監 修

上田 弥生医師

日本産婦人科学会 産婦人科専門医
美容皮膚科医
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー 上田弥生 医師

美白美容液でシミ攻略・頑固なシミを改善する美容液と6つのコツ

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美白美容液でシミのケアをする女性

ちょっとあるだけで老けた印象を受けるシミにうんざりし、「シミに効果的で肌に合った美白美容液はないのかな?」と悩んでいる方も多いと思います。しかし、美白美容液は種類も多くどれが一番いいのか悩んでしまいますよね。

今回は、シミに効果的な美白美容液の選び方からシミ改善に導くスキンケアの全手順をご紹介いたします。

1、美白美容液で効果が期待できるシミの種類

美白美容液で改善が期待できるシミは、「老人性色素班」「肝斑」「炎症性色素沈着」の3つです。

シミには、以下6種類ありますが、生まれつきのシミであったり、症状が重いものがあるため、美白美容液では対処しきれないものもあります。

【シミの種類と特徴・改善法】

種類 特徴 原因 有効性
老人性色素班 一般的な薄茶色~茶黒色のシミ
大きさはまちまちで、20代~40代を境に急激に増えてくる
紫外線
加齢
肝斑 顔に左右対称ぎみにできるシミ
シミと肌の境界が曖昧で、ぼんやりとしているのが特徴
40代女性に多いが20代からでもできる
ホルモンバランスの乱れ
紫外線
炎症性色素沈着
外傷性色素沈着
ニキビや傷・日焼けの後にできるシミ。ニキビ跡・傷跡・やけど跡とも呼ばれる
肌に凹凸はなく、年代問わず現れる
ニキビ
火傷・ケガ
日焼け
そばかす 3歳以降に現れる1~5㎜ほどのシミ
頬~鼻筋に向けて多数できるのが特徴
生まれつきが多いが、稀に大人になって現れることもある。
生まれつき
レーザーの方が確実
脂漏性角化症 出っ張ているシミ。ほくろと似ている
老人性色素班が進行し、皮膚が盛り上がることでできる。レーザーでの治療が必要
過度の日焼け
生まれつき
AMD
(後天性真皮メラノサイトーシス)
13才以上から見られる3~7㎜ほどのシミ
灰色がかった茶色をしており、そばかすと肝斑が合わさったような見た目をしている
初めから肌の奥にできるシミのため、レーザー治療が必要
不明

 

・美白美容液で改善できるシミの症状は「小さくて赤褐色のシミ」

美白美容液で改善を期待できるシミは、メイクで隠せることができる程度の小さいものや薄茶色~赤褐色ぐらいのシミです。

シミには、ニキビ跡や肝斑・そばかすなど様々な種類がありますが、範囲や色によってシミの進行レベルが違います。

美白美容液は、ほかのコスメよりもシミに対しての有効成分が多く、日々のケアに付加価値をつけてくれるのですが、肌の一番上の層(表皮)にしか作用しないため、濃いシミや5㎜以上の大きなシミには効果は出にくい傾向にあります。

2、美白美容液はシミの種類と肌質に合わせて選ぶ

美白美容液はシミの種類と肌質で選ぶと良い美白美容液の効果を最大限に得るためには、「肌質」と「シミの種類」に合った成分が配合されている美白美容液を選ぶことが大切です。

美白美容液は、シミに有効な成分が多く配合されており、共通してシミの原因となるメラニン色素を作られにくくし予防をする働きがあります。

しかし、シミの症状を改善するためには、美白成分ごとに対応できるシミの種類に違いがあるため、症状に合わせて美白成分を選ぶ必要があります。たとえば、ホルモンバランスの乱れでできる肝斑は「トラネキサム酸」のみが改善に効果を見込めると承認されています。

また、これらの成分は肌質改善にも役立つため、自分の肌質に合った美白成分を選ぶことで、キレイな透き通った肌に戻す働きが期待できます。

【シミの種類・肌質別おススメの美白成分】

乾燥肌 オイリー肌 敏感肌
老人性色素班
(一般的なシミ)
トラネキサム酸
プラセンタ
4-MSK
カモミラET
トラネキサム酸
ビタミンC誘導体
プラセンタ
トラネキサム酸
αーアルブチン
ルシノール
カモミラRT
炎症性色素沈着
ニキビ跡
プラセンタ
アルブチン
カモミラET
ビタミンC誘導体
プラセンタ
トラネキサム酸
ルシノール
カモミラET
肝斑 トラネキサム酸
プラセンタ
トラネキサム酸
ビタミンC誘導体
トラネキサム酸
プラセンタ
そばかす トラネキサム酸
プラセンタ
カモミラET
トラネキサム酸
ビタミンC誘導体
トラネキサム酸
プラセンタ
カモミラET

※そばかすは、生まれ持ったシミのため美白美容液では効果は弱いです。レーザー治療の方が確実に治すことができます。
※美白成分は効果が高い順に並んでます。

 

3、シミを改善に導く美白美容液7商品を比較

数ある美白美容液のなかで、様々なシミの改善が期待でき肌負担が少ない商品を中心に「美白成分」「美容成分」「向いている肌質」の3つ項目で比較をしてみました。

特に、美容成分が豊富なものはどんな肌質でも使用できるようになっていますので、美容成分の豊富さを知りつつ、自分の肌質とシミの種類に合った美白美容液の参考にして頂ければと思います。

【美白美容液7つを徹底比較】

商品 美白成分 美容成分 向いてる肌質
HAKUメラノフォーカス3D
トラネキサム酸
4-MSK
コラーゲン
乳酸菌発酵液
敏感
オイリー
乾燥
【効果が期待できるシミの種類】
肝斑・ニキビ跡・一般的なシミ・そばかす
アスタリフト エッセンスインフェルト ビタミンC誘導体
アルブチン
ナノAMA
アスタキサンチン
3種のコラーゲン
ナノオリザノール
オイリー
乾燥
敏感
【効果が期待できるシミの種類】
ニキビ跡・一般的なシミ・そばかす
WHITE´st プラセンタエキス原液

プラセンタ BG
プロパンジオール
乾燥
オイリー
敏感
【効果が期待できるシミの種類】
ニキビ跡・一般的なシミ・そばかす
サエルホワイトニングエッセンスクリアリフト
ビタミンC誘導体
アルブチン
セラミドナノスフィア
コウキエキス
敏感
乾燥
オイリー
【効果が期待できるシミの種類】
ニキビ跡・一般的なシミ・そばかす
ホワイトショットSX
ルシノール
ビタミンC誘導体
BG
グリセリン
レンゲソウエキス
オイリー
乾燥
【効果が期待できるシミの種類】
一般的なシミ・ニキビ跡・そばかす
ちふれ 美白美容液
アルブチン
ビタミンC誘導体
ヒアルロン酸
グリチルリチン酸
オイリー
【効果が期待できるシミの種類】
ニキビ跡・一般的なシミ・そばかす
キュレル 薬用美容液
カモミラET グリセリン
BG
乾燥
【効果が期待できるシミの種類】
ニキビ跡・一般的なシミ・そばかす

 

◆シミ改善サポートに優れた成分が配合された美白美容液3選

今回は、「トラネキサム酸」「プラセンタ」「ビタミンC誘導体」の3つの美白成分が配合されている美白美容液のなかで、最もおすすめできる商品を厳選いたしました。商品選びの参考にして頂ければと思います。

資生堂 HAKUメラノフォーカス3D
価格:¥2,916(12g)
美白成分:mートラネキサム酸、4MSK

敏感肌の方や肝斑・日焼け後のシミでお悩みの方におススメの美白美容液です。肌刺激が少なく、美白効果の高いトラネキサム酸を使用しているほか、「セラミド」や「コラーゲン」取った他の美容成分も多く配合されています。シミ対策だけでなく、乾燥やシワの改善にも役立つ美白美容液です。


フラコラ WHITE’st プラセンタエキス原液
お試し価格:¥3,600(30ml)
美白成分:プラセンタ

乾燥肌の方やニキビ跡のシミでお悩みの方におススメの美白美容液です。豚由来の胎盤を使用したプラセンタを使用しており、肌に潤いと透明感を与えてくれます。プラセンタの独特なニオイも軽減され添加物も少ないため、安心して使用することができます。


FUJIFILM アスタリフトエッセンスインフェルト
価格:¥7,560(30ml)
美白成分:ビタミンC誘導体

オイリー肌やニキビ跡のシミにお悩みの方におススメの美白美容液です。皮脂分泌をコントロールし、透き通った肌に導くビタミンC誘導体の他に、「ナノ化」されたコラーゲンやセラミドが配合されています。シミ対策だけでなく、ニキビや乾燥対策にも役立つ美容液です。

 

4、美白美容液の浸透力を高める3つの方法

美白美容液でシミを改善させるには、肌への浸透力を高めることが大切です。「洗顔後の蒸しタオル」や「家庭用イオン導入器の使用」「2度塗り・パック」などは、美白美容液をより肌に浸透することができ、シミの早期改善に役立ちます。

①洗顔後すぐに蒸しタオルで血行を促進させる
蒸しタオルで顔の血行を良くすると浸透力アップ
洗顔後に蒸しタオルを1~3分ほど乗せることで、血行が促進され美白美容液の浸透力をサポートしてくれます。蒸しタオルでなくても、半身浴やサウナの後など血流が良くなった後に、美白美容液を使用すると肌により浸透し、シミの改善に役立ちます。

蒸しタオルの作り方は?蒸しタオル美容法や冷めない蒸しタオルの作り方は、以下にてご紹介していますのでご参考ください。

②家庭用イオン導入器で美白美容液をシミに集中的に浸透させる
家庭用イオン導入器は肌の奥にまで浸透する
家庭用イオン導入器は、微弱な電流を流し肌の奥にまで美白美容液を浸透させることができるアイテムです。エステや美容クリニックでもシミ改善のために使われている機器で、週に1~2回ほど行うことで徐々にシミを改善させていきます。

価格は大体1万~5万円ほどで、ネット販売やエステ販売などを中心に購入することができます。

③美白美容液をシミ部分に2度塗りやパックすることでより成分を浸透
美白美容液の2度塗りやパックも効果的
美白美容液を2度シミ部分になじませたり、コットンに美白美容液をしみ込ませシミが気になる部分に10~15分ほどパックさせることで、肌へより浸透させることができシミの改善に役立ちます。

補足:仕上げに保湿クリームで蓋をすることも忘れずに
美白美容液を使った後は必ず保湿をすることが大切と説明する医師
最後に、美白美容液が蒸発しないように保湿クリームや乳液で蓋をすることも忘れずに行いましょう。保湿クリームや乳液も肌質とシミの種類に合った美白成分が含まれて化粧品を選ぶと、相乗効果が期待できます。

朝のケアの場合は、必ず日焼け止めクリームを塗るようにしてください。

豆知識:使用してシミが濃くなるのは効果が出ているサイン
美白美容液を1~3カ月ほど続けていると一時的にシミが濃くなることがありますが、効果が出ている良いサインです。美白美容液は、肌全体を美白に導いているため、全体のトーンアップによってシミが濃く見えるだけですので心配はいりません。

 

5、美白美容液をサポートする「UVケア」と「角質ケア」

「毎日のUVケア」と「月に2回の角質ケア」を行うことで、美白美容液の効果をサポートしシミを効果的に薄くしてくれます。

UVケアは美白を作るのに大切なケアです。メイクをする前に必ず「日焼け止め」を塗るようにしてください。また、紫外線は季節・天気問わず降り注いでいるため、毎日行うようにしましょう。

スクラブやピーリングなどの角質ケアは、シミの原因となるメラニン色素を古い角質と一緒に取り除くことができるため、シミを薄くする手伝いをしてくれます。ただし、肌に少し負担がかかるため「月に2回肌の調子が良い時」に洗顔前に行うようにしてください。

【シミの改善に効果的なスキンケアの全手順】
美白美容液を使用したシミを改善に導くスキンケアの全手順

その他にも、「シミの改善に役立つ食材を好んで取る」「シミを作りやすい体にしてしまうタバコを辞める」「睡眠はしっかりと取る」「適度な運動を心掛ける」など、生活習慣の改善も美白美容液の効果をサポートするのに重要です。

さらに詳しい情報は?色素沈着やシミに効果的な食べ物や栄養素については、以下で詳しくご紹介していますのでご参考ください。

6、まとめ

美白美容液は、肌の表面のシミに効果を表すため「薄茶色~赤褐色」ほどの色で、5㎜以下の小さいものは改善が期待できます。

最大限の効果を得るために自分の肌質とシミの種類に合った美白成分が配合されている美白美容液を選び、肌への浸透力を高めるために「蒸しタオル」「家庭用イオン導入器」「2度塗り・パック」を行うようにするとシミの早期改善に役立ちます。

1日でも早く美白を目指すためにも以下6つのポイントを抑えることが大切です。

①美白美容液で対応できるシミの種類と症状を知っておく
②シミの種類と肌質に合った美白成分が配合されているものを選ぶ
③洗顔後すぐに「蒸しタオル」で肌の血行を良くし美容液の浸透力を高める
④家庭用イオン導入器で肌の奥にまで美容液を浸透させる
⑤コットンパックや美容液の2度塗りでシミの集中ケアを行う
⑥美白美容液の効果をサポートする「UVケア」と「角質ケア」を心掛ける

美白美容液を上手く活用し、シミのないキレイな肌を目指しましょう。

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