監 修

上田 弥生医師

日本産婦人科学会 産婦人科専門医
美容皮膚科医
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー 上田弥生 医師

コスメで治らないシミへ・美白に良いビタミンと有効な取り入れ方

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ビタミンでシミの美白をしようとする女性

日頃からシミやくすみが気になり、美白化粧水や美容液も使用してきたけど、イマイチ効果が感じられないため、美白に良いビタミンも取り入れたほうがよいのでは?と感じている方も多いのではないでしょうか。

シミやくすみを化粧水や美容液だけで改善することは難しく、ビタミンでシミの原因となるメラニンに直接働きかけることで、早期の改善が見込めます。

シミやくすみに良いビタミンは、ビタミンCとビタミンEがあり、食べ物や栄養補助食品から摂ることで、身体の内側から透明感のある美肌になります。

今回は、シミやくすみを改善するための、ビタミンの種類や取り入れ方、効率よく摂取する方法までまとめさせて頂きましたので参考にして頂けたら幸いです。

1.美白効果の高い栄養素は「メラニン還元のビタミンC」と「抗酸化のビタミンE」

美白 シミ ビタミン

五大栄養素のひとつであるビタミンは13種類ありますが、美白効果を得られるものは「ビタミンC」と「ビタミンE」があり、黒くなってしまったメラニンを元の肌色に戻してくれる還元作用や、シミの原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用などがあります。

ビタミンC、ビタミンEによる美白効果は、紫外線やターンオーバーの乱れによる薄いシミや・そばかすの改善・予防、肝斑の緩和には効果が期待できますが、長期間の紫外線の影響や加齢による濃いシミや肝斑の改善には効果は期待できません。

ビタミンC、ビタミンEは体内で作られないため、食事やサプリメントなどから補給しなければいけません。

【ビタミンC・ビタミンEの効果や摂取量】

ビタミンC ビタミンE
美白効果 メラニン生成の抑制

メラニンの還元

メラニンの排出作用

抗酸化作用でシミ・シワの予防

コラーゲンの生成

抗酸化作用でシミ・シワの予防

ターンオーバーの促進

血管の老化を防ぐ

女性ホルモンのバランスを整える

効果の期待できるシミ 日焼けによるシミ・そばかす、シミの予防

ターンオーバーの乱れによる薄い色素沈、肝斑の緩和

効果の期待できないないシミ 加齢や長期間の紫外線による濃いシミ・肝斑の改善
1日の摂取量

(1日の上限)

健康維持には100㎎ 

美白には1,500~2,000㎎

※ビタミンCは体内に1,500㎎くらい蓄えるとそれ以上は尿となり排出されます。

(上限はない)

健康維持には8~15㎎

美白目的の量は定まっていないので、食生活と合わせて上限以内に収めてください。

(上限は650~700㎎)

過剰摂取した場合 まれに下痢や吐き気 肝機能の低下・骨粗しょう症
効果の高い服用のタイミング

※錠剤の場合

食後の方が、吸収速度がゆっくりでより多く吸収されます。 ビタミンCと一緒に摂るとより効果が高いです。
一緒に摂取した方が良い栄養素 たんぱく質、鉄、ビタミンE たんぱく質、ビタミンC、油
控えた方が良い人 腎機能に問題のある人は結石ができやすくなる可能性があるので控えてください。 血液サラサラ効果があるので、抗血栓薬を処方されている方は服用は控えてください。
備考 喫煙やストレスが多い方は、ビタミンCの消費量も多いので、体調をみながら積極的に摂取してください。

2~3時間で体外に排出されるので、1日で何回かに分けてに摂取してください。

不足するとシミや肌荒れに繋がるので、上限を超えない程度で積極的に摂取してください。

 

2.美白目的のビタミンC・ビタミンEの摂取は食事のみでは不十分

美白 シミ ビタミン

日頃からバランスの良い食事を心がけていれば、健康維持には問題のない量のビタミンC・ビタミンEが摂取できますが、美白を目的とした場合はその何倍もの量が必要になるので、食事のみでの摂取だけでなく栄養補助食品などから補給することが好ましいです。

【ビタミンC】

健康維持のために必要なビタミンCの量は1日100mgですが、ビタミンCはストレスや飲酒、喫煙でも消費されやすく、2~3時間で体外に排出されてしまうので、美白目的なら1日1,500~2,000㎎は必要になります。

食品に含まれるビタミンCの量をみると、1日に必要な量はアセロラなら15~20個、フライドポテトは150本、ミニトマトだと300個以上も必要です。さらにビタミンCは水に流れやすく熱に弱いので、食事のみで毎日継続するのは現実的ではありません。

【食品に含まれるビタミンCの量】

食品 ビタミンC含有量
赤ピーマン 1個 136㎎
キウイ 1個 119㎎
アセロラ 1個 102㎎
ゴーヤー 1/2個 72㎎
フライドポテト 10本 34㎎
青ピーマン 1個 23㎎
レモン 1個 20㎎
イチゴ 1個 16㎎
ミニトマト 1個 5㎎

 

【ビタミンE】

ビタミンEの健康維持に必要な1日の量は8~15㎎で、美白目的の理想量は決まってないですが、摂取上限が650~700㎎と定められているので、食事バランスと体調に注意しながら摂取してください。

【食品に含まれるビタミンEの量】

食品 ビタミンE含有量
あん肝 50g 6.9㎎
西洋かぼちゃ(煮物) 130g 6.1㎎
赤ピーマン 1個 5.8㎎
鰻(かば焼き) 1串100g 4.9㎎
ひまわり油 大さじ1杯 4.6㎎
たらこ 1腹60g 4.3㎎
アーモンド 10粒 4.1㎎
ヘーゼルナッツ 10粒 2.9㎎
マヨネーズ 大さじ1杯 2.1㎎

 

3.美白を目的としたビタミン剤は食生活に合わせて選ぶ

美白を目的としたビタミン剤の選び方は、普段の食生活と照らし合わせて、低コストに抑えるか、より高い美白効果を求めるかで選ぶのが好ましいです。

市販のビタミン剤には「サプリメント」と「医薬品」があり、それぞれ成分の配合できる量と目的が違います。

サプリメント 毎日の食事だけでは不足しがちな栄養素を補う事が目的
医薬品 病気や症状の治癒や予防する事が目的

 

普段から食事バランスの良い方は、コストの低いビタミンC配合のサプリメントを、より高い美白効果を求める方は、ビタミンC・ビタミンE以外の美白成分も配合された医薬品を選ぶのが好ましいです。

美白成分が配合されたサプリメントにつきましては、「【美白サプリの取説】シミ・くすみを美白に導くサプリのミカタ」にて成分ごとの美白作用や、選び方から飲み方まで解説させて頂きましたので美白サプリをお求めの際は参考にして頂けたらと思います。

また、ビタミンCには、消耗したビタミンEを元気に戻す作用があるので、一緒に摂ることで、シミや老化の原因となる活性酸素を除去するはたらきが持続されます。

【サプリメントと医薬品の比較表】

商品名 ビタミン類配合量 特徴
トランシーノホワイトC

トランシーノⅡ
2,600円 180錠入り

ビタミンC
1,000㎎
ビタミンE
50㎎
ビタミンB2
6㎎
L-システイン
240㎎第3類医薬品
ビタミンC・E・B2のほかに、シミの原因であるメラニンを無色化する作用のあるL-システイン配合。シミ、そばかす、日焼け・かぶれによる色素沈着に有効です。
リポ カプセルビタミンC

リポカプセル7,200円 30包入り

ビタミンC
1,000㎎
サプリメント
超微細なカプセルに栄養素を閉じ込める技術で吸収率の限界を突破。飲むビタミンC点滴と言われるほど高い吸収率で美白効果も期待大。
ユンケルEC

ユンケル2,428円 30包入り 

ビタミンC
1,500㎎
天然型ビタミンE
300㎎
ビタミンB2
12㎎
第3類医薬品
抗酸化作用の高い天然型ビタミンE配合で、しみ、そばかす、日焼け・かぶれによる色素沈着に有効です。
ディアナチュラ ビタミンC・E・A

ディアナチュラビタミンCEA490円 30粒入

ビタミンC
400㎎
ビタミンE
26㎎
ビタミンA
650㎍
サプリメント
ビタミンC・Eのほかに肌の潤いを保つビタミンAも配合。

ビタミンがバランスよく配合されているので、外食が多く偏った食事の方に向いています。

ビタミンE

小林製薬ビタミンE550円 120粒入

ビタミンE
284㎎
サプリメント
大豆から抽出した抗酸化作用の高い天然ビタミンE抗酸化力UPの為にはビタミンCも同時に摂るのがおすすめ。
DHC ビタミンC

DHCビタミン250円 60粒入

ビタミンC
1,000㎎
ビタミンB2
2㎎
サプリメント
コスパ最優秀普段からバランスの良い食事を心がけている方におススメです。ビタミンCの働きを助けるビタミンB2も配合。

4.ビタミンCが消費しやすい習慣に定期的なビタミンC点滴を受ける

ビタミンCは、喫煙・飲酒のほか、日焼け・ストレス、運動などで大量に消費されます。そのため、上記の生活習慣があり、美白を求める方はスペシャルケアとして定期的にビタミンC点滴を受けることが好ましいです。

美容皮膚科でのビタミンC点滴は、直接血液に成分を入れるので、消化・吸収というプロセスがなくサプリメントなどの錠剤よりも20~40倍の効果を発揮するため、体内から失われたビタミンCを取り戻すために最適です。

保険の効かない自由診療で、クリニックによって使用する成分や濃度が違い、初回は血液検査をするところもあるので、所要時間や総額は事前にHPや電話で確認してください。

【ビタミン点滴の費用の相場】

治療時間:20~60分

1回の料金:2,500~20,000円(その他に診察料・検査料金がかかります。)

治療頻度:1~4週間に1回

 

5.まとめ

美白に効果のあるビタミンには「ビタミンC」と「ビタミンE」があり、薄いシミの改善に効果が期待できます。美白目的の場合、食事のみからの摂取では不十分なので、サプリメントや市販薬などで補うことが好ましいです。

特にビタミンCは喫煙や飲酒、ストレスなどでも消費しやすいので、スペシャルケアとして定期的にビタミン点滴を受けることをおすすめ致します。

しかし、濃いシミや肝斑の場合は、病院での治療のほうが早期に改善することが期待できるので症状によっては病院の治療も検討してみましょう。

濃いシミや肝斑の治療するための詳しい情報は「これで完結!美容皮膚科の美白治療で頑固なシミを撃退する全知識」に治療内容や費用の相場などを分かりやすく解説しておりますので参考にしてください。

今回の記事で、シミの悩みと向き合い、白い肌への一歩のきっかけになれば幸いです。

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