監 修

上田 弥生医師

日本産婦人科学会 産婦人科専門医
美容皮膚科医
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー 上田弥生 医師

安全を最優先!子供に適したムダ毛処理法と効果的なケア

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子供が安全にムダ毛処理できるよう模索する母親

「子供でも安全に出来るムダ毛処理は?」「子供のうちからムダ毛処理するのは危険?」と感じている方は多くいらっしゃるかと思います。

子供は大人よりも肌刺激に弱く、ムダ毛処理によっては肌に悪影響を及ぼす可能性もあります。そのため子供の年齢や状態に合わせて、適切なムダ毛処理方法を選ぶ必要があります。

ここでは、子供のうちからムダ毛処理を行うリスク、子供に適切なムダ毛処理法やアフターケアまでご紹介しています。

1.子供がムダ毛処理をするリスク

子供の肌は発達途中にあり免疫力も不完全な状態のため、ムダ毛処理による肌刺激を受けやすくなっています。

特に小学校低学年から高学年の子供は、外の刺激から肌を守る皮脂の分泌が不安定で、角質層が大人の約半分の厚みなのでムダ毛処理による肌刺激を受けやすい時期です。

子供の頃からカミソリや毛抜きなどを頻繁に行っても将来ムダ毛の量が増えることはありませんが、その刺激が炎症や埋没毛、ニキビ、シミなどの肌トラブルの原因になることと、道具を正しく扱うことが不慣れで肌を傷つける可能性があります。

このほか、ムダ毛は遺伝で毛の量・太さ・色がおおよそ決まる傾向にあり、自然に薄くなるものではありませんので、子供がムダ毛で悩んだり周りの子供にからかわれる原因となっているなら、負担の少ないムダ毛処理方法を提案してあげることも手段の1つと言えます。

補足
ムダ毛はホルモンが活発化する思春期に増えやすいですが、女の子は月経が始まると女性ホルモンの分泌が増えて体毛が自然に薄くなる傾向にあります。

2. 子供のムダ毛処理に適切な電気シェーバー

子供のムダ毛処理に適切なのは電気シェーバー

電気シェーバーは刃が肌に触れない構造のため、ムダ毛処理のなかで肌刺激が少なく、子供のムダ毛処理で心配される出血などがありません。

電気シェーバーには顔用とボディ用があり、広範囲のムダ毛でも簡単に剃れて手間がかからない点も大きな特徴です。

ただし、電気シェーバーは根元まで剃りにくいので頻繁にムダ処理が必要になったり、手入れの手間がかかったり、カミソリや毛抜きよりも少し価格が高めという面もあります。

・子供のムダ毛処理で検討されやすい除毛クリームと脱毛

簡単で安全にムダ毛処理できるものとして除毛クリームや脱毛が検討されることもあります。

除毛クリームは肌に塗って5~10分で素早く処理できますが、使用範囲が広いほど費用がかかる事と、除毛成分が化学物質のため赤みやかぶれなどの肌トラブルが起きる可能性があります。

脱毛では子供でも通える脱毛サロン(光脱毛)があり、毛が生える速度を遅らせることができますが、脱毛後の肌状態や肌トラブルなど子供に与える影響が未知な点が多く、強くおすすめはできません。

医療レーザー脱毛は、ほぼ永久脱毛の効果が得られるものですが、強い痛みが伴うことと、体の成長が完全に終わるとされる18歳以上からの施術が望ましいとされているので子供には適していません。

3.子供にも使用できる電気シェーバーの選び方

肌刺激が少なく子供も使いやすい電気シェーバーは『カミソリ型』のタイプです。カミソリ型の電気シェーバーには顔用と体用があり、刃先が丸くてヘッドが体のカーブに沿って動くものが肌に優しくおすすめです。

■子供におすすめの電気シェーバー

 

フェリエ ボディ用 ES-WR50

「フェリエ ボディ用」の画像検索結果

価格:¥2,263
乾電池式

太い毛の処理に適している電気シェーバーで、肌のカーブに密着しながらしっかり剃ることができます。

 

 

フェリエ フェイス用 ES-WF60

Panasonic フェリエ フェイス用

価格:¥2,500前後
乾電池式

顔のカーブに合わせてヘッドが優しく密着して剃れる電気シェーバーです。眉毛用のアタッチメントも付属しているので、顔全体をしっかり整えたい場合に適しています。アマゾンや楽天、一部のドラッグストアで購入できます。

 

■子供におすすめの体用の電気シェーバー

 

フィリップス レディースシェーバー サテンコンパクト

価格:3,000円程度
乾電池式

■電気シェーバーの使い方と管理方法

カミソリ型の電気シェーバーはムダ毛が立っている方が剃りやすいので、肌を濡らさない状態で逆剃り(毛の流れに逆らって剃る)をすると効果的に剃れます。

電気シェーバーの刃は劣化すると肌荒れの原因にもなるので、1年~1年半では定期的に変えるようにして下さい。

電気シェーバー使用後は付属のブラシでムダ毛を取り除き、布やティッシュ等で拭き取ったあと、電気シェーバー専用のオイルを差しておくことで刃が長持ちします。その後は湿気がある場所での保管は避け、ポーチなどに入れておくとよいです。

補足
電気シェーバー専用のオイルは家電量販店やアマゾン、楽天などから購入できます。メーカーごとの正規品である必要はありません。

 

4.子どものムダ毛処理後の保湿

3 子どものムダ毛処理後の保湿

子供は大人に比べて皮膚のバリア機能が不安定で、ムダ毛処理による乾燥や肌荒れが起きやすい状態のためローションやクリームによる保湿を行うようにして下さい。

■子供に適した保湿剤は肌への優しさで選ぶ

子供が使用する保湿剤は、添加物が最小限に抑えられていて保湿効果の高い成分を選ぶことをおすすめします。

・添加物がなるべく含まれていない

パラベンフリーやアルコールフリーといった、添加物が抑えられたものを選ぶようにしましょう。保湿剤の場合、お子さんは香りや色を目安にしがちですが、合成香料や着色料は刺激性があるので避けるべきです。

・保湿成分はセラミド・天然保湿因子・ヒアルロン酸がおすすめ

保湿成分のなかでもセラミドや天然保湿因子(NMF)、ヒアルロン酸などは最も有効性が高いです。これらの成分が含まれる保湿剤の選び方や製品は以下でまとめているので参考下さい。

参考ページ:成分が決め手!ムダ毛処理後の保湿クリームの選び方と厳選6アイテム

極度の敏感肌やアトピーなら、肌の保護剤として皮膚科でも処方されるワセリンがおすすめです。ワセリンは天然の石油を精製して作ったミネラルオイル100%の成分で、刺激性や副作用もほぼなく、肌が弱い子どもや敏感肌でも安心して使うことができます。

ワセリンには種類があり、黄色ワセリン→白色ワセリン→プロペト→サンホワイトの順に精度が高くなり、肌に対する刺激も少なくなります。より肌刺激が少ないワセリンを選ぶならプロペトやサンホワイトがよいです。

ワセリンは薬局や通販から購入できます。

5.食べ物や抑毛剤でムダ毛を薄くする方法

4 ムダ毛を薄くするための効果的な方法

ムダ毛の量を多くする『男性ホルモン』を抑制することで、ムダ毛を薄くしたり生える速度を遅くさせる効果が期待できます。

男性ホルモンは食べ物や抑毛剤で抑制することも可能で効果は緩やかですが、食べ物なら『大豆加工食品』『ホウレン草』、抑毛剤なら専用のローションやジェルを気になるムダ毛の箇所に塗ります。

・大豆加工食品

豆腐や納豆、みそに含まれる『大豆イソフラボン』は女性ホルモンと似た働きを行い男性ホルモンを抑制する働きがあります。

・ホウレン草

ホウレン草は「低GI食品」といって、ムダ毛の量を多くする男性ホルモンの分泌を穏やかにします。

・抑毛ローション/ジェル

抑毛ローションやジェルには大豆イソフラボンのほか、肌の材料がタンパク質となっていることからブロメライン酵素(パイナップル)やパパイン酵素(パパイヤ)といったタンパク質分解酵素なども含まれています。これにより継続して塗ることでムダ毛の伸びを抑制したり徐々に薄くする効果が期待できます。

 

■子供にも使用できる抑毛剤は保湿剤としても有効

子供でも安心して使用できる抑毛剤には、パイナップル豆乳ローション、ニューコントロールジェルMEなどがあり、どちらも大豆イソフラボンやパパインなどによる抑毛効果が期待できます。

また、天然成分による保湿力もあるためムダ毛処理後のケアにもおすすめです。

パイナップル豆乳ローション

鈴木ハーブ研究所 パイナップル 豆乳ローション

価格:2,700円
容量:100ml

子供のムダ毛ケアに向いている抑毛ローションです。

天然の高純度イソフラボンとパパインによる抑毛作用に加え、黒胡椒由来のコスモペリンが全成分を角層の奥まで浸透させる働きをします。肌に塗って伸ばすだけなので子供も簡単に使用できます。

 

ニューコントロールジェルME

「ニューコントロールジェルME」の画像検索結果

価格:5,300円
容量:150g

香料、着色料、合成界面活性剤、人工ジェル化剤が無添加で、植物エキスを豊富に含む抑毛ジェルです。

大豆イソフラボンのほか美容効果の高い植物エキス(ヒオウギエキスやアマチャエキス、アロエベラ葉エキスなど)が豊富で高い保湿作用があり、電気シェーバー使用後のケアとしておすすめです。

 

【抑毛剤の使用方法】

成分の浸透力が高くなっているお風呂上りやシャワー後に適量を塗ります。ムダ毛処理後に使用しても良いです。

作用力を高めるために、毛の流れに逆らって丁寧に塗ることをお勧めします。強く叩いたり、押し込む必要はありません。1日2回、朝と晩に塗ることを3ヵ月以上続けることで効果が実感しやすくなるかと思います。

6.まとめ

子供のうちのムダ毛処理は、炎症や肌荒れのリスクが大人よりも高いため安全性が高い方法を選ぶ必要があり、なかでも電気シェーバーが最も有効です。

電気シェーバーに限らずムダ毛処理を続ける場合は、乾燥や肌荒れ予防のために保湿ケアも行う必要があります。

特に、抑毛と保湿効果も得られる抑毛剤はより効果的なケアと言えます。

抑毛剤や食事においては、ムダ毛ケアの即効性や劇的な効果まではいきませんが、リスクも少なく継続できるという点で継続する価値はあるかと思います。

大切なお子さんのムダ毛処理、この記事がその解決に繋がれば幸いです。

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