監 修

上田 弥生院長

産婦人科専門医 美容皮膚科医
キュアクリニック恵比寿 院長 上田弥生

背中の色素沈着を最短で治す!自分に合ったケアで夏に自信!

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「背中の色素沈着が気になって水着が着れない…」「キレイな背中に憧れてるけどどうやってケアをすればいいのか分からない」など、背中のケアで悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。

背中は、自分で見れないからこそ、友達に指摘されたり、鏡でふと見た時に気になってしまう部分です。

特に、ニキビ跡や色素沈着・シミなどがある場合は、どのようにケアが適切なのか困ってしまいます。

今回は、背中の色素沈着の原因から、効果的な治し方まで、背中ケアの全てをご紹介します。

1、背中の色素沈着は「炎症」が主な原因

背中の黒ずみや茶色、紫色、赤色のシミは炎症後の色素沈着が主な原因です。

背中は、顔や額に比べると皮脂腺の量が少なく乾燥しやすい部位のため、皮膚が乾燥しやすく、肌のバリア機能が低下し、ニキビを始めとする炎症を引き起こしやすくなります。

背中に炎症が発生してしまう原因は様々です。例えば以下のような要因により背中に炎症が発生してしまいます。

■自己処理・にきび・かぶれによる炎症

・自己処理による炎症
背中は目立ちませんがムダ毛が生える部位です。気になり、自己処理をした時の刺激が原因となり炎症を引き起こすことがあります。

例えば、カミソリ負けにより細かい傷ができ炎症が発生したり、除毛クリームを使用したことによりアレルギー反応が起きて炎症が発生したりすることがあります。

正しい背中の産毛処理は以下をご参考ください。
参考:これがベスト!背中のムダ毛処理でツルスベにする方法【保存版】

・背中ニキビによる炎症
背中は顔より皮脂の分泌量が少ないからといってニキビができないわけではありません。

また、顔と違って洗いづらく、汚れが残りやすいため、むしろニキビができやすいということも珍しくありません。

背中ニキビはこのような原因で発生します。

【背中ニキビの原因一覧】

原因 概要
洗いすぎ 背中が洗いづらいからと言って、タオルなどで過剰にゴシゴシと洗ってしまうと皮膚のバリア機能が低下してニキビが発生しやすくなります。
洗い残し 洗いすぎもニキビの原因になりますが、洗い残しもニキビの原因となってしまいます。特に背中は皮脂を分解して刺激のある物質にしてしまうマラセチア菌が多く住み着いています。刺激は少なく、しかしきれいに洗うことが重要です。
すすぎ残し シャンプーやボディーソープなどのすすぎ残しがあると毛穴が詰まってしまい、ニキビの原因となるアクネ菌が増殖してしまうことがあります。
不潔な寝間着
寝具
体を清潔にしていても寝間着や寝具が不潔ならばニキビの原因菌が増殖してしまいます。
睡眠不足
ストレス
睡眠不足とストレスも皮膚のバリア機能を低下させてニキビを発生させやすくしてしまいます。

背中に発生するニキビは気づきづらいため、悪化していてもなかなか分かりません。清潔と低刺激を保ち、ニキビを予防することが重要です。

・かぶれによる炎症
下着による締め付け、洋服の繊維、肌に合わないスキンケア製品や薬などにより「接触性皮膚炎」が発生することがあります。

刺激のある物質が肌に付着したら誰にでも起きる可能性があります。

■日焼けによる炎症

日焼けは紫外線のエネルギーによるやけどです。大量の紫外線を浴びたり、日光に弱い体質だったりすると炎症になることがあります。

皮膚全体が赤くなりむくみや水膨れが発生することも多く、皮膚に炎症が起き、バリア機能が低下するほかメラニン色素が生成されシミができやすくなってしまいます。

以下のような習慣のある人は特に背中に炎症やシミができやすいと言えるでしょう。

【紫外線の影響で色素沈着を起こしやすい習慣・出来事一覧】

習慣・出来事 概要
露出の多い服を着る 夏場などに背中が大きく開いた露出の多い服を着ているとその分、紫外線に当たる範囲も広くなり炎症やシミができやすくなります。
白い服を好んで着る 白は紫外線をカットする力が弱い色です。白い服を好んで着る場合は黒い服などを着るよりも紫外線が透過し、背中へのダメージが大きくなります。
日焼け止めを塗らない 夏場はもちろん、冬であっても曇りであっても紫外線はあります。1年を通して日焼け止めを塗らないと背中に紫外線が通ってしまいます。
レーザーや光脱毛中 レーザー脱毛や光脱毛中は肌がデリケートになっています。その分紫外線にも敏感になってしまうため、脱毛中はよりUVケアを気にすることが重要です。
ハイドロキノン使用中 効果の高い美白成分であるハイドロキノンはメラニン色素の生成を防ぐ働きがあります。しかしメラニン色素が生成されないことで紫外線に弱くなってしまうというデメリットもあります。ハイドロキノン使用中はよりUVケアに注意しましょう。

■体質的な皮膚疾患も原因の一つ

肌質によっても炎症ができやすいことがあります。例えば乾燥肌や敏感肌は肌のバリア機能が低下しやすく、脂性肌はニキビになりやすいという特徴があります。

また、「アトピー性皮膚炎」がある人や肌が鳥肌のように際立つ「毛孔性苔癬(モウコウセイタイセン)」「毛孔性角化症(モウコウセイカクカショウ)」がある人なども炎症を引き起こしやすいです。

またこれらの肌質や皮膚疾患のある人は「自己処理・ニキビなどの炎症」や「日焼けの炎症」などの理由で色素沈着を起こしやすい傾向にあります。

2、ケアの前に背中の炎症原因を改善させることが優先

色素沈着改善のケアをしても炎症しやすい状態が続いているのならばあまり意味がありません。ケアをする前には炎症の原因を改善させるようにしましょう。

最低限以下のポイントには気を付ける必要があります。上から順に改善したほうがいいポイントなので参考にしてください。

・UVケアは徹底する
⇒露出度の高い服は着ない、UVカット効果の強い黒や黄色、青などの服を着る、通年で日焼け止めを塗るなど
・寝具、寝間着は清潔を保つ
・背中を洗う時はゴシゴシと強くこすらない
・ボディーソープやシャンプーはきれいに洗い流す
・きつすぎる下着や服を着ない

また生活習慣を改善することも重要です。

皮膚への血流を悪くするタバコを控えたり、肌荒れの原因となる過度のアルコール摂取は避けたりするようにしましょう。

また睡眠はしっかりと6時間以上取るようにして、ストレスも溜めないようにしましょう。

皮膚の新陳代謝に必要なタンパク質や亜鉛、ビタミンA、ビタミンB群をしっかりと摂取することも重要です。

3、色素沈着レベル別ベストな背中のケア方法

色素沈着の改善には皮膚のターンオーバーを促進させて沈着してしまった色素を排出することが大切です。またそれと同じくらいメラニン色素の生成を抑制することが重要です。

以下に、色素沈着をレベル分けしましたので、ご参考にして頂ければと思います。

【色素沈着のレベル別適切なケア方法】

色素沈着レベル 特徴 おススメのケア
レベル1

・明るいところで見ると、少し分かる程度
・範囲も狭い
重曹風呂

市販の美白クリーム

レベル2

・茶色や赤っぽい色の色素沈着が見られる
・範囲が広い
市販の美白クリーム

皮膚科での施術

レベル3

・濃い茶色や黒色の色素沈着が見られる
・暗い場所でも目立つ
・広範囲
皮膚科での施術

①重曹を上手く活用して色素沈着を解消する方法

重曹はアルカリ性の性質を持つ物質です。
皮膚の表面の汚れを取り、ターンオーバーを活発にする働きがあるため、沈着した色素を排出するのに役に立ちます。

しかし、美白作用はそこまで強くないため、効果が表れるまで「1年」ほどかかることもあります。

重曹風呂が重曹の手軽な使い方です。ほんの一つかみ程度の重曹をバスタブに入れて普段通りに入浴するだけです。

肌のターンオーバーを活発にするほか、汚れを落としたり雑菌を殺菌したりする作用も期待できます。

注意点!
・重曹風呂に入った後はシャワーでしっかりと重曹成分を洗い流すようにしましょう。

・入浴後はしっかりと保湿することも重要です。

②市販のボディクリームや石鹸でケアをする方法

セルフケアの一環として美白有効成分が含まれたボディクリームや石鹸を使うことをおススメします。

美白有効成分とは、厚生労働省が肌を白くするのに有効であると認可をしている成分のことを指し、臨床試験に基づき美白作用があることが分かっているので効果が期待できます。

低刺激な美白有効成分には、「トラネキサム酸」や「アルブチン」「コウジ酸」「4MSK」などがありますので、これらが配合されている保湿クリームでケアをすると良いでしょう。

市販品であれば、「ケシミンクリーム」が最も有効です。その他、背中の色素沈着やニキビに特化した保湿クリームも効果的ですので、ご参考にして頂ければと思います。

jitte+(ジッテプラス)

初回限定 ¥980

・肌に浸透しやすいように「ナノ化」した高保湿成分「セラミド」「3種のヒアルロン酸」が配合され、背中の乾燥感や色素沈着の改善に役立ちます。

・着色料やアルコールが入ってませんので、敏感肌の方でも安心して使用できます。

>>jitte+の詳細はこちら


ジュエルレイン

初回限定 ¥5,980

・肌に優しいピーリングとセットで「¥5,980」と、背中ケアを徹底的にすることができるアイテムです。

・保湿力が高く、天然素材の「はちみつ」を使用しており、ツルスベ・モチモチの背中に導きます。

>>ジュエルレインの詳細はこちら

そのほか、天然成分であるハトムギエキスや甘草エキス、茶エキス、プラセンタエキス、ジャムウなども美白作用が期待できます。

ジャムウの詳細は、こちら『デリケートゾーン石鹸の選び方と黒ずみケアの正しい使い方』をご覧ください。
※デリケートゾーン用となってますが、全身に使用できます。

◇おススメの使用方法と頻度
塗るタイミングは、肌のバリア機能が低下してしまう入浴後がベストです。

大体、第一関節の分ぐらいの量の保湿クリームを、背中全体に薄く塗ります。

使用頻度は、入浴後1日に1回という説明をしているクリームがほとんどだと思いますが、乾燥感やかゆみが強い方は、1日に数回塗り込んでも問題はありません。

ただし、使用しているうちにかゆみや赤みが発生したり、シミが濃くなっているような症状が現れたりしたら即座に使用を中止してください。

美容皮膚科やエステで本格的に治す方法

レベル3の方や早く・確実に色素沈着を治したい方は、「美容皮膚科」や「エステ」で本格的に施術を行うことをおススメします。

しかし、シミや色素沈着の治療は、全て保険適用外となりますのでご注意ください。

エステや美容皮膚科では以下のような施術が行われます。

・ハイドロキノン&トレンチノイン治療
ハイドロキノンはとても強い美白作用をもつ成分です。ただし肌への刺激も強く、肌の弱い人は肌荒れの原因となってしまう可能性があるため注意が必要です。

通常の化粧品にも含まれているものがありますが、美容皮膚科で処方されるものはより高い濃度のものも出すことができます。

トレンチノインというビタミンA誘導体と併用することでさらに効果が高めることができ、色素沈着の改善の効果が出るまでおよそ「3か月」かかります。

エステサロンでも、ハイドロキノンが配合された化粧品を販売することができますが、濃度は医療機関のほうが高く処方することができます。

・ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、「サリチル酸」や「グリコール酸」などの酸性の薬剤を皮膚に塗布することで古い角質を除去して、皮膚のターンオーバーを促進させる施術です。

美白作用のほか、肌全体の調子を上げる働きがあります。

効果が出るまでは個人差がありますが、「月に1回程度」を継続して治療を行うとなお効果的です。

エステサロンでも行うことのできる施術ですが、薬剤の濃度は医療機関のほうが高くすることができます。

・イオン導入
イオン導入とは、なかなか皮膚の深くまでは浸透しづらいシミや色素沈着に有効な成分を微弱な電流によりより浸透しやすくする施術です。

イオン導入される成分は、「ビタミンC誘導体」や「トラネキサム酸」が一般的です。シミや色素沈着の改善のほか、肌のハリの回復などにも効果があります。

効果が出るまでは個人差があります。「週に1回から2週間に1回程度」治療を行うとなお効果的です。

また、ケミカルピーリングと併せて行うことも有効です。

エステでも行うことのできる施術ですが、使用できる薬剤や電流の出力で医療機関に軍配が上がります。

・フォトフェイシャル
フォトフェイシャルとは、光を照射させることにより、メラニン色素にダメージを与えると同時に肌のターンオーバーを促進させて色素が排出されるのを促進する施術です。

肌への刺激も弱く広範囲に様々な肌トラブルを改善させる効果があるため、背中へ使用することも可能です。

1か月に1回程度を半年ほど続けると効果が実感しやすいです。

しかし、フォトフェイシャルは医療機関でしか受けることができない施術です。

光を照射する施術を行っているエステサロンもありますが、医療用として認可されたものではなく効果は薄れます。

・レーザー治療
レーザー治療は色素沈着がある部分にレーザーを照射することでメラニン色素を破壊する治療法です。直接メラニン色素を壊すため効果は高いことが特徴です。

「メドライトC6」「Qスイッチルビーレーザー」などレーザー機器には波長の違いによっていくつか種類があります。

しかし、レーザー治療も医療機関でしか受けることができない施術です。

レーザーを扱っているエステサロンもありますが、医療用に認可されたものではなく出力も弱めです。

一回の施術ではなかなか効果が現れないため月に「2回程度」を3か月ほど通うと効果的です。

5、背中の色素沈着は根気強く続けることが大切

背中だけではありませんが、色素沈着はすぐに改善することが難しいです。そのため根気強く続けることが大切です。

美容皮膚科などのクリニックで施術を行っても「3か月~6か月」ほど時間がかかることも多く、セルフケアならば「1年以上」必要になることも珍しくありません。

自分の目で直接見れないからこそ、1か月単位で頻繁に写真を撮り状態を確認しましょう。なかなか効果が出なくても最低でも6か月ほど続けることが重要です。

6、まとめ

背中は炎症が起きやすい部位のため、「にきび」や「日焼け」「肌質」などが原因で色素沈着しやすい傾向にあります。

背中をケアする時は、まず炎症原因となる生活習慣を改善し、それから自分の色素沈着の度合いに合った方法を試していくのが最善です。

しかし、背中に限らず色素沈着は、すぐに治るものではないため最低でも6か月は継続してケアを行うことが大切です。

今回の記事で、背中の色素沈着が改善し、夏に水着や背中ががっつりと開いたセクシーな服を着こなすことができた!と思って頂ければ幸いです。

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