監 修

上田 弥生医師

日本産婦人科学会 産婦人科専門医
美容皮膚科医
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー 上田弥生 医師

石鹸でムダ毛処理はNG!実はシェービング剤の方が良い理由と選び方

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「石鹸を使ってムダ毛処理していいの?」「石鹸とシェービング剤、どっちの方が肌にいいの?」と考えている方は多いかと思います。

石鹸は本来、汚れを落とすものでムダ毛処理には向いていません。そればかりか、肌の乾燥を進行させて様々なトラブルの原因になります。

ここでは、石鹸でムダ毛処理を行うリスク、石鹸よりも肌刺激の少ないシェービング剤と選び方、話題の脱毛石鹸から保湿の重要性までをご紹介しています。

1:石鹸でのムダ毛処理は肌トラブルを招く可能性がある

ムダ毛処理の際、シェービング剤の代わりに石鹸を泡立てて使用する方もいらっしゃいます。しかし石鹸は、必要だった皮脂までも洗い流し、本来備わっている肌のバリア機能を低下させ、肌刺激に弱い状態を作ってしまいます。

そこでカミソリによる刺激が加わると、肌荒れやカミソリ負け、ニキビができやすいといった肌トラブルを招く可能性が高まります。

石鹸とは、油脂(動物性の脂)とアルカリから作られるもので、汚れを落とす働きがある界面活性剤の一種です。主には皮脂や油汚れ、細菌、ウイルスなどを洗い流す働きがあります。

中でも、肌に存在する皮脂は赤いぶつぶつ(毛嚢炎)、テカり、ニキビの原因にもなりますが、一方で肌のバリア機能にも役立っている為、一定以上の皮脂がないと肌トラブルが起きやすい状態となります。

つまり、石鹸でムダ毛処理を行うことは、必要だった皮脂汚れも落とす事となるので、肌負担を抑えていきたい方にはお勧めできません。

2:石鹸よりもシェービング剤の方が肌刺激は少ない

シェービング剤は刃の滑りをよくするだけでなく、保湿や抗炎症といった成分も含まれる為、石鹸より肌負担が少なくムダ毛処理ができます。乾燥肌やカミソリ負け、肌荒れなどに悩まされている方はシェービング剤の方がお勧めと言えます。

石鹸は泡立てることで剃りやすくなりますが、必要以上に皮脂の洗浄まで行う為、肌を守る働きはありません。石鹸の長期使用は、肌のダメージを蓄積させ、ガサガサとした乾燥感を強め、ニキビや肌荒れが悪化する可能性を高めます。

シェービング剤は肌の保湿や炎症予防をする働きがある事から、乾燥肌を防ぐ意味でもお勧めです。

3:シェービング剤の選び方とアイテム3選

シェービング剤を選ぶ時のポイントは「剃りやすさ」「保湿成分」「低刺激」の3つです。

剃りやすさはもちろんですが、皮脂が洗い流された後の肌の水分を保つ保湿性、肌にダメージを与えない低刺激ということも重要となります。

これらのポイントを抑えたおすすめのシェービング剤を以下にご紹介します。

 

シック・ジャパン シックハイドロシルクシェービングジェル

「シックハイドロシルクシェービングジェル」の画像検索結果

価格:¥582
容量:150g

敏感肌や乾燥肌にお勧めの、保湿性の高いシェービングジェルです。

保湿作用の強いヒアルロン酸が2種類、加水分解シルクが配合されている為、潤いのあるツルツル肌を保ってくれます。加水分解シルクは保護膜を形成する作用もあり、肌刺激を最小限に抑える為、カミソリ負けに悩む方にもおすすめです。ほか、メラニン色素の生成を抑える働きがあるため、美白作用も期待できます。

>> シックハイドロシルクシェービングジェルの公式サイトはこちらから

 

シック・ジャパン シックハイドロシェービングジェル

「シックハイドロシェービングジェル150g」の画像検索結果

価格:¥399
容量:150g

太く濃い毛のムダ毛処理をしたい方におすすめのシェービングジェルです。

ムダ毛を柔らかくする独自処方で、太い毛が剃りやすく、肌を保湿する作用の強いヒアルロン酸が2種類配合されていて、しっとりとしたすべすべの肌を保ちます。ムダ毛処理による乾燥感に悩まされている方にもお勧めです。

>> シックハイドロシェービングジェルの公式サイトはこちらから

 

【購入先】

上記で紹介した商品は、ドラッグストアやスーパー、アマゾン、楽天などで購入できます。

【使用期間の目安】

およそ0.8g(手の平に500円玉ほど)で『顔全体』もしくは『両ワキ』の1回のムダ毛処理ができますので、100gあたりおよそ4カ月使用できます。

両足(ひざ上下)なら8gで、100gあたりおよそ2週間。

両腕(ひじ上下)なら4gで、100gあたりおよそ1カ月。

 

4:脱毛石鹸は毛が生えるスピードを緩やかにするもの

石鹸を使ってムダ毛処理をする中で、「脱毛石鹸」を検討する方もいらっしゃいます。

「脱毛石鹸を使いながらシェービングすれば、毛剃りをしながら脱毛効果も得られるのではないか?」と考えるようです。

ですが、実際には毛が生えるスピードを緩やかにする「抑毛」といった方が正しいと言えます。

脱毛石鹸は、普通の石鹸と同じように、刺激や痛みもなく、肌が弱い人でも安心して使用できて、なおかつ抑毛成分が含まれているのが大きな特徴です。

脱毛石鹸に含まれる「イソフラボン」によって、使用しているうちにムダ毛を目立たなくさせるものですが、即効性はないので、長期間の使用が必要となります。イソフラボンは主に大豆に含まれるフラボノイドの一種で、女性ホルモンに似た働きを行い、男性ホルモンの分泌を抑えることでムダ毛の抑制効果を高めます。

ほか、抑毛効果がある成分としてブロメラインというたんぱく質分解酵素も含まれています。毛はケラチンというタンパク質で構成されていて、タンパク質分解酵素でムダ毛が薄くなるという効果が期待できますが、石鹸に含まれる程度のブロメラインでは大きなタンパク質を分解するまでの働きはありません。あくまでムダ毛の成長を抑制する効果に留まります。

本来、脱毛とは「毛を毛根から除去すること」を指していて、毛抜きや医療レーザー脱毛などがそれに該当します。脱毛石鹸は、毛根から毛を除去することができないため、厳密には脱毛に当てはまりません。

また、短期間で効果を得るものではなく、細い毛や産毛なら3カ月以上、腕や足などの太い毛では1年以上の継続が必要となる場合が多いです。値段は安いもので1個¥1000~3,000を超えるものがあり、全身を洗うなら1個あたり2~3週間、足や腕など、部分的に使う場合は2カ月ほどは使用できます。

ただし、大豆アレルギーがある人は、脱毛石鹸に含まれるイソフラボンでアレルギー反応が現れることがありますので使用は避けましょう。まずは、狭い範囲で使用してみて、アレルギーやかゆみ、痛みが出ないか確認してから、徐々に使用する範囲を広げるとよいでしょう。

5:ムダ毛処理後の肌トラブル対策

どんなムダ毛処理でも肌負担はあります。シェービングにおいては皮脂が皮膚から除去されやすく、それに伴って乾燥しやすい状態にもなります。乾燥からは赤みやぶつぶつといった肌トラブルも起こりやすいので、その対策として保湿は欠かせません。

その他、シェービング中に出血が起きる場合もありますので、それぞれの対策についてご紹介いたします。

■乾燥による肌荒れ・赤み・ぶつぶつは保湿剤が有効

ムダ毛処理後は、水分の蒸発を防いでいた皮脂の膜が失われやすく、肌も乾燥しやすい状態となります。肌荒れ、赤み、ぶつぶつといった肌トラブルにも発展しやすいので、保湿によって予防と対策を行いましょう。

ほか、全身を洗ったり洗顔したりして、清潔な状態でムダ毛処理をする方が多いかと思いますが、石鹸と同様、その洗浄成分によって既に多くの皮脂が洗い流されている事もあります。

そこで保湿ケアは行うのは、肌にとって非常に重要です。十分な保湿がされている事で、肌トラブルを防ぐだけでなく、きめ細かく綺麗な肌を目指すこともできます。

保湿は、化粧水、保湿クリームやローションなどでも構いませんが、高い保湿効果を得たい方は、セラミドやヒアルロン酸などが配合されたものが良いでしょう。また、ムダ毛処理後の保湿だけでなく、夜寝る前にも行うとより効果的です。

ほか保湿に関しては以下をご参考下さい

>> 成分が決め手!ムダ毛処理後の保湿クリームの選び方と厳選6アイテム

この他、不衛生なカミソリを使うと細菌による炎症が起き、赤いぶつぶつができやすくなってしまうため、清潔なカミソリを使用するようにしましょう。常に湿度の高い浴室などでカミソリを保管すると細菌が繁殖しやすくなってしまいます。使用後は水分を拭きとり、乾燥しているところで保管するようにしましょう。

■カミソリによる出血の対策

肌やカミソリの状態によって出血が起こる可能性はありますが、肌刺激を抑える方法として、シェービング剤で刃の滑りを良くすることが先決となります。

毎日剃る部位や、足や腕など毛が濃くて深剃りをするような部位は、頻繁に剃ることで細かい傷できて、出血に繋がる傾向にあります。

サビや刃の欠けなど、カミソリの機能が失われた時も出血の原因になるので、1か月に1回は交換するようにしましょう。

正しい使い方をしていても肌トラブルが起きる場合は、保湿剤やシェービング剤、カミソリが合っていないことが考えられます。まずは使っている保湿剤やシェービング剤の使用を一旦止めてみましょう。それで症状が治まるなら、より刺激の少ないものを使うようにします。

低刺激タイプの保湿剤やシェービング剤を選んだり、天然素材を原料に作られたものを選んだりするとよいでしょう。

カミソリなら刃の摩擦が軽減された保湿剤が含まれたものがお勧めで、同時に、角度に合わせて曲がるスウィングヘッドタイプだと、より低刺激で剃ることができます。

より詳しいカミソリ選びについては以下をご参考下さい

>>  一般的だからこそ曖昧・・・正しいカミソリでのムダ毛処理のイロハ

6:まとめ

いかがでしょうか?

石鹸は本来、シェービングの代わりに使用するものではありませんので、使い続けると乾燥を起こしやすく、肌トラブルの原因にもなってしまいます。

また、カミソリは保湿剤付きでスウィングするタイプを選び、保湿効果のあるシェービング剤を使用する事で肌負担を最小にする事ができます。

中でも保湿ケアは最も重要ですので、ムダ毛処理後と就寝前に行うことで、肌質は今よりも良くなっていくことでしょう。

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