監 修

上田 弥生医師

日本産婦人科学会 産婦人科専門医
美容皮膚科医
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー 上田弥生 医師

まるごと分かる!ムダ毛処理における毛抜きの選び方と正しい使用方法

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「使いやすい毛抜きが知りたい」という反面、「毛抜きは肌に悪いから辞めた方がいいのかな」と感じている方もいらっしゃるかと思います。

ここでは毛抜きのメリットやデメリット、カミソリと毛抜きの違い、毛抜きの選び方やその後のアフターケアまで、毛抜きに関する情報が全て分かるようにまとめました。

毛抜きをうまく使いこなしていきたい方や、そもそも毛抜きを使用していくかという判断基準としてご参考頂ければと思います。


1.毛抜きでムダ毛処理を行う時のメリット・デメリット

毛抜きによるムダ毛処理は手軽ですが、痛みやその他の症状を引き起こすこともあります。そこでまず、毛抜きにはどんなメリット・デメリットがあるかをご紹介します。

毛抜きによるメリット・デメリット

メリット デメリット
・買い替える頻度が少ない為、費用が安く済む

・眉や指など、範囲が狭い箇所は処理しやすい

・カミソリに比べて脱毛効果が長く続く

・抜くたびに痛みがある(特にビキニラインや脇などの敏感な部分)

・脱毛を完了するのに非常に時間がかかる

・処理しにくい部分が出てくる

 

肌の強さによって個人差がありますが、以下のような症状が現れることもデメリットの一つとして挙げられるでしょう。

埋没毛

埋没毛

毛抜きによるムダ毛処理は埋没毛を生じさせることがあります。埋没毛は毛抜きをした際に毛穴を傷つけてしまい、かさぶたが毛穴を塞ぎ、毛穴内部で毛が成長する事で発生します。

黒い毛が毛穴の中で成長していくため、黒いポツポツのように見えるのが特徴です。

毛嚢炎(もうのうえん)

毛嚢炎

毛嚢炎は埋没毛や肌への刺激が原因で、毛穴内部が炎症してしまう状態です。見た目は白いポツポツができ、白ニキビに似ています。

出血

出血

毛抜きでムダ毛を処理する際、出血することがあります。出血をすると毛穴にかさぶたができやすくなり、結果的に埋没毛や毛嚢炎の原因にもなります。

皮膚にポツポツとした突起が現れやすくなる

皮膚にポツポツとした突起が現れやすくなる

毛抜きで皮膚を引っ張る為、皮膚が伸びてポツポツして見えることもあります。

 

2.毛抜きとカミソリの違いは見た目の仕上がり

抜き跡と剃り跡

毛抜きとカミソリでは、皮膚を引っ張らない点でカミソリの方がキレイな仕上がりにはなりますが、以下のデメリットもあります。

【カミソリのデメリット】

・毛抜きよりも早くムダ毛が生えてくる

・処理後、1~2日での肌触りがチクチクする為、頻繁に処理が必要

・皮膚表面を剃る処理方法のため、肌荒れを起こしやすい

・肌が弱い方は、赤みや炎症を起こすことがある

・清潔に保管しなければカミソリの刃が劣化しやすく、雑菌も発生しやすくなる

これらのデメリットも踏まえた上で、効率的にムダ毛処理をする場合、眉や口周り、指は『毛抜き』、足や腕、デリケートゾーン、VIO等は『カミソリ』といったように、範囲の広さによって使い分ける方が良いでしょう。

【毛抜きとカミソリの使用頻度】

毛抜きは肌負担がある為、同じ箇所を毎日のように毛抜きするのはおすすめできません。使用頻度としては、3~4日の間隔を空けて使用していく方が望ましいと言えます。

 

カミソリも、毎日使用は避けて2~3日の間隔で剃っていくことが理想です。

ほか、カミソリの詳細に関してはこちらをご参考下さい。

参考ページ:一般的だからこそ曖昧・・・正しいカミソリでのムダ毛処理のイロハ

3.部位別に適したおすすめの毛抜きと選び方

体の部位によって細い毛、太い毛があり、抜きやすさも違いますが、基本的にはしっかりとつかんだムダ毛を離さないキャッチ力があれば、どの部位にも対応することができます。

毛抜きの使いやすさは、

①ムダ毛を掴んだら離れにくい

②力をあまり入れずにムダ毛が抜ける

この2つがポイントです。

100円ショップなどで売られている毛抜きの場合、先端部でムダ毛を掴む力が弱くなかなか抜けないことがあります。また、毛抜きの際に力が必要で、広範囲の処理をしていると疲れてきてしまうこともあります。このような毛抜きは使いづらい毛抜きと言えるでしょう。

一方で使いやすい毛抜きは、一度ムダ毛を掴んだら離さず、あまり力を入れなくてもスルッと抜けていきます。毛抜きは肌に対する負担も大きいため、一度でムダ毛を抜くことができるものを選ぶようにしましょう。

これらの事から、以下の毛抜きが普段のムダ毛処理にはおすすめです。

・驚きの毛抜き

「驚きの毛抜き」の画像検索結果

(株式会社グリーンベル)

毛抜きの先端のズレを防ぎ、一度掴んだら離さない構造をしている毛抜きです。スルッとムダ毛を抜くことができ、広範囲の処理でも疲れないことも特徴です。

>> 驚きの毛抜きの詳細はこちらから

 

・アイブロニッパーズ

「アイブローニッパーズ」の画像検索結果

(株式会社資生堂)

先端部の細かいギザギザが、細い毛も短い毛もしっかりキャッチしてムダ毛を抜くことができます。スルりと1回でムダ毛を抜くことができます。

>> アイブロニッパーズの詳細はこちらから

 

・コスメティックツイーザー

REGINE コスメティックツイーザー レッド

(REGINE)

持ち手の部分が指にフィットするように作られているため、余計な力を加えずムダ毛を処理できます。カラーリングも豊富で、独特なオシャレ感があります。

>> アイブロニッパーズの詳細はこちらから

4.全身共通の毛抜きの正しい使い方と手順

毛抜きはケアの方法を誤ると、埋没毛や皮膚に炎症が現れたりします。そのため正しい方法でケアすることが必要です。

・まずは入浴して肌を清潔にする

毛抜きをした後の毛穴に細菌が入り込むと、炎症が起こる原因となります。入浴をして肌を清潔な状態にしてから毛抜きをするようにしましょう。

【用意する物】

・毛抜き

・抜いた毛を置くティッシュ

・消毒アイテム(アルコール除菌ティッシュ等)

抜いた毛を何かに打ち付けるように落とすと、毛抜きの寿命を短くしてしまいます。ティッシュのような柔らかいもので拭きとるようにすると、長持ちさせることができるでしょう。消毒液はムダ毛を処理した後の消毒に役に立ちます。アルコール除菌ティッシュでも代替することが可能です。

①人指し指と親指で毛抜きを軽くつまむ

①人指し指と親指で毛抜きを軽くつまむ (1)

②毛をつまみ、生えている方向に沿って抜く

②毛をつまみ、生えている方向に沿って抜く (1)

早く抜こうとして急いで行うと、肌負担が大きくなったり、毛穴が広がったりする場合もあります。この時、部位によって綺麗に抜ける力加減は違う為、その都度で肌負担がかからないように調節しましょう。

③抜いた毛をティッシュなどに置く

③抜いた毛をティッシュなどに置く (1)

毛を抜く度に洗面器などに直接「カン!カン!」と叩きながら毛を置いていくと、肝心な毛を抜く箇所の劣化が早まるため避ける方がよい。毛が付着しやすいティッシュ等がおすすめ。

④消毒で雑菌の侵入を防ぐ

④消毒で雑菌の侵入を防ぐ (1)

毛抜きした箇所を、アルコール除菌ティッシュなどで拭くだけでも、雑菌が入り込む可能性は低くなります。眉や指などの狭い箇所は綿棒などを使っても良いでしょう。

5.毛抜きの痛みを軽減する方法

毛抜きの痛みが強い場合は、冷やすことで軽減することができます。入浴後すぐの、体が温まっている状態で毛抜きをすると、血行が良くなっているため、痛みが強くなることがあります。

5毛抜きの痛みを軽減する方法 (1)

入浴後、火照りがおさまる20~30分ほどの時間をおけば、毛抜きの痛みは軽減されます。それでも痛い場合は、処理する部位を冷やすことが有効です。冷やすことで血管が収縮して痛みを感じにくくなります。

ただし、シャワーで冷やすと、水道水に含まれる雑菌が侵入する可能性もあるので、アイスノンや氷枕といったアイテムの方が良いです。中に水を入れて凍らしたペットボトルなどでも有効です。念のため除菌ティッシュで一度拭くようにすると、雑菌が肌に付着するリスクを減らすことができます。

6.こんな時は毛抜きを避ける

・疲労が激しい状態

・風邪気味

・肌トラブルが起きている

このような時は、毛抜きを避けるようにしましょう。

疲労が激しい時や風邪気味の時は、身体の免疫力が低下しています。その時に毛抜きを行うと、炎症が発生しやすくなるので、体調が良い時に行うほうが良いでしょう。

肌トラブルが起きている時は、普段よりも強い刺激となり、症状が悪化する可能性が高くなります。

ほか、よくある事が、サロンに通おうか検討している時の毛抜きです。クリニックやサロンで行うレーザーや光による脱毛の処理は毛の黒さに対して反応するエネルギーを使って毛根を破壊します。そのため、毛抜きで脱毛をしていると効果が弱まるまたは効果が得られないことがあります。クリニックやサロンで脱毛を行う際はムダ毛処理を最低限に控えるようにしましょう。

7.毛抜き後のケアは肌トラブルの可能性を少なくする

毛抜きを適切に行ったとしても、皮膚が傷ついたり、出血することがあります。そんな時は毛抜き後にケアをすることで、炎症や埋没毛などの肌トラブルのリスクを低下させることができます。毛抜きのケアは、以下のような方法がおすすめです。

・きちんと消毒をする

きちんと消毒をする (1)

毛抜き後はどうしても肌が傷つき、雑菌が入り込みやすくなっています。そのため、消毒用アルコールやアルコール除菌ティッシュなどで消毒をするようにしましょう。

・冷たい水で肌を引き締める

冷たい水で肌を引き締める (1)

冷水シャワーやアイスノン、氷枕などを毛抜き後に使うのも効果的です。毛抜きをした後は毛穴が開いている状態のため、雑菌が入り込みやすくなっています。冷やすことで皮膚が引き締まり、毛穴が閉じやすくなります。

・化粧水で保湿をする

化粧水で保湿をする (1)

毛抜き後は肌が乾燥しやすい状態にもなっています。セラミドやヒアルロン酸など、保湿成分が含まれた化粧水が効果的です。

【炎症や肌トラブルが起きたときの対処法】

適切な毛抜きの方法を守り、アフターケアをしていても、どうしても炎症を始めとする肌トラブルが発生してしまう場合もあります。そんな時は以下のような対処法を試してみましょう。

・化粧水や洗顔フォームに抗炎症作用のある成分

ビタミンCやカミツレエキス、グリチルリチン酸2Kなどの成分は抗炎症作用があります。普段のスキンケア製品にこれらの成分が含まれたものを利用することで炎症を早く鎮めることができます。

・ピーリングを行う

ピーリングはサリチル酸やクエン酸、リンゴ酸などの酸を肌に塗布することで、古い角質を除去して肌のターンオーバーを促進させる方法です。

炎症によって赤みが発生した肌や埋没毛により色素沈着してしまった肌を元の状態に戻す効果が期待できます。ピーリングは酸性なので、アクネ菌に対する殺菌作用も発揮することから、弱った肌に現れやすいニキビ予防効果も期待できます。

また、自宅でピーリング剤を使いケアすることができるほか、美容クリニックでも行うことができます。

ピーリング剤に関しては以下を参考下さい

効果的なピーリング剤の正しい選び方

・バランスの良い食生活と睡眠時間の確保

バランスの良い食生活と睡眠時間の確保

皮膚が正常にターンオーバーするためには、ビタミンB群、ビタミンC、亜鉛といった栄養素も必要となります。また、睡眠中に分泌される成長ホルモンも大きな影響を与えます。肌トラブルが起きている際は、バランスの良い食生活と睡眠時間の確保を徹底するようにしましょう。

【毛抜きの保管方法】

毛抜きは金属でできているため、適切に保管しないと劣化が早まります。劣化すると毛を抜く力も弱くなってしまうほか、雑菌が付着しやすくなり肌トラブルに繋がります。

特に洗面台やお風呂場のような湿気の多いところに保管することはNGです。サビの原因にもなりますし、雑菌が付着する要因にもなります。毛抜きは使用したら清潔なタオルやティッシュで毛や汚れを拭きとり、湿気の少ない場所に保管するとよいでしょう。

忘れずに保管するという点では化粧ポーチなどもおすすめですが、清潔な状態を保つため、ケースなどに入れた上で収めるようにしましょう。

8.まとめ

毛抜きの肌負担は避けられませんが、毛抜き後のアフターケアを行うことによって、様々なリスクを低下させることができます。

また、長期で毛抜きをする場合では、どんな毛抜きを選び、どのように保管するかという点が、使いやすさを維持し続ける上で重要となります。
この記事が、正しい知識の元で毛抜きを行い、安全に毛抜きを続けていくきっかけになれれば幸いです。

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