄積してもすぐに排出されていきます。肌を白くしたいならばまずは皮膚のターンオーバーを正常にするためにも以下の2つのポイントを見直すことも大切です。

・眠時時間と睡眠の質を意識する
肌のターンオーバーには成長ホルモンが関係していますが、成長ホルモンは特に睡眠中に活発に分泌されるため、眠る時間と眠りの質が大切です。

最低でも、日付が変わる前に就寝することで成長ホルモンの分泌量が向上します。安眠を妨害されないように、就寝前のスマホやテレビなどの電子機器の使用は、脳を刺激し睡眠の質に影響します。就寝する一時間前にはこれらの電子機器は避けることも大切です。

また、眠るためには多少、体温が低くなる必要があるため、暖房などで温めた部屋よりも少し涼しい部屋のほうが質の良い睡眠を取るために適しています。

・肌に刺激を与えない
肌に刺激を与えると肌のバリア機能が低下していき、ターンオーバーも乱れてしまいます。紫外線だけではなく、衣擦れやカミソリや毛抜きなどのムダ毛処理、皮膚をゴシゴシと洗う、熱すぎるお湯に浸かるなどといったことにも注意が必要です。

 

結論:美白サプリで白髪が増えるとは考えにくいが過剰摂取は控える

サプリメントや医薬品を使用する場合は注意書き、用法用量を守り、日頃の食生活や生活習慣に気を付けることで、美白や白髪対策の作用が期待できます。美白サプリに含まれるL-システインはメラニン色素を抑制するため、シミやくすみに効果的な成分です。自然界の食品にも含まれているため、過剰に摂取しない限り白髪を増殖させる可能性は殆どありません。

どうしても心配という方は、不安のまま飲む続けるのは知らずのうちにストレスにもなりかねません。その場合はL-システインが配合されていない美白成分を含むサプリメントを選択するということを一度検討してみることをおすすめ致します。

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