監 修

上田 弥生医師

日本産婦人科学会 産婦人科専門医
美容皮膚科医
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー 上田弥生 医師

プラセンタ美白講座・シミ・くすみを改善するプラセンタの選び方

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美白や若返り、更年期の治療などマルチな効果を発揮するプラセンタ。注射やドリンク、サプリメント、化粧品など幅広く使われその美白力はどれほどなのか?と気になっている方も多いのではないでしょうか。種類もウマや植物性、ブタ、ヒトなど豊富に存在し、どのプラセンタが美白効果が高いのか分からないという方も多いと思います。

今回は、美白効果の高いプラセンタの選び方から、美白の目的別プラセンタの取り入れ方、美白をサポートする生活習慣まで、プラセンタの上手な使用方法の全てをご紹介いたしますのでご参考にしていただければと思います。

1、美白に有効なプラセンタケアの種類と特徴

プラセンタとは、ヒトや豚・ウマなどの「胎盤」のこと指し、肌の生まれ変わりを促進させる働きが強いことから、シミや黒ずみ・肝斑を治す美白剤して古くから親しまれてきた成分です。

シミやくすみの原因となるメラニン色素を抑制し、高い保湿力で肌の生まれ変わりを促進させ、メラニン色素を排出することで美白に導きます。

プラセンタは、アミノ酸やタンパク質などの栄養素が豊富ものほど美白効果が高いとされており、「ヒト⇒ウマ⇒ブタ⇒シカ⇒ヒツジ⇒海洋性⇒植物性」の順に美白効果を期待できます。

プラセンタのなかでも美白効果が高いとされているのは「ヒトプラセンタを使用した筋肉(皮下)注射」で、美肌・美白効果の他にも疲れを取る・女性ホルモンを整えるなどの効果もあり、様々な症状にマルチに対応します。
外部参考ページ:一般財団法人 日本胎盤臨床医学会

【プラセンタの種類と特徴】

種類 美白効果 特徴
ヒト 非常に高い 実際に人の胎盤を使用したプラセンタ
更年期やうつ病など様々な病気の治療薬として使用されている
ウマ 高い サプリメントや化粧品によく使用され、安全性も非常に高い
サラブレッドの馬が最も有効
ブタ 普通~高い よく使用されプラセンタ。ウマに比べると効果は薄い
シカ 普通 最近注目されているプラセンタ。サプリメントに配合されることが多い。
ヒツジ 普通
海洋性 低い 鮭の卵巣膜から摂取するプラセンタ。正確にはプラセンタではない。栄養素が豊富なためドリンクによく使用される
植物性 低い 植物(主に大豆)の胚芽から抽出するプラセンタ。正確にはプラセンタではなく、大豆イソフラボンの効能と言われている。
日本で美白効果があると認められたプラセンタは「ヒト」「ウマ」「ブタ」のみ
現在、厚生労働省が安全性が高く美白効果があると認めたプラセンタは「ヒト」「ウマ」「ブタ」を使用したプラセンタです。ヒツジや牛などその他の種類のプラセンタに関しては、研究段階で立証データも乏しいことから、なるべくは厚生労働省に認可されたプラセンタの種類を使用することが好ましいです。

 

2、美白の目的別プラセンタの取り入れ方

プラセンタを取り入れる方法は、注射やサプリメント・美容液・ドリンクがあり、美白の目的別に適切な取り入れ方をすることで早い効果を期待できます。

シミや肝斑を治す目的はもちろんのこと、プラセンタには「疲労回復」「栄養補給」「ニキビの改善・予防」「女性ホルモンを整える」「乾燥感の改善」などの効果もありますので、美白以外の効果も知りながら、取り入れ方の参考にして頂ければと思います。

【プラセンタの取り入れ方と特徴】

製品 美白効果 特徴 種類
注射 ★★★★★ 筋肉や皮下に直接プラセンタを取り入れる方法 ヒト
【美白以外の効果】
疲労回復、女性ホルモンを整える、美肌、乾燥改善、栄養補給、アレルギーの改善、更年期治療など
サプリメント ★★★★☆ 水分や不純物を限りなく取り除いた粉末状のプラセンタをカプセル・錠剤にして取り入れる方法。 ウマ

ブタ

シカ

海洋性

植物性

【美白以外の効果】
疲労回復、女性ホルモンを整える、美肌、乾燥改善、栄養補給、更年期の改善
イオン導入 ★★★★☆ エステや病院で、プラセンタの原液を機器を使って肌の奥にまで浸透させる取り入れ方。
【美白以外の効果】
ニキビの改善・予防、乾燥改善、リフトアップ、毛穴を小さくする、美肌
ドリンク ★★★☆☆ プラセンタの他に、コラーゲンやビタミンCなどが入ったドリンクで取り入れる方法
【美白以外の効果】
疲労回復、栄養補給、乾燥の改善、美肌
美容液 ★★☆☆☆ プラセンタの原液を肌に塗る取り入れ方。
【美白以外の効果】
ニキビの改善・予防、乾燥改善、毛穴を小さくする、美肌
化粧品 ★☆☆☆☆ 一般化粧品に配合されているもので取り入れる方法
【美白以外の効果】
ニキビの改善・予防、乾燥改善、毛穴汚れを取る

 

■全身美白ならプラセンタサプリやプラセンタ注射

サプリメントや筋肉注射で取り入れるプラセンタは、純度が非常に高く、身体に直接作用するため、全身のシミや肝斑・色素沈着などの美白を目指す方に向いています。

また、プラセンタは直接体内に入れ込むことで、疲労回復・生理痛の軽減・栄養補給などの効果もあるため、食事が偏りがちな方や疲労が溜まっている方にもおすすめです。

対応できる症状
シミ、くすみ、肝斑、日焼け、色素沈着、やけど跡、赤ら顔、そばかす、ニキビ跡、ニキビ、乾燥、シワなど

【プラセンタ注射】
1回の料金:¥2,000~¥10,000
※更年期と診断されれば保険適用

効果が出る回数:1~3回(1~2週間に1回行う)

取扱い場所:婦人科、美容外科、美容皮膚科、美容クリニックなど

注意点:献血、臓器提供ができなくなる。皮下注射の為、多少の痛みが伴う


【プラセンタサプリメント】
1カ月分の相場価格:¥2,500~8,000

効果が出る日数:2~3カ月の継続

取扱い場所:ネット販売、エステ販売、一部ドラッグストア販売

さらに詳しい情報は?プラセンタサプリの選び方や注意点、飲み方について以下で詳しくご紹介していますので、ご参考ください。
注意:妊娠中の方は主治医と相談してから使用する
化粧品に配合されているプラセンタは、含有量も純度も低いため心配ありませんが、妊娠中の方が注射やサプリメント・ドリンクで直接取り入れる場合、母子に影響を及ぼすとされているため医師と相談してから使用するようにしてください。

 

■部分的なシミ・そばかすならプラセンタのイオン導入

イオン導入は、微弱な電流や超音波で肌の奥深くまでプラセンタの原液を浸透させていく方法です。プラセンタの濃厚な原液を肌の奥にまでしっかりと届けることができるため、ピンポイントのシミやそばかすの改善に向いています。

エステや美容皮膚科・家庭用イオン導入器で施術することができます。エステや美容皮膚科で使用される機械のほうが出力が高いことから、プラセンタをより確実に浸透させることができます。

対応できる症状
シミ、くすみ、肝斑、乾燥、そばかす、日焼け跡、ニキビ跡、シワなど

【エステ、美容クリニックのイオン導入】※保険適用外
1回の費用:¥5,000~¥7,500

効果が出る回数:1週間に1回 3カ月継続

注意点:使用直後に赤みが出ることがあるが、すぐに引くため問題はない


【家庭用イオン導入器】
1台当たりの価格:¥10,000~50,000

効果が出る回数:1週間に1回 半年継続

注意点:肌荒れが起きている場合使用不可、中学生以下の使用は避ける

 

■シミ予防・乾燥肌対策ならプラセンタ化粧品やプラセンタドリンク

プラセンタドリンクやプラセンタ化粧品は、プラセンタの純度が高いほど美白の効果が期待できますが、味や使いやすさも考慮しなければならないため、プラセンタだけでは製品化が難しく、飲みやすくするための香料や、使いやすくするため水や保湿成分も含まれます。

そのため、プラセンタの配合量が注射やサプリと比べて少ない点がデメリットですが、保湿作用に優れているため、手軽にプラセンタを取り入れることができるため、シミ予防や乾燥肌対策に向いています。

市販品のなかでは、プラセンタ原液の美容液が美白作用が高く、いつもの化粧品にプラスして使用するだけでも肌の乾燥感や美白効果を期待できます。

【市販のプラセンタ配合製品の美白効果と対応可能な症状】

製品 美白効果 効果が出る日数 対応できる症状
美容液
(原液)
★★★★★ 半年~1年 シミ、シワ、くすみ、乾燥、色素沈着
ドリンク
(原液)
★★★★☆
化粧水、パック ★★★☆☆ 1年以上 乾燥、シミ予防
ドリンク ★★☆☆☆ 乾燥、栄養補給
化粧品 ★☆☆☆☆ 乾燥

 

3、アレルギー体質の方は主治医に相談して使用する

プラセンタの多くは動物の胎盤を使用しているため、動物アレルギーの方は主治医と相談して使用するようにしてください。特に豚肉アレルギーがある方は、ブタプラセンタでなくても、アレルギー反応を起こす可能性があります。

また、植物性・海洋性などのプラセンタも、魚アレルギーや大豆アレルギーがある方は、アレルギー反応を起こしやすいため、使用する際は医師に確認をするようにしてください。

 

4、プラセンタの美白効果をサポートする日頃のケアも重要

どのような取り入れ方であれ、プラセンタの美白効果をサポートする「食生活」や「UVケア」「生活改善」を心掛けることも重要です。プラセンタの美白効果も最大限生かすために、以下4つのことを気をつけましょう。

①ビタミンCやコラーゲンも一緒に摂取する
プラセンタは「ビタミンC」や「コラーゲン」と相性が良く、一緒に取り入れることで相乗効果によって美白力が高まります。ビタミンCが豊富なレモンやパプリカ、コラーゲンが豊富なすっぽん・牛テールなどを積極的に食べるようにし、もし、難しいのであればサプリメントとして摂取するのをおすすめします。

さらに詳しい情報は?ビタミンCが豊富な食材に関しては以下の記事で詳しくご紹介していますので、ご参考ください。

また、プラセンタ配合化粧品も、ビタミンCやコラーゲンが豊富に配合されているものを選ぶと美白効果が高まります。

 

②シミやくすみの原因となる紫外線は年中対策する
シミやくすみなどができる主な原因は紫外線です。いくらプラセンタで美白対策をしても、紫外線に当たってしまうとシミを再発してしまうリスクが高まることから、「日焼け止め」や「日傘」「サングラス」などで紫外線対策を行いましょう。紫外線は、室内・室外・季節・天気関係なく降り注いでいるため、毎日行うことが大切です。

 

③適度な運動で肌の代謝を向上させる
運動不足は肌の代謝を悪くさせるため、1日に20~30分ほど汗ばむ程度に「ウォーキング」や「軽い筋トレ」をすることが好ましいです。身体全体の代謝が良くなり、プラセンタの効果をサポートすることが期待できます。

半身浴やリンパマッサージなどでも、肌の代謝をあげる手助けをするため、無理がない程度に毎日身体を動かしていきましょう。

 

④タバコはシミやくすみの原因になる
タバコに含まれるニコチンやタールは、肌の代謝も低下させ、シミやくすみの悪化・発生の原因となるメラニン色素の生成します。プラセンタをはじめる前にまずは禁煙をすること、厳しい場合は、禁煙外来に行くことをおススメします。

 

5、まとめ

プラセンタは、種類や取り入れ方によって美白効果に大きな差ができます。全身の美白や即効性を感じたい方は「ヒトプラセンタを使用した注射」や「馬プラセンタを使用したサプリメント」がおススメです。

エステや美容クリニックで行えるイオン導入は、プラセンタの原液を直接肌に作用させることができるため、ピンポイントのシミやそばかすの改善に役立ち、ドリンクや化粧品に含まれるプラセンタは、シミ予防と乾燥対策に優れています。

とても安全性が高い成分のためどの年代でも使用できますが、「妊娠中の方」や「動物アレルギーを持っている方」は、主治医と相談をして使用するようにしてください。

また、プラセンタの美白効果をサポートするために「ビタミンCやコラーゲンとの同時摂取」や「適度な運動」「禁煙」も心掛けるようにしましょう。

【美白成分プラセンタの種類と取り入れ方まとめ】

取り入れ方 種類 対応できる症状
注射 ヒト シミ、くすみ、肝斑、日焼け、色素沈着、やけど跡、赤ら顔、そばかす、ニキビ跡、ニキビ、乾燥、シワなど
サプリメント ウマ

ブタ

シカ

ヒツジ

海洋性

植物性

イオン導入 シミ、くすみ、肝斑、色素沈着、そばかす、ニキビ跡、ニキビ、乾燥、シワなど
美容液 シミ、くすみ、肝斑、乾燥、そばかす、ニキビ跡、シワなど
ドリンク
スキンケア シミ・ニキビ予防、乾燥、シワなど
化粧品 乾燥対策

※種類・取り入れ方は美白効果の高い順

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