監 修

上田 弥生医師

日本産婦人科学会 産婦人科専門医
美容皮膚科医
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー 上田弥生 医師

もっと自然に!シミの隠し方で失敗しないための活用ガイド

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シミ隠し方

『シミがうまく隠れない』『シミが隠れても厚塗り・白浮きになって気になる』といったことで悩む方は多いかと思います。

シミを隠すのに欠かせないアイテムはファンデーションとコンシーラーですが、質感で隠せるシミが違うので、シミの濃さとカバー力があったアイテム選び、アイテムの組み合わせ方でシミ隠しを上手に仕上げることができます。

今回は、シミ隠しを上手く仕上げるためのアイテム選びから、シミを上手に隠す方法・手順、シミを悪化させないための化粧落としの方法をご紹介いたします。

 

1.シミを上手に隠すにはファンデーションとコンシーラーが最適

シミを上手に隠すにはファンデーションとコンシーラーが最適

シミの種類はニキビ跡、日焼け、肝斑やそばかすなど、それぞれ広がり具合や濃さが違います。そのため、自然に隠すためには、シミの症状に合わせたファンデーションを選び、必要によってはコンシーラーを使うとシミを上手く隠すことができます。

・シミを隠すためのファンデーションの選び方

ファンデーションの種類は、パウダー、リキッド、クリームの3種類がありますが、「シミの濃さ」によって選びます。

薄茶色や淡いピンク色の薄いシミは、パウダーファンデーションでも十分に隠すことができます。

茶色いシミは、肌への密着が良いリキッドファンデーション、こげ茶色のような濃い色のシミはリキッドよりも液体が固く、濃い肌色を出せるクリームファンデーションを使うことで上手くシミを隠すことができます。

補足
ファンデーションを使うシーンによっては、水や汗、皮脂に強いウォータープルーフを使うなど使い分けも大切です。

 

・コンシーラーは部分的な濃いシミを隠す場合に使用する

コンシーラーは、口・目元・鼻の周りにある小さいシミや濃いシミを隠すときに使用します。

コンシーラーの種類はリキッドタイプ、スティックやペンシル型とおもに3種類ありますが、小さいシミにはリキッドタイプの柔らかいコンシーラーを、頬やおでこなどにある濃く小さいシミには、スティックやペンシル型の質感の固いコンシーラーを選ぶことが大切です。

【シミ症状別・適切なアイテム】

シミの症状 適切なアイテム シミへの塗り方
薄茶色や、淡いピンクっぽいシミ パウダーファンデーション パフで重ね塗りをする。
茶色いシミ リキッドファンデーション シミに等間隔に2~3箇所、ファンデーションを点で置き、シミを覆うように塗り広げる。
濃い茶色のシミ クリームファンデーション
小さい点のようなシミ ペンシルタイプのコンシーラー シミよりもひと回り大きく塗り、境目を馴染ませる。
親指大程度のシミ スティックタイプのコンシーラー
口・目・鼻周り部分のシミ リキッドタイプのコンシーラー シミに等間隔に2~3箇所、コンシーラーを点で置き、シミを覆うように塗り広げる。

 

2. ファンデーションとコンシーラーのカラー選びのコツ

ファンデーションとコンシーラーのカラー選びのコツ

ファンデーションのカラー選びは、シミと素肌の間の暗さぐらいのカラーを選ぶことで自然にシミを隠すことができます。

素肌とシミの色の間をとることで、顔と首で肌色が違って見えるなどの違和感なく塗ることができます。色に違和感がないか確認する時は、アゴから首にかけてファンデーションで縦にラインを引いて確認すると良いです。

コンシーラーのカラー選びは、ファンデーションの色に合わせて選ぶとファンデーションと併用しても白浮きせずキレイに塗ることができます。

3. シミの症状別の隠し方とその手順

シミの症状別の隠し方とその手順

シミを自然に隠すためには、化粧前の下準備が大切です。化粧する前の下準備で肌を整えていないと、ファンデーションが上手くのらなかったり、化粧後もヨレやすく、テカりの原因となります。

シミを上手に隠すためにも、化粧前に下準備をしてシミ隠しをすることをおすすめします。

 

■シミ隠しを上手に仕上げる下準備

下準備は、保湿と化粧下地で肌のコンディションを整えます。保湿は乾燥が原因で起こるヨレやテカリを防止するために行い、化粧下地は、毛穴の凸凹を整え、ファンデーションやコンシーラーの馴染みをよくするために行います。

下準備の手順①:念入りに保湿をする

洗顔料で肌に着いた汚れを落としたら、時間を空けず、すぐに化粧水をつけ、化粧水が乾く前に乳液や美容液を塗り重ねて、ハンドプレスで馴染ませます。乾燥しやすい肌には、セラミドやヒアルロン酸を含むスキンケア化粧品がおすすめです。

下準備の手順②:化粧下地を塗る

乳液や美容液が肌にしっかり馴染んだら、化粧下地を顔全体に均一に塗り広げます。UVカット機能付きなら日焼け止めを塗らなくても良いので便利です。

 

■薄茶色シミはパウダーファンデーションで十分に隠れる

薄いシミや淡いピンク色のシミは「パウダーファンデーション」でも十分に隠すことができます。

パウダーファンデーションは、乳化剤や防腐剤など、肌に刺激がある成分が少ないので、肌の刺激を最小限に抑えてシミ隠しができます。

パウダーファンデーションの種類には、粉状のルース、粉を圧縮して固めたパウダリーがありますが、パウダリーが肌への密着度が高いので、シミ隠しにはパウダリーがおすすめです。

 

・隠すための手順

手順①:パフの角にファンデーションの粉をつけ、シミに粉をのせる

手順②:のせた粉を指の腹で優しくおさえて馴染ませる

手順③:シミが隠れるまで数回繰り返す

 

・注意点

パウダーファンデーションは化粧後、粉っぽく見えることがありますが、時間が経てば、分泌された皮脂を吸収して肌に馴染んでいきます。粉っぽいと感じても少し時間を置いて様子をみることも大切です。

 

■茶色のシミはカバー力が高いリキッドファンデーションがよい

茶色いシミは、カバー力のある「リキッドファンデーション」を使います。複数のシミが、頬や頬骨周辺に集合している場合は、個々に隠さず、集合している部分よりもひと回り大きい範囲で、ファンデーションを塗って隠します。

リキッドファンデーションは、体温で温めると肌へ馴染みやすくなりますので、使う分を手で温めながら混ぜたあとにシミに塗り始めます。

 

・隠すための手順

手順①:温めたファンデーションを指にとり、シミを覆うようにファンデーションを置く

手順②:指の腹で覆ったファンデーションをトントンとしながら馴染ませる

手順③:隠れていないシミ部分にひと回り大きくファンデーションを覆うように置いて、指の腹でトントンと馴染ませる

手順④:パウダーで隠したシミを優しくおさえる

 

■濃いシミやニキビ跡には肌色が濃いクリームファンデーションを使う

濃いシミやニキビ跡には、肌色が濃い「クリームファンデーション」を使います。クリームファンデーションは重ねて塗ると厚みがでるので、部分的にリキッドタイプのコンシーラーを併用します。

クリームファンデーションも手で温めると馴染みがよくなりますので、塗る前に手の甲やひらで温めます。近くにできている複数のシミは、個々に隠さず1つの範囲として塗ります。

先にクリームファンデーションを塗り、シミの濃さや範囲をおさえてからリキッドタイプコンシーラーを使うことでシミを上手に隠すことができます。

 

・隠すための手順

手順①:温めたクリームファンデーションを指にとり、シミを覆うようにを置く

手順②:指の腹で覆ったクリームファンデーションをトントンと馴染ませる

手順③:クリームファンデーションのあとに濃いシミ部分にリキッドタイプのコンシーラーを指の腹でのせるように覆い隠す

手順④:隠した部分のコンシーラーを擦らないように、境目を指の腹でとんとんして馴染ませる

手順⑤:パウダーで隠したシミを優しくおさえる

 

・注意点

クリームファンデーションは厚みがでやすいため、ツヤのないマット肌に仕上がり、厚化粧に見えると感じることがあります。

そのため、肌にツヤのある質感を好む場合は、カバー力は低くなりますが、リキッドファンデーションとコンシーラーでのシミ隠しをおすすめします。

 

■部分的なシミの上手な隠し方

点のようなシミや親指程度のシミには、質感の固いペンシルや「スティックタイプ」のコンシーラーを使いますが、乾燥しやすい目や口の周辺は、保湿成分を多く含む、「リキッドタイプ」のコンシーラーが乾燥しにくく好ましいです。

 

・隠すための手順

 

【スティック・ペンシルタイプ】

手順①:シミよりもひと回り大きく覆うようにのせる

手順②:シミとコンシーラーが重なっていない境目を指の腹でとんとんと馴染ませる

 

【リキッドタイプ】

手順①:シミの大きさに合わせて等間隔に2~3箇所コンシーラーを置く

手順②:指の腹でとんとんと馴染ませながら塗りこむ

 

・注意点

ペンシルやスティックは、シミを隠しやすい分、厚みがでやすいので広いサイズのシミを隠すと厚みがでて不自然に仕上がることがあります。

広いサイズのシミを隠す場合は、最初にシミの濃さに合わせたファンデーションでシミを隠すことをおすすめします。

 

4. テカリや脂浮き・ヨレた場合の対処方法

テカリや脂浮き・ヨレた場合の対処方法

シミ隠しはテカリ程度の状態であれば、皮脂を取り除くことで化粧崩れを防げますが、脂浮きやヨレてしまった場合は化粧を一旦オフして再度シミ隠しをすると良いです。

 

・テカリが気になるときの対処法

テカリは肌の乾燥が原因で皮脂が多く分泌することで起こります。そのため、ティッシュやパフで、テカリを取り除いた後にシミが気になる部分を直します。

ティッシュやパフは、肌に必要な皮脂を残しながらテカリを取り除くことができます。パフはティッシュよりも肌摩擦が少ないので、肌への力加減が難しい場合におすすめです。

補足
あぶらとり紙で簡単に皮脂を取り除くことができますが、あぶらとり紙は必要以上に皮脂をとりテカリが悪化する原因にもなります。そのため、テッシュかパフの使用が良いです。

 

・脂浮き、ヨレで化粧が崩れたときの対処法

脂浮き、ヨレで化粧が崩れた場合は、手を加えて直すよりも脂浮き、ヨレている部分に乳液をシミ込ませたパフを滑らせオフし、症状に合わせたシミ隠しをする方がキレイにシミ隠しを直すことができます。

脂浮きや崩れた状態のうえから、化粧直しをしてもファンデーションが肌に密着できず、すぐ崩れてしまいます。

 

5. シミを悪化させないクレンジング剤の選び方と手順

シミを悪化させないクレンジング剤の選び方と手順

化粧落としは、シミのできやすい肌にならないために、化粧の濃さに合わせてクレンジング剤を使うことが大切です。

クレンジング剤は種類で洗浄力が違うので、薄い化粧に洗浄力の高いクレンジング剤を使うと、肌に必要な皮脂まで一緒に落とし、乾燥した刺激に弱い肌になっていきます。

カバー力の高いリキッドやクリームファンデーションを使ったシミ隠しはオイル系のクレンジング剤を、パウダーファンデションは洗い流せるクリーム系クレンジング剤を使います。

ポイントメイクをしながら、パウダーファンデーションでのシミ隠しをしている場合は、ポイントリムーバーと洗い流すクリーム系のクレンジング剤を使い分けるとオイル系を使わずに化粧落としをすることができます。

 

化粧落としの手順

手順①:クレンジング剤の付いた手は力を入れず、肌に滑らすように塗り広げます。クレンジング剤が化粧品を肌から浮かすとクレンジング剤の感触が重くなったり、軽くなったりと変化が出ます。

手順②:変化を合図にぬるま湯(30度から35度程度)ですすぎ残しがないように洗い流します。

手順③:タオルでは擦らないように水気をタオルにすってもらうように、肌に優しく当てます。

手順④:スキンケア化粧品を塗り、ハンドプレスしてしっかり保湿を行います。

 

6. まとめ

シミを隠すには、シミの状態に合わせてファンデーションとコンシーラーを選ぶことが大切で、シミの症状に合わせてアイテムを選び、症状に合わせた隠し方を変えることで自然に隠すことができます。

シミ隠しを崩さず保つためにも、テカリ出したら皮脂を取り除いて化粧崩れを防ぎ、脂浮きやヨレてしまった場合には崩れた部分をオフしてもう1度シミ隠しをします。

ファンデーションやコンシーラーの洗い残しは肌の刺激となり、シミの悪化や肌トラブルにつながります。肌ダメージを最小限に抑え、キレイに落とすためにもシミ隠しの濃さによってクレンジング剤を変えることをおすすめします。

今回の記事で、上手にシミ隠しを行い、シミの気にならない1日を過ごしていただければ幸いです。

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