監 修

上田 弥生医師

日本産婦人科学会 産婦人科専門医
美容皮膚科医
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー 上田弥生 医師

一般的だからこそ曖昧…正しいカミソリでのムダ毛処理のイロハ

この記事のタイトルとURLをコピーする
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

カミソリでのムダ毛処理は、「お手軽」かつ「安い」ため、ムダ毛処理法としては最も多くの方がしているムダ毛処理法かと思います。

脱毛サロンや抑毛クリームなどでムダ毛処理をすることもできますが、これらを行う前は必ず「カミソリで剃ってから使用(来て)下さい」とあるくらい、ムダ毛処理でカミソリの使用は避けられません。

しかし、カミソリでのムダ毛処理は、「黒ずみ」や「カミソリ負け」などの肌トラブルが起きる可能性が高いため、使用する時は様々な注意点があります。

今回は、カミソリでの肌トラブルを避ける、「正しい剃刀の選び方」や「剃刀の使い方」「剃刀後のケア」をご紹介いたします。

剃刀のムダ毛処理で「剃刀負け」や「黒ずみ」が起こる原因

 

剃刀のムダ毛処理で「剃刀負け」や「黒ずみ」が起こる原因カミソリでムダ毛処理をすると、「剃刀負け」や「黒ずみ」などの肌トラブルが起こるため使用しない方が良いと言われますが、これらが起こる多くは『剃刀の選び方』や『使い方』を誤っていることが原因です。

カミソリでのムダ毛処理で「カミソリ負け」や「黒ずみ」が起こる主な原因は以下の通りです。

・剃る力加減が強め
・同じ箇所に何度もカミソリを当てる
・毎日使用や2日に1回など使用頻度が多い
・素肌に使用している
・毛の濃さや太さに合わない剃刀を使用している
・肌の状態が悪い時に使用している(炎症を起こしている・日焼け後など)
・カミソリで処理後、保湿を行っていない
・カミソリの状態が悪い(サビている・刃が欠けているなど)

上記に注意しながら、自分の毛の濃さに合わせて「剃刀を選ぶこと」と「正しいカミソリの使い方」「その後のケア」を知っておくと、より肌トラブルを抑えることができます。

剃刀は「毛の濃さ・太さ」で選ぶと良い

カミソリには、「カミソリの種類」「刃の枚数」「安全ガードの有無」の3つの違いがあり、「毛の濃さ・太さ」や「カミソリ経験数」「剃る部位」でカミソリを選んだ方が、剃刀のデメリットも軽減しキレイに剃ることができます。

①顔は「直刃カミソリ」それ以外は「T字カミソリ」が良い

剃刀は「毛の濃さ・太さ」で選ぶと良い腕や足、脇などのムダ毛処理では「T字タイプ」、顔の産毛を処理するなら「直刃タイプ」と使い分けたほうが良いです。

T字タイプは、広範囲を一気に剃ることができ、初心者が使用してもケガをすることが少ないカミソリです。「腕」「足」「脇」「背中」など、毛の量が多く剃る範囲も広い部分への使用に適しています。

直刃タイプは、細かい部分を剃ることに特化しており、自分自身でカミソリの向きを変えることができるため、剃刀に使い慣れている方に向いています。

「顔」や「眉」など、T字タイプでは剃るのが難しい部分で、産毛~少し濃い程度の毛に適しています。

②最も重要!毛の濃さや太さによって「刃の枚数」を変える

②最も重要!毛の濃さや太さによって「刃の枚数」を変えるカミソリは「1枚刃~5枚刃まで」、刃の枚数がいくつかありますが、毛の濃さや太さで刃の枚数を選ぶと、キレイに剃れるだけでなく、肌トラブルも少なくなります。

「同じ箇所に何度もカミソリをあてる」ことも肌トラブルの1つとなりますが、毛が濃かったり太い箇所に1~2枚刃を使用すると、複数回カミソリをあてなければキレイに剃れません。

そのため、毛の濃い方や毛が太い箇所には、「4~5枚刃」ぐらいが、一度でキレイに剃れて肌負担も軽減されます。

逆に、毛の薄い方や顔の産毛程度の箇所に、5枚刃などの剃刀を使用すると、毛だけでなく肌まで傷つきやすくなり、肌トラブルも起こりやすくなります。毛の薄い部位には、1~2枚刃ぐらいがちょうど良いです。

【毛の濃さ別おススメの剃刀の枚数】

毛の濃さ 刃の枚数
薄い 1~2枚刃
普通 2~3枚刃
濃い 4~5枚刃


【補足:男性用・女性用カミソリの違い】

男性用・女性用のカミソリの違いは、刃の「固さ」と「厚さ」です。男性の毛は固く太いため、固くて厚い刃の方がキレイに剃れるのです。

そのため、男性が女性用カミソリを使用すると剃りにくいことがあります。

逆に、毛の薄い女性が男性用の剃刀を使用すると、深剃りをしてしまうため「埋没毛」や「剃刀負け」などの肌トラブルが起きやすくなるため、避けるようにしましょう。

しかし、女性でも毛の濃い方が男性用カミソリを、男性でも毛の薄い方が女性用カミソリを使用しても問題はありません。

③初心者やカミソリに慣れてない方は「安全ガード付き」が良い

③初心者やカミソリに慣れてない方は「安全ガード付き」が良いカミソリ初心者の方やカミソリで剃ると傷がつくことがある方は、「安全ガード付き」のカミソリの方が肌トラブルを避けることができます。

「安全ガード」はカミソリで皮膚を切らないよう、刃の部分に白い縦線のようなものが施されているもので、肌には切れ味が悪いため、誤って肌を傷づける事を防ぎます。

カミソリにまだ慣れてない方は、「安全ガード付き」のカミソリが良いですが、そのほとんどは「1~3枚刃」ですので、毛が濃い・太い箇所は剃りにくい傾向にあります。

【腕・足・脇限定】正しい剃刀の使い方

カミソリでキレイにムダ毛処理を行う場合では、以下の3つが重要なポイントとなります。

・シェービング
・剃る方向
・アフターケア

以下も合わせて注意しておくと、肌トラブルの可能性はより抑えられます。

・同じ箇所に何度もカミソリを当てる
・乾いた肌に直接剃刀を当てる
・日焼け後
・肌荒れが起きている

また、「お風呂場でのカミソリの使用は衛生上良くなく、肌トラブルが起こるから避けたほうが良い」と言われていますが、カミソリの状態が良く、剃った後にきちんと保湿ケアをすれば、お風呂場で剃っても、さほど問題はありません。

【使用するもの】腕や足、脇の場合
・T字カミソリ
・シェービング
・保湿ボディクリーム

 

①剃る場所をしっかりと濡らして温める
①剃る場所をしっかりと濡らして温める
カミソリを剃る前に「お湯」や「ホットタオル」で温めて置くと、毛が柔らかくなり剃りやすくなります。

②シェービング剤を肌にたっぷり塗る
②シェービング剤を肌にたっぷり塗る
肌への引っかかりを避けるため、シェービング剤で滑りを良くします。肌が隠れるくらいたっぷり目だと、毛も柔らかくなって肌トラブルを避けることができます。

シェービングは、「ジェル」や「クリーム」など様々な種類がありますが、自分自身が使いやすいものを選ぶと良いでしょう。

しかし、「石鹸」や「ボディーソープ」をシェービング代わりに使用するのは厳禁です。石鹸などに含まれる「界面活性剤」が毛穴から侵入し肌荒れが起こりやすくなります。

 

③毛が濃い方は「逆剃り」でもOK!それ以外は毛の流れに沿って剃る
③毛が濃い方は「逆剃り」でもOK!それ以外は毛の流れに沿って剃る
カミソリでムダ毛を処理する時に、「毛の流れに沿って剃った方が良い」と言われていますが、毛が濃いまたは太い方は、このやり方だと剃り残しが多くなる傾向にあります。

剃り残しができてしまうと、再び同じ場所に剃刀を当てることになるため、肌トラブルが起こりやすくなります。逆剃りよりも、何度もカミソリを肌にあてる方が肌負担は大きいです。

そのため、毛の濃い方は「1回」であれば逆剃りをしても構いません。しかし、それ以外の方は肌負担を考えて「毛の流れに沿って」剃るようにし、3回以上カミソリを肌に当てるのは避けましょう。

【腕・足・脇の毛の流れ】

部位 毛の流れ
内側から外側に
中心から外側に
上から下に


④カミソリで剃った後の保湿は必ず行う
-④カミソリで剃った後の保湿は必ず行う
カミソリで剃った後の肌は、乾燥や多少の炎症が起きています。これを放置すると、「剃刀負け」や「黒ずみ」などの肌トラブルが起きやすくなるため、必ず「保湿」を行いましょう。

保湿には、肌に潤いを与えるだけでなく、炎症を鎮め、毛穴を引き締める働きもあります。

保湿剤は、肌の状態によって使い分けることが大切です。

少しでも毛を薄くしたい!生えにくくしたいという方は「抑毛剤」で保湿をすると良いでしょう。

参考:成分が決め手!ムダ毛処理後の保湿クリームの選び方と厳選6アイテム
参考:肌までキレイに!?おススメの抑毛剤3つと注意点まとめ

【カミソリの寿命と保管方法】
カミソリの寿命と保管方法
カミソリは「1ヵ月に1回交換」が好ましいですが、切れ味が悪くなったり、錆びが出てきたら、肌トラブルが起きる可能性が高くなりますので、その都度交換をするようにしましょう。

また、お風呂場で保管するのも良くありません。できるだけ、「風通しの良い場所」で、使用後はしっかりと「乾燥させてから保管」をしてください。

どうしてもお風呂場で保管をするのであれば、「窓際で乾かして保管」をするようにしてください。

剃刀のムダ毛処理は3日に1回がベスト

カミソリでのムダ毛処理は、正しい方法であっても少なからず肌ダメージはあります。そのため、できるだけ負担の減らすためにも「3日に1回程度」の処理が良いでしょう。

毛の伸びるスピードは人によって違いますが、できるだけ「毎日」の使用は色素沈着など肌の黒ずみの原因にもなるので避けるようにしてください。

また、冬や秋といった厚着の季節は、肌が乾燥し衣服との摩擦の頻度も多くなることから「週1回」など使用頻度を減らした方が良いです。

関連ページ: これで最終!脇の黒ずみを治す為の全手法【完全版】

まとめ

ムダ毛処理で最も一般的な方法と言えば「カミソリ」です。老若男女問わず多くの人が使用したことがあるでしょう。

しかし、剃刀でのムダ毛処理は「剃刀負け」や「黒ずみ」などの肌トラブルが付き物です。

肌トラブルを避けるには「毛の濃さに合った剃刀を選ぶ」「正しいカミソリの使い方」をきちんと把握しておいた方が良いでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

SNSで最新情報をチェック

Twitter・RSSでも購読できます

コメントを残す

*