監 修

上田 弥生院長

産婦人科専門医 美容皮膚科医
キュアクリニック恵比寿 院長 上田弥生

色素沈着と脱毛の関係性を徹底解説!改善する?施術不可?の真偽まとめ

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「色素沈着や黒ずみがあるからもしかして脱毛できない?」「脇とデリケートゾーンの色素沈着が気になるけど脱毛で薄くなるって本当かな?」と不安や疑問を抱いている方は多いのではないでしょうか?

黒ずみやニキビ跡・シミ・ほくろなどの色素沈着は、脱毛を拒否されるという噂がありますが、真実ではありません。

多くの場合、多少の日焼けや色素沈着があっても施術は可能です。

また、脱毛をすれば黒ずみやシミなどが解消すると言われていますが、半分本当です。

今回は、色素沈着でも脱毛ができる理由や脱毛を拒否される肌状態、黒ずみや色素沈着の改善法をご紹介します。

1.色素沈着があってもその多くの脱毛できる

脱毛をする時に、「色素沈着があると施術ができない」と言われることがありますが、多少の色素沈着ならば問題なく脱毛することができます。

施術ができないという誤解が生まれたのは、光やレーザーが黒い色素(メラニン色素)に反応して脱毛を行うからです。

そのため、メラニン色素が関係する「色素沈着」や「日焼け」「黒ずみ」があると、肌荒れや火傷を起こしてしまうリスクがあり、色素沈着がある部位に光やレーザーが吸収されて、効果が表れづらいと言われていました。

ですが、実際はそうではなく、小さいほくろ、薄いシミ・ニキビ跡、デリケートゾーン・脇の黒ずみなどの色素沈着程度であれば、問題なく施術を行うことができます。

しかし、過度な日焼けや濃いシミなど、本来の肌の色が変わってしまっているほどの色素沈着は、施術を拒否されることが多いでしょう。

これは、メラニン色素が肌全体に多すぎて、毛にレーザーや光が反応しないばかりか、「やけど」や「肌荒れ」のリスクが非常に高くなるからです。

そのため、過度な日焼けや濃い黒ずみは、一度肌が改善してから脱毛を行った方が良いでしょう。

【施術可能・不可の色素沈着の度合い】

*注意点
・大きなほくろや濃いシミ・タトゥー(刺青)は、火傷や肌トラブルを考えて、光やレーザーを避けて施術を行います。

・多少の色素沈着であれば施術は可能ですが、「痛み」が強い傾向にあるため、ご注意ください。

■乾燥や炎症の方が施術を拒否される可能性が高い

色素沈着がよほど濃かったり広範囲に渡っていない限り、施術を拒否されることはあまりありませんが、日焼け直後の「赤み」や過度の「乾燥」のほうが施術できない可能性が高いです。

赤みや過度の乾燥をしている肌に、レーザーや光を照射してしまうと、炎症が重症化を引き起こしてしまう可能性があるためです。

そのため、脱毛に行く1か月前ぐらいから、毎日「朝と夜の2回」の保湿を徹底して行い、肌の乾燥感や炎症を改善していた方が良いでしょう。

保湿剤の選び方はこちら『肌が乾燥・ガサガサしている方は「高浸透高保湿成分」が良い』をご覧ください。

【施術が不可になる酷い乾燥・赤みの強い日焼けの参考】

■脱毛で色素沈着が改善するとは一概に言えない

「脱毛をすれば色素沈着や黒ずみが改善する!」という口コミや体験談もありますが、一概に改善するとは言えません。

脱毛に使用する黒い色素に反応する特殊な光やレーザーは、メラニン色素を破壊することで脱毛を行っています。

そのため、タトゥー(刺青)やほくろ・黒ずみなどの色素沈着に照射をすると、メラニンが破壊され薄くなる場合もあります。

しかし、あくまで結果論であるので必ずしも薄くなるとは言えません。逆に、刺激が加わることで濃くなる場合もあります。

色素沈着を薄くしたい場合は脱毛用の光やレーザーを用いるのではなく美白用の光やレーザーを使うことが推奨されます。

2.濃い色素沈着や日焼けをしてても施術可能な機械

近年、医療レーザー脱毛にメラニン色素に反応するのではなく「バジル領域」に働きかけるタイプの機械も現れました。

バルジ領域とは、毛根部分の毛母細胞に「毛を生やしなさい!」という指令を出している細胞組織です。

毛を生やしなさい!と指令を出している組織を壊す・弱らすため、メラニン色素に対するダメージがありません。

そのため、濃い色素沈着や軽度の日焼けでも施術が可能になりました。

バルジ領域に働きかける脱毛マシンは、レーザー脱毛であれば「ハヤブサ」や「メディオスター」、光脱毛であれば「ハイパースキン」が該当します。

次より、より詳しくご紹介します。

【光脱毛とレーザー脱毛の違い】

脱毛の種類 医療レーザー
効果 毛根を完全破壊するため、永久脱毛を行える
・一度毛根が壊れれば、そこから毛が生えなくなる。
毛根を弱めることで、減毛・抑毛行う
・毛が細くなる、薄くなる効果
痛み 強い 弱い
完了期間 4か月~1年半 1~4年
使用機械 ・アレキサンドライトレーザー
・ダイオードレーザー【色素沈着でも可能な機械】
・メディオスター
・ハヤブサ
・PL脱毛
・SSC脱毛【色素沈着でも可能な機械】
ハイパースキン

■レーザー脱毛なら「ハヤブサ」「メディオスター」がある美容クリニックへ

色素沈着が気になる方は、「ハヤブサ」か「メディオスター」がある美容クリニックで施術を受けるとよいでしょう。

ハヤブサもメディオスターもどちらも機械の名前での違いであり、バルジ領域に働きかけるという特徴には違いがありません。

従来のレーザー脱毛は毛根部分に高熱を与えることで毛母細胞を破壊していましたが、ハヤブサやメディオスターは60度程度の弱い熱を照射するため、皮膚に対する「刺激」や「痛み」が弱いというメリットがあります。

施術期間も従来の脱毛方法より少なく4か月程度、1回の施術時間も短縮することができます。

また、基本的に日焼けや色素沈着によって肌がどれほど黒くなっていても施術することが可能です。(ただし肌が炎症・乾燥を起こしている場合は除く)。

さらに、従来の脱毛方法は、「産毛」などのメラニン色素が少ない毛には効果が薄かったのに対して、ハヤブサやメディオスター脱毛は問題なく脱毛することができます。
※白髪や金髪には効果が薄いです。

総じて従来の脱毛方法に比べて効果が高く、期間も短縮でき、肌への負担も少ないという特徴があります。

しかし、使用できるかどうかは、肌の状態に合わして美容クリニックや美容皮膚科が決めますので、一概に使用できるとは限りません。

もし、「メディオスターやハヤブサで脱毛がしたい!」というのであれば、医師や看護師に相談して見ましょう。

参考:怖くない!痛みが少ない医療レーザー脱毛を選ぶ2つのポイント

 

■光脱毛ならば「ハイパースキン」がある脱毛サロンへ

ハイパースキン光脱毛もハヤブサやメディオスターと同じくバルジ領域に働きかける方法です。

医療機器ではないため、美容サロンや脱毛サロンなどで施術を受けることが可能です。

出力はハヤブサやメディオスターよりも低いため、痛みや肌への刺激が非常に少ないことが特徴です。

ただしその分、毛が抜けるまでにかかる時間も長く必要になります。

2~3か月に1回の施術を、10~20回程度受ける必要があるため、1~4年ほどかかる施術となります。

効果自体は、ハヤブサやメディオスター脱毛のほうが高いため、それらの機械では対応できる産毛には、十分な効果が表れないことがあります。

負担自体はハヤブサやメディオスターよりも少ないため、それらの機械で施術が受けられない人でも受けることができる可能性があります。

参考:肌ケアも同時にできる光脱毛の魅力とおススメの脱毛サロン徹底比較

3.施術は可能でも理想は「白い肌に黒い毛が生えていること」

ハヤブサやメディオスター、ハイパースキンのように色素沈着している肌でも施術は可能になりましたが、理想は「白い肌に黒い毛が生えていること」です。

施術は可能とは言われていますが、シミや日焼け・ニキビ跡は、通常の肌よりもダメージが大きいため、できるだけ色素沈着は改善した方が良いです。

脱毛をしながらでも構いませんので、できるだけ美白ケアをしていきましょう。

■セルフで出来る色素沈着(黒ずみ・ニキビ跡・日焼け)の改善法

セルフケアで、色素沈着を改善するのであれば、厚生労働省が美白作用があると認可した「美白有効成分」が含まれている保湿クリームでのケアが良いでしょう。

アルブチンやコウジ酸、ビタミンC誘導体などが該当し美白クリームや化粧品として販売されています。

3~6か月ぐらい毎日2回(朝と夜)美白成分が含む保湿クリームを塗ることで、徐々に症状が改善していきます。

保湿クリームの詳細はこちら『成分が決め手!ムダ毛処理後の保湿クリームの選び方と厳選6アイテム』をご参考ください。

また、「UVケア」や「色素沈着が悪化する習慣の改善」も色素沈着を改善させることに有効です。

特に、UVケアを行わずに外に出ると紫外線をそのまま受けてしまい、メラニン色素が過剰に生産される原因となります。

たとえ、冬や曇りであっても紫外線はあるため、通年を通してのUVケアが必要になります。

そのほか、皮膚を掻いたり火傷をしたり、タオルでゴシゴシ強く擦ったりする刺激も色素沈着の悪化の原因となります。

■美容クリニックやサロンで行う色素沈着(黒ずみ・ニキビ跡・日焼け)の改善法

美容クリニックや美容サロンでは、「ケミカルピーリング」や「レーザー」などの施術を受けることで色素沈着を改善することが可能です。

ケミカルピーリングは、皮膚に余分な角質を溶かす薬品(フルーツ酸や乳酸など)を塗り、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を強制的に促進させる施術です。

肌の奥に定着してしまったメラニン色素が、徐々に浮き上がり色素沈着が改善していきます。

レーザーは、色素沈着をしてしまった部位に照射することで、メラニン色素を壊し、肌のターンオーバーによって薄くする方法です。

確実性が高く、治療をした1~2週間程でシミや黒ずみが改善していきます。

4.脱毛中は避けるべき色素沈着が起きてしまうNG行動

レーザーにしろ光照射にしろ脱毛中は多かれ少なかれ、肌にダメージを与えています。

脱毛後は、隠れ日焼けをしており、肌も敏感になっているため、少しの刺激や摩擦で色素沈着を起こしやすい状態です。

そのため、脱毛中は以下の事項を、特に注意して色素沈着が起きてしまう行動を避ける必要があります。

①日焼け
紫外線は色素沈着をしてしまう最大の原因となります。
紫外線は夏季や昼間だけではなく、通年降り注いでいるためしっかりとUVケアをしましょう。

露出をしてしまう顔や腕などに日焼け止めクリームを塗ることはもちろん、紫外線が透過しやすい白く透けた服を着るのも避けるようにしましょう。

十分にUVケアをする自身がない場合は脱毛を行うのを冬にするようにすると肌への刺激を最小限に抑えることができます。

②ピッチリとした服、下着
ピッチリした服や下着による締め付けは肌の刺激になって色素沈着を起こしやすくしてしまいます。最低でも脱毛をしている間はなるべく余裕のある服や下着を着用するようにしましょう。

③カミソリや毛を抜くムダ毛処理は禁止
脱毛中は、カミソリや毛を抜く・溶かす(毛抜き・ワックス・除毛クリームなど)ムダ毛処理をするのは避けるようにしましょう。

特に毛を抜く・溶かす作用のあるムダ毛処理法は、脱毛効果の薄れに繋がりますので、絶対にしてはいけません。

カミソリは、シェービング剤を使用したとしても皮膚への刺激は強めです。

どうしてもムダ毛を処理したいときはカミソリより刺激の少ない電気シェーバーを使用するようにしましょう。

参考:こんな電気シェーバーが欲しかった!安全に深剃りできるアイテム5選

④入浴後、洗顔後の保湿ケアをしない
肌の保湿はバリア機能を保つために重要です。

保湿を十分に行わないとどんどん皮膚が乾燥してしまい、刺激に弱く色素沈着しやすくなってしまいます。

特に入浴後や洗顔後は皮膚から水分が蒸発してしまうため、化粧水や保湿クリーム、ワセリンなどで保湿ケアを行いましょう。

参考:成分が決めて!ムダ毛処理後の保湿クリームの選び方と厳選6アイテム

⑤睡眠不足
肌に蓄積したメラニン色素はターンオーバーするにつれ排出されていきます。

しかし睡眠不足は成長ホルモンや女性ホルモンの分泌量を低下させて皮膚のターンオーバーが遅れる原因となってしまいます。

忙しくても脱毛をしている間は最低でも6時間の睡眠を取るようにしましょう。

5.まとめ

・色素沈着があっても脱毛できるがあまりにも濃かったり広範囲に広がっていたりすると脱毛できないことがある

・バルジ領域に働きかけるタイプの脱毛ならば色素沈着していても脱毛が可能

・医療脱毛ならば「ハヤブサ」「メディオスター」、美容脱毛ならば「ハイパースキン」のあるクリニックやサロンがおすすめ

・脱毛の効果を最大限に発揮するなら色素沈着を改善することも重要

・脱毛中は色素沈着しやすいため、肌への刺激を避けることも重要

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