監 修

上田 弥生院長

産婦人科専門医 美容皮膚科医
キュアクリニック恵比寿 院長 上田弥生

よく話し合いを!子供脱毛のリスクと失敗しないサロン・クリニックの選び方

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老若男女問わずあるムダ毛の悩み。特に、親自身が毛深くて悩んでいると子供に同じ思いをさせたくない気持ちから、「早くからの脱毛」を検討している方は多いと思います。

しかし、「子供に脱毛させたら肌トラブルとかないかな?」「小学生でも施術できるの?」「費用ってどうなの?」と不安点が出てきます。

論理上は医療レーザー・光脱毛限らず「何歳でも受けることができます」しかし、多くの注意点があります。

今回は、子供脱毛のメリット・デメリットから、失敗しない「脱毛サロン・クリニック」の選び方までご紹介します。

1、子供のうちからの自己処理は様々な肌トラブルの元

カミソリなどの自己処理は、「早く処理できる」「安い」「お手軽」といったメリットがありますが、一時的な処理ですぐに毛が生えてきたり、肌にとってはとても刺激が強いです。

早い子では、小学校低学年ほどからムダ毛処理をする子もいるので、その分、自己処理をする期間が長くなり肌へ刺激を多く与えてしまいます。

特に、16歳未満の子供は、皮膚が大人の1/3ほどの薄さのため、刺激にも敏感で「カミソリ負け」や「毛嚢炎」「ニキビ」などの肌トラブルが出やすい傾向にあります。

また、上記のような炎症を伴う肌トラブルは、後々の「黒ずみ」「色素沈着」「シミ」などの原因にもなり、若いうちから肌の老化を進めてしまいます。

お子様がムダ毛に悩んでいるのであれば、自己処理の仕方を教えるよりも「肌トラブルが少なくなる」「根本的な悩みの解決」「総合的な費用が安い」といったメリットを踏まえて、脱毛の検討をしてみてはいかがでしょうか。

 

2、脱毛には「光脱毛」と「医療レーザー脱毛」の2種類ある

脱毛には、弱い光で毛根を弱らせムダ毛の減毛・抑毛ができる「光脱毛」と、強い光で毛根を破壊し永久脱毛ができる「医療レーザー脱毛」の2種類があります。

これら2つの脱毛法には、以下5つのメリットがあります。

【脱毛をするメリット】
・肌へ刺激を与える回数が少ない
⇒レーザー脱毛の場合:5~6回 光脱毛の場合:20~30回

・脱毛が終わればムダ毛に悩むことがない

・肌への刺激がなくなるため肌の調子が良くなる

・自己処理アイテムを買い続ける手間がない

・長期的に見て費用を抑えることができる

光脱毛とレーザー脱毛の違いは出力にあり、脱毛効果の確実性が変わります。

光脱毛は、痛み・肌刺激がほぼなく、費用も安いというメリットがあり、エステティシャンが施術を行いますので、パックやピーリングなどの肌ケアも同時にすることができます。

しかし、法律上「永久脱毛をしていいのは医療従事者(医師・看護師)のみ」と定められているため、光脱毛では『減毛・抑毛』しかすることができません。20~30回ほど施術を繰り返すことで、ゆっくりと毛が生えにくくなったり、見えないほど細い毛になっていきます。

医療レーザー脱毛は、医師や看護師といった医療従事者が施術を行うため「永久脱毛」をすることができます。しかし、「強い痛み」「高額な費用(光脱毛に比べ)」「肌刺激が強い」というデメリットがあります。

この二つは、何歳でも施術ができますが、子供の肌は大人よりも敏感で、毛も十分に生えそろってないことから、サロンやクリニックによっては年齢制限を設けているところが殆どです。

 

3、16歳未満は光脱毛が推奨されている

光脱毛の場合、「生理が2回以上来ている年齢(10歳前後)」、医療レーザー脱毛の場合は、「高校生(16歳以上)」からの施術が推奨されています。

もし、お子様が16歳未満であれば、年齢制限が緩く痛みや肌刺激が少ない「光脱毛」がおススメです。

16歳未満の子供の皮膚は、大人の1/3または1/2程度しかなく、痛みや刺激に敏感です。

医療レーザーは、大人であっても「強い痛み」と「一時的な肌トラブル(ぶつぶつなど)が表れやすいため、子供にはお勧めできません。

そのため、16歳未満のお子様に脱毛をするのであれば、子供でも刺激や痛みを感じにくい「光脱毛」がおススメです。

16歳以上であれば、皮膚も大人に近づいてきているため、医療レーザー脱毛も視野に入れても良いでしょう。

 

4、安心・安全な脱毛サロンを選ぶ際の3つのポイント

子供脱毛を行う時は、「子供用の出力で施術をする」「子供(学生)割がある」「20歳までの保証サービスがある」の3つを押さえておくのがポイントです。

子供はムダ毛が再び生え始めるリスクがあるため、子供割や親子割と言った金銭的負担を軽くする制度があります。

■子供用の出力で施術をしてくれるか

子供は大人よりも皮膚が弱く敏感なため、大人と同じ出力で施術をしてしまうと「痛みが強くでる」ことがあります。痛みが強いと、肌に負担がかかり肌トラブルのリスクが高くなります。

光脱毛の場合は、「痛みが少なく」「肌に優しい」ため、どの機器を使用していても「痛み」や「肌トラブル」に大きな違いはありません。

そのため、子供の肌に合わせた施術をしてくれるサロンを選ぶことが大切です。

 

■子供割や20歳までのアフターサービスがあるサロンを選ぶ

未成年の脱毛には、「毛が再び生えるリスク」があるので、「20歳までの施術保障」があったり、「子供(学生)割」などが金銭面で負担を軽くするサロンを選ぶと良いです。

脱毛は、現在生えている毛に沿って熱を与え毛根を破壊・弱らすため、まだ成長をしていない毛根に対しては脱毛効果がありません。

中学生以下の子供は、これから毛が生える毛根がまだ活動をしていない状態ですので、脱毛を行っても「再び毛が生える」というリスクがあるので、長い目で見て脱毛効果をしっかりと保証するようなサロンが良心的です。

光脱毛を行うサロンの選び方はこちら『肌ケアも同時にできる光脱毛の魅力とおススメ脱毛サロン徹底比較』をご覧ください。

 

5、高校生以上の未成年がレーザー脱毛をする時の注意点

成長期も終盤に差し掛かり、大人の肌と近づいてきた高校生くらいならば医療レーザー脱毛も選択肢に入ります。

医療レーザー脱毛は永久脱毛をすることができるため、より高い効果を期待できます。ただし以下の点に注意しましょう。

 

■肌荒れが酷い・日焼けなどは施術が不可になることがある

思春期の間はニキビや毛孔性苔癬(モウコウセイタイセン)などの肌トラブルが多くなります。また外で活発に活動をすることも多く、日焼けをする機会も多いです。

ニキビや日焼けのような肌トラブルが多い場合は、「症状の悪化」「脱毛効果が出ない」という理由から、施術ができないことがあります。

もし、中学の時点で医療レーザー脱毛を受けたい場合は『スキンケア』を徹底することが重要です。

どうしても皮脂の分泌が多くなり、肌トラブルが起きやすい年代ですが、しっかりとケアすることによって、症状が悪化するのを防ぐことができます。

また、運動部に所属している人はUVケアをしっかりと行いましょう。

日焼けを頻繁にして、色素が肌に沈着してしまうと医療レーザー脱毛や光脱毛は効果が薄くなってしまいます。

最悪の場合は施術が受けられなくなってしまう可能性もあるため、日焼け止めクリームや長袖、帽子などを心掛けると良いです。

参考:怖くない!痛みが少ない医療レーザー脱毛を選ぶ2つのポイント

 

6、子供脱毛をしている間は「乾燥」と「紫外線」に気を付ける

光脱毛にしろ医療レーザー脱毛にしろ、施術を受けている間は様々な制限がかかります。特に影響が大きいのは「紫外線」です。

脱毛の施術中は紫外線からの刺激に弱く、炎症を悪化させたり、色素沈着してしまったりする可能性が高まります。また、「乾燥肌」にもなりやすくなります。

そのため、脱毛をしている間は徹底した「UVケア」と「保湿ケア」がとても大切です。これらを、怠ってしまうと「毛嚢炎」や「乾燥」「ぶつぶつ」といった肌トラブルが出やすくなるため、脱毛をする前に子供に「毎日保湿と日焼け止めを塗ることができるか」を確認しておきましょう。

また、脱毛の施術後3日間は「激しい運動は避ける」という制限があります。

屋外で行う体育やプールなどに支障がでることがあるため、授業の予定の確認が必要です

 

7、まとめ

毛深いことに悩んでいる子供に脱毛させてあげたい!という親心はよく分かります。論理上何歳でも施術を受けることは可能ですが、子供は大人に比べ「肌は弱く」「毛も生えそろってない」ため、早くからの脱毛は「毛が生えるリスク」が存在します。

また、毎日の「UVケア」と「保湿ケア」を徹底して行わなければいけません。

そのため、脱毛のリスクや効果をしっかりと子供と話し合うことが大切です。

もし、子供脱毛を検討する場合は、「出力が子供の肌に合っているか」「20歳までの保証があるか」「自分自身が肌トラブルはないか」を確認するようにしましょう。

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