監 修

上田 弥生院長

産婦人科専門医 美容皮膚科医
キュアクリニック恵比寿 院長 上田弥生

早くピンクになりたい!乳首の黒ずみにはレーザーが最も効果的

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『乳首の黒ずみ、レーザーですぐに薄くならないかな?』という方は、美容クリニックで行われているレーザー治療が早く、確実に効果を得られます。

これまで医療機関は、トレチノインやハイドロキノンといった塗り薬が黒ずみ解消法として主流でしたが、より着実に、早く効果を上げる方法として『ピコレーザー』が注目されています。

「失敗して乳首の色がまだらになったらどうしよう…」という不安を持つ方も多いかと思いますが、最新技術ではそのような心配がないほど進化しています。

今回は、乳首の黒ずみ治療におけるレーザーの種類、費用や効果、良い美容クリニックの選び方についてご紹介いたします。

1、乳首の黒ずみ治療が可能なレーザーの種類

美容クリニックでは、乳首の黒ずみ除去としてレーザー治療を行っている機関もあり、その主な種類は『QスイッチYAGレーザー』か『ピコレーザー』となっています。

どちらも承認審査の厳しいFDA(米国食品医薬品局)の許可を受けたもので、世界的にも信用できる医療レーザー機器と言えますが、中でもピコレーザーは優れた効果で、痛みも従来より抑えられた最新システムです。

多くの医院では『QスイッチYAGレーザー』を採用していて、黒ずみの原因となるメラニンを確実に破壊するという点では優秀なレーザー機器です。効果を出しやすいよう、乳首や乳輪の色でレーザーの波長や出力を調整することもできますが、色によっては消せなかったり、強い痛みが発生するというデメリットがありました。

一方、ピコレーザー(機械名:エンライトン)はどんな色も確実に除去することが出来て、なおかつ痛みも抑えられたものとなります。

ピコレーザーは照射の間、非常に短い間隔でレーザー光が放出されている(パルス幅が短い)ので、ムラなく均一に黒ずみが除去できるだけでなく、綺麗な仕上がりも期待できます。パルス幅が短いことで、周辺組織へのダメージも抑えられ、痛みも最小で済むようになっています。

ただし、ピコレーザーは最新技術という事で機械が高額なこと、使用できる医師が限られること、これらの理由で、従来のレーザーよりも少し高めの料金設定(2016年12月現在)となっています。

ほとんどの美容クリニックでは、乳首の状態を見ながら、低い出力から照射を始めますが、多くても10回の照射で効果が期待できます。

【従来のQスイッチYAGレーザーとピコレーザーの違い】

QスイッチYAGレーザー ピコレーザー
効果 高めだが、照射スポットが小さい事と、パルス幅がピコレーザーよりも長く、照射漏れによって色にムラが出来る可能性あり。 QスイッチYAGレーザーよりも綺麗に黒ずみ除去できる。

ピコ単位での照射(1秒の間に1兆回のメラニン色素の分解)に加え、全ての色に対応している。

回数 1クール(8週間)10回

※状態によって変動

最短1回 最高10回
料金 1回:1~2万以内

※回数が増えるごとに割引がある

1回:2万前後

10回:10~12万

痛み 輪ゴムでパチンとはじく程度だが、体感としては強め 痛みがあるが、従来よりは少ない

※施術費用については原則、保険適用外となります。

※ピコレーザーの施術法では、2週間に1回のレーザーを10回行い、徐々に乳首のメラニンを薄くしていく『ピコレーザートーニング』や、1回のピコレーザーで一気に黒ずみ除去を行うクリニックもあります。

【注意点】ピコレーザーが受けられない方

ピコレーザーは、肌刺激が少なく安全性の高い施術のため、調整によっては重度のアトピー性皮膚炎の方や授乳中の方でも施術を行うことができます。

しかし、通常のレーザー治療と同じように以下の状況にある方は、肌荒れを引き起こし、黒ずみが悪化する可能性があるため施術が行えません。

・日焼けしている方

・光アレルギーがある方

・乳首付近に金属が入っている方(乳首ピアス含む)

・光に敏感になる薬(ソラニンやコールタールなど)を服用している方

2、ピコレーザーによる乳首の黒ずみを落とす施術の流れ

ピコレーザーを行うことができる「美容皮膚科」や「美容クリニック」は、完全予約制で施術を行っているため、先に電話やメールで予約を入れましょう。

その後、カウンセリングを行い、決定した施術日では約5分で済みます。

施術の痛みはゴムでパチッと弾かれる程度です。麻酔は使用しないことが多いですが、痛みに弱い方や不安がある方は、追加オプションとして麻酔クリームを塗ったり、術後の痛みを和らげる為の痛み止めを飲むことができます。

気になるダウンタイムや注意点については、以下にてご紹介いたします。

施術後の肌の生まれ変わりまでは1~2週間

ピコレーザーのダウンタイム(通常の肌に戻るまでにかかる期間)は1~2週間ほどとなっています。

レーザー照射直後は、乳首が少しだけピンク色になりますが、半日ほどたつと全体が黒っぽいかさぶたができます。

このかさぶたのような黒い膜が、1~2週間ほどで日焼け後の皮剥けのようにボロボロと取れた後、乳首の色は薄くなっています。

これは、分解したメラニン色素を外に排出するために、このような現象が起こります。施術ミスではありませんのでご安心ください。

しかし、無理にかさぶたを剥がしたり、身体を洗う時にごしごしとしてしまうと、効果がでませんので注意をしましょう。

【注意点】

・施術後は日焼けをしてしまうと逆効果になることがあるため、ワセリンなど保湿ケアを継続して行う必要があります。

3、トレチノイン・ハイドロキノンによる併用治療は更に早い効果が期待できる

美容クリニックでは、ピコレーザーの効果を高め、理想とする乳首の色に近づけるため、低濃度の「トレチノイン」と「ハイドロキノン」といった美白クリームで併用治療を行うことがあります。

トレチノインは表皮の角化細胞を増殖させ、肌のターンオーバーを絶え間なく行うことで、メラニン色素を排出する働きが強い成分です。絶え間なくメラニン色素を排出するため、乳首の黒ずみを解消する働きがあります。

ハイドロキノンはメラニン色素を作り出す「メラノサイト」の活動を抑制する働きがあり、乳首の治療で最も重要な役割があります。メラニンを排出する効果はありませんが、新しくメラニンが作られるのを阻止します。

この二つの成分は、互いの効果をうまく補い合いながら、メラニンの少ない乳首(ピンク色の乳首)に置き換える効果があります。そのため、必ず同時使用をしなくてはいけません。

ハイドロキノンとトレチノインは、乳首の色を薄くする塗り薬として最も効果が高い治療法ですが、その反面、肌刺激がとても強いという特徴があります。

そのため、乳首のように皮膚が薄い部分へのトレチノイン・ハイドロキノンの治療は、肌刺激を避けるため低濃度(トレチノイン:0.1%・ハイドロキノン:1%以下)から開始します。

ピコレーザーと併用することで、最短1カ月では理想とする乳首の色になると言われていますが、ハイドロキノン・トレチノインのみの治療でも3か月~半年ほどで効果は期待できます。

【治療の頻度】

1日に2回(朝と入浴後)に2つのクリームを別々に乳首に塗り込みます。約2か月~3か月は継続して行う必要があります。

【注意点】

メラニン色素は、外部からの刺激に耐える皮膚にするため生成されています。そのため、長期間(1年以上)の使用をすると、乳首が少しの刺激で裂けてしまう可能性があるため、理想とする色になったら使用を中止してください。

ターンオーバーとメラニンへの作用、これらを強制的に行うため、刺激が強い成分です。乳首が多少肌荒れを起こします。

美容クリニックや美容皮膚科では、安全性を考慮し低濃度での治療を開始しますが、治療中、我慢できないほど強い「赤み」「かぶれ」「かゆみ」が出た場合は、使用を中止し皮膚科への受診をお勧めします。

参考:取扱注意!乳首の色を薄くするハイドロキノン・トレチノインの効果的な使い方と費用

4、乳首の黒ずみが解消しても予防は必須

ピコレーザーとハイドロキノン・トレチノインで、理想とする乳首を手に入れても、その後のケアを怠ると乳首の色は戻る可能性があります。

乳首はもともと、「生理的色素沈着部位」と呼ばれ、メラニン色素が定着しやすい部分です。少しの刺激(ブラの擦れなど)でも、他の部分よりも過剰にメラニン色素を生成させます。

また、女性ホルモンの上昇(生理や妊娠時など)で、乳首が通常よりも敏感になり黒ずみが定着しやすい時期があったり、年を重ねた事によるターンオーバーの低下などで、黒ずみが発生しやすい傾向にあります。

そのため、理想の乳首を手に入れた後は、毎日欠かさず保湿を行いましょう。一度ピンクになれば、美白クリームでなくとも、肌のターンオーバーが促進され、絶えずメラニン色素が排出されるため、ピンク色をキープすることができます。

参考:乳首の黒ずみを最短で薄くする!レベル別ケア方法を全解説【保存版】

その他、ブラのサイズが合っていないなどで、乳首への刺激が多くなりメラニンの生成が過剰になり、乳首の色が戻ることもあるため、一度ブラを新調することもおススメです。

5、HPから見る良い美容クリニックの選び方

美容クリニックをHPから選ぶ時には、「ピコレーザーでの症例」があるかどうかで選ぶと良いでしょう。

乳首はあまり人に見せたくない部分の為、美容クリニックで予約をするまでに勇気がいるという方が多いかと思います。電話での問い合わせも、恥ずかしくて詳細を聞きにくいという方もいらっしゃるでしょう。

そこでクリニックをHPから選ぼうとする際、最新技術であるピコレーザーを検討している方は、ピコレーザーの機器を導入していて、なおかつ『乳首の黒ずみに対する症例』があるかどうかで見極めると良いでしょう。多くの施術をしてきたという実績はとても重要で、医師の経験値が分かる唯一の目安です。

また、ピコレーザー後にアフターケア(ハイドロキノンやトレチノインでの併用治療)を行うクリニックの方が、より効果的に乳首の黒ずみ除去をすることができます。

これらの情報がHPに記載されていないか、まず確認すると良いでしょう。

6、乳首の黒ずみのレーザー治療でお勧めの美容クリニック

ピコレーザーを採用している美容クリニックをおススメします。

現在(2016年12月)、以下のクリニックが乳首の黒ずみ治療に特化した施術を行っています。

ほか、多くの医療機関は「タトゥー消し」としてピコレーザーを取り扱っていますが、乳首の黒ずみ治療としては応用していません。

7、まとめ

乳首の黒ずみを解消するレーザーの役目、ご理解頂けたでしょうか?

美容クリニックでは「ニップルレーザー」としてメニュー化しており、特に『ピコレーザー』であれば、安全性も効果も高く、施術時間も短いため、安心して乳首の黒ずみを落とす施術を行うことができます。

また、ハイドロキノンやトレチノインといった美白成分での併用治療を行うと、より理想とする乳首に近づけることができます。

良い美容クリニックを選ぶ時は、ピコレーザーの症例があるところを選んだ方が失敗することが減ると思います。

もちろん、日々の乳首ケアがピンクを継続させるうえで大切ですので、気を付けましょう。

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