監 修

上田 弥生医師

日本産婦人科学会 産婦人科専門医
美容皮膚科医
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー 上田弥生 医師

ちょっと待って!乳首の黒ずみに市販のピーリングをしてはいけない2つの理由

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乳首の黒ずみ|市販のピーリングの使用を止める女性

「乳首にピーリングをすれば、角質が取れてピンクになるって聞いたけど、乳首にピーリングをして大丈夫なの?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。

確かに、ピーリングをすると、肌の生まれ変わりが促進され、黒ずみの原因である「メラニン色素」の排出を促し、黒ずみが解消することは事実です。

しかし、乳首は皮膚が薄く刺激に弱い部分のため、顔に行うピーリングと同様に使うと「ヒリヒリしたり」「肌荒れ」を起こす可能性が高くなり、黒ずみが悪化してしまいます。

もし、乳首にピーリングを行うのであれば、美容クリニックや美容皮膚科が最も安全で効果が高いと言えます。

今回は、乳首にピーリングをしてはいけない理由から、美容クリニックでの施術内容、家でできるセルフピーリングまでご紹介します。

1. 乳首に市販のピーリングをしてはいけない2つの理由

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しかし、市販で販売されているピーリング剤の殆どは、「本来のピーリング効果がない」「刺激が強すぎて肌荒れを起こす可能性が高い」の2つの理由から、黒ずみが悪化する可能性が高いため使用しない方が良いです。

①本来のピーリングの効果があるものが少ない

ピーリングは、なでるだけで古い角質(白いカスのようなもの)がポロポロと取れるものだと、勘違いされがちですが、本来のピーリングではそのような現象は一切起こりません。

ピーリングとは、「グリコール酸」や「乳酸」など『フルーツ酸(AHA:アルファーハイドロキシ酸)』と呼ばれる薬品を皮膚に塗り込み、肌の生まれ変わりを強制的に促進させることで、古い角質に含まれるメラニン色素を取り除くことができる施術です。

そのため、肌の生まれ変わりが行われた後に、古い角質が剥がれる仕組みになっているため、「数日後に皮剥けのように角質がポロポロと取れる」ようになっています。

市販のピーリング剤には、「カルボマー」という液体に粘着性を持たせるゲル化剤が使用されていることが多く、白いカスのようなものは、このカルボマーが固まったものが出てきています。

身体に悪い成分というわけではありませんが、白いカスが出た時の刺激で乳首の黒ずみが悪化する可能性があるため、なるべく市販製品は避けたほうが良いでしょう。

②刺激が強すぎて悪化する可能性がある

ピーリングをした直後に白いカスが出るものは、本来のピーリングの効果がないためおススメできませんが、「洗い流すタイプ」や「石鹸タイプ」など、白いカスが出ないタイプのピーリングでも、刺激が強いため、避けたほうが良いです。

乳首は皮膚が薄く、刺激にとても弱い部分です。

市販のピーリングはもともと、顔や腕、足など皮膚が厚く刺激に強い部分に使用することを前提に作られているため、皮膚が弱い部分には刺激が強すぎる傾向にあります。

「ヒトパッチテスト」や「皮膚一次刺激性試験」などの肌刺激が少ないことを証明する検査の承認がない限り、市販のピーリングを乳首に使用するは避けましょう。

【補足】同じ理由で乳首へのスクラブもしない方が良い

スクラブは、ピーリングよりも肌刺激が大きい角質ケアのため、乳首への使用は止めた方が良いです。

スクラブは、砂糖や塩などの角ばった粒子を使って、古い角質を削り取ることで、肌に透明感を出しツルツルにする働きがありますが、乳首は皮膚が薄く刺激に弱い部分です。

そのため、砂糖や塩の粒子で乳首に大きな刺激を与え、黒ずみが悪化するため使用はしない方が良いです。

2. 乳首の黒ずみにピーリングをするなら美容皮膚科がおススメ

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乳首の黒ずみは、黒い色素である「メラニン色素」が乳首に定着してしまったことで起こっています。乳首の色を薄くするにはこのメラニン色素を排出することが大切で、ピーリングにはその役割があります。

ケミカルピーリングとは、酸(薬品)の力で肌の細胞が生まれかわるのを強制的に行うことで、古い角質を剥がす役割をしており、この時に、メラニン色素の排出を促します。

美容クリニックでは、濃度が高く酸性の強い「乳酸(ラクト)」や「グリコール酸」などの、刺激が弱く肌の剥離作用が強い薬品を用いることが多く、早い方では週に2回の施術を2か月続けることで、乳首の色が薄くなると言われています。

【費用の目安と注意点】
施術費用の目安は乳輪の大きさや黒ずみの深刻度などによって変わります。1回両ちくびで¥8000ほどが相場となっていますが、保険適用外となりますのでご注意ください。

【美容皮膚科・美容クリニックでのケミカルピーリングの注意点】

乳首のケミカルピーリングは、メニューとして取り扱ってないところが多く、事前に電話などで、施術可能か確認をしなくてはいけません。

ケミカルピーリング後は、古い角質を剥がすために、乳首が皮剥けしますが、これは効果が出ている良いサインです。

身体を洗う時などで、ごしごしと強くこすって無理に剥がそうとすると、乳首に刺激を与えてしまい効果が薄れる可能性がありますので、自然に剥がれるのを待ちましょう。

3. 自宅でピーリングをするなら「ヨーグルト」がおススメ

「あまり人に乳首を見られたくない…。けどピーリングはしてみたい」という方におススメなのが、『ヨーグルト』を使った肌に優しいピーリングが良いです

ヨーグルトには、美容皮膚科や美容クリニックでも使用される「乳酸」や「フルーツ酸」が多く含まれており、肌に塗ることでピーリングと同様の効果を得ることができます。

また、高い保湿力もあり、乾燥を防ぐと同時に肌の生まれ変わりを促進させる働きがあるため、メラニン色素の排出に役立ちます。

ヨーグルトは、果汁や果肉が入っていないプレーンヨーグルトが、「乳酸」や「フルーツ酸」を多く含有されていますので、そちらを使用しましょう。

【用意するもの】

・プレーンヨーグルト 大さじ2
・コットンまたはティッシュペーパー 2枚

【手順】

①ヨーグルト大さじ1をティッシュペーパー、またはコットンに乗せ伸ばします。
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ティッシュペーパーの場合は、六つ折りにするとちょうどよいサイズ感になります。

②乳首に乗せ、5~10分ほど置きます。
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コットンが乳首から落ちないように、仰向けで乗せるようにしてください。

③5~10分ほど置いたら、最後に37~39度ぐらいのお湯で流し、しっかりと保湿を行ってください。
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保湿剤は、美白成分を含むものだとより効果を期待できます。

参考:乳首の黒ずみを最短で薄くする!レベル別ケア方法を全解説【保存版】

【使用頻度と注意点】

ヨーグルトに含まれる「乳酸」や「フルーツ酸」は、美容クリニックなどで使用されるものほど高い効果を持っていません。

そのため、ピーリングの効果は緩やかに現れますので、最低でも「週2回を1年以上」続けることで乳首の色が徐々に薄くなります。

乳製品アレルギーを持っている方は、使用できない場合があります。必ず少量のヨーグルトでパッチテストを行ってください。

洗い流す際は、ごしごしと擦らず、優しく洗い流すようにしましょう。

まとめ

乳首の黒ずみにピーリングをすると、肌の生まれ変わりが促進され、メラニン色素を含む角質が剥がれることで、徐々に乳首の色を薄くすることができます。

しかし、市販のピーリング剤は、「本来のピーリングの効果がない」「乳首には刺激が強すぎる」の2つの理由から、使用するは辞めましょう。

乳首にピーリングをするのであれば、安全性が高く効果も期待できる『美容クリニック』か『美容皮膚科』での施術が確実です。

皮膚科に行くのに勇気がいるという方が、お家でできる「ヨーグルト」を使ったピーリングが良いでしょう。

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