監 修

上田 弥生院長

産婦人科専門医 美容皮膚科医
キュアクリニック恵比寿 院長 上田弥生

ゼロ距離でも怖くない!正しい顔の産毛処理でツルスベ素肌をゲット!

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「顔の産毛処理したら化粧ノリが良くなるからしたいけど、毎回ヒリヒリして顔が痛い…」という方は意外と多いのではないでしょうか。

顔の産毛なんて至近距離じゃないと見えないよ!と思いますが、意外と見られているところです。

今回は、顔の産毛処理のメリットから、気を付けること、ヒリヒリしない産毛処理の仕方までご紹介します。

1.顔の産毛処理にはメリットが多い

顔の産毛処理をすると、「肌が明るくなる」「化粧ノリが良くなる」「ニキビ予防になる」「化粧水の浸透力が上がる」などの肌をキレイにする効果が多いです。

産毛でも濃い毛でも、光に当たると毛が影になり、「肌が暗く、くすんで」見えてしまったり、化粧をする時に産毛がファンデーションと肌の密着度を妨げてしまうため、「化粧崩れ」や「化粧が浮く」ことが増えてしまいます。

化粧水やクリームなどの保湿・美容成分も、産毛が邪魔して肌に作用しづらくなります。

また、顔の産毛を処理することで、毛穴に詰まった「皮脂」や「角栓」のつまりを取り除くことができ、ニキビ予防にもつながります。
※現在ニキビがある人には逆効果になりますので、注意してください。

その他、「古い角質の除去」「肌の生まれ変わり(ターンオーバー)の促進」などの効果も期待できます。

剥いた直後のゆで卵のような肌を目指すのであれば、しっかりと顔の産毛処理はした方が良いでしょう。

■顔の産毛処理の誤った認識

「顔の産毛なんて至近距離でまじまじ見ないと分からないよ」と思うかもしれませんが、通常の視力であれば「1m以上」離れていても産毛は見えます。

正確には、産毛が見えるというよりは「産毛があるなと感じる」です。光に当たって産毛が影になることで、顔が暗く見えてしまうことが大きな要因と言えます。

また、産毛があると化粧が浮くことが多いので、いつも以上に産毛が見えやすいということもあります。

意外と見られているからこそ、顔の産毛処理はしっかりとした方が良いでしょう。

また、「顔の産毛処理をしたら毛が濃くなる」と言われていますが、その認識は間違いです。

産毛に限らず、ムダ毛が濃くなる大きな要因は「男性ホルモンの増加」が原因と言われています。

決してムダ毛処理をしたことで毛が濃くなることはありません。

参考:ムダ毛処理で毛が濃くなるのはウソ!その原因と適切な処理方法を伝授

2.顔の産毛を脱毛以外で完全になくしてはいけない

顔の産毛は、他のムダ毛処理(腕や足など)と違い、常に外の空気に触れているため、脱毛以外で完全に毛をなくしてはいけません。

顔の産毛には、「顔を引き締める」「細菌を跳ね除ける」「紫外線をカットする」の3つの役割があり、自己処理で完全に毛をなくしてしまうと、早い段階で「顔がたるむ」「シミ・シワが増える」などの、老化が促進する可能性があります。

特に顔のたるみに関しては、10~20代前半の若い世代でも起こり、一時的であっても多少たるみます。

そのため、「毛抜き」や「ワックス」「パック」で抜くというのは止めましょう。

また、除毛・脱毛クリームも肌荒れの可能性が高く、基本的に顔への使用は厳禁です。

毎回処理するのは大変かと思いますが、顔の産毛は「剃る」と「抑毛」の2つの方法で処理をした方が良いです。

顔の産毛に適した処理アイテムは以下を参考にして頂ければと思います。

【顔の産毛処理に適したアイテムと生活習慣】

おススメ 即効性 肌刺激 効果の期間と注意点
直刃カミソリ直刃カミソリ

すぐ処理できるが、4~7日ぐらいで生えてくる

誤って顔を切ってしまう可能性があるため、初心者は、刃を守っている「安全ガード」付きが良い

顔用電動シェーバー顔の産毛用 電動シェーバー

すぐ処理できるが、2~5日ぐらいで生えてくる

肌に直接刃が当たらなく、ケガをする心配が少ない
初心者や肌が弱い方におススメ

抑毛剤



効果が出るまでに1~3か月かかる。
「カミソリ」や「電動シェーバー」と併用すると良い
女性ホルモンを整える



1か月ほどで産毛が細くなったり、生えにくくなる。
「カミソリ」や「電動シェーバー」と併用すると良い

【補足】

抑毛剤は産毛程度の毛に対して効果があるので、毛根が強く、毛も太くて固い「眉」や「まつ毛」が薄くなることはありませんので、安心して使用してください。

家庭用脱毛器で「顔脱毛」をする方もいますが、これは「産毛を生えにくくする」「産毛をさらに細くする」「量を減らす」の3つの効果が主です。

顔の産毛がなくなるわけではないのでご注意ください。

3.ヒリヒリしない正しい顔の産毛処理のやり方

顔の産毛処理で最も気になる事は「ヒリヒリする」「肌が荒れる」の2つだと思いますが、正しい手順を踏めば肌トラブルは避けることができます。

今回は、直刃カミソリでの剃り方をご紹介しますが、肌刺激を極力抑えたい方は「顔用の電動シェーバー」での処理が良いでしょう。

直刃カミソリも顔用電動シェーバーもやり方は同じです。

顔の産毛処理は、毎日行うと肌に負担がかかりますので、「1か月に1回」がベストですが、それじゃすぐに目立っちゃう!という方は「多くても2週間に1回」に留めておきましょう。

【用意するもの】
・直刃カミソリ または 顔用電動シェーバー
・オイル系クリーム、シェービング剤
(馬油やニベアがベスト)
・蒸しタオル
・顔全体が見える鏡
・ティッシュペーパー

【手順】

①ヘアバンドで髪をしっかりと上げ、鏡が正面になるように置きます。

②蒸しタオルを顔全体に乗せ、血行を良くします。

30秒~1分程度、蒸しタオルで温めることで、毛穴が開き産毛が剃りやすくなります。
また、シェービング剤の滑りも良くしてくれます。

蒸しタオルの作り方については、こちらをご参考下さい
わずか1分!簡単な蒸しタオルの作り方

③シェービングは指の第一関節分の量を3~4回に分け顔全体に薄く塗り込む

足や腕は、シェービングを肌が見えなくなるくらい塗った方が良いですが、顔に関しては塗りすぎは厳禁です。

女性の産毛の場合、多く塗り込むと、毛穴にシェービング剤が詰まったりして上手く剃れません。

シェービング剤は、肌の炎症を抑え、保湿を同時に行える「馬油」や「ニベア」などのオイル系のクリームが良いです。全国の薬局・ドラッグストアで500g500円前後で購入できます。

④カミソリは寝かして、できるだけ1回で剃るようにする

肌に対して、カミソリが平行になるように当てるようにすると、肌負担が減り、誤って切ってしまうことも減ります。

顔は、腕や足に比べ皮膚が薄いため、何度もカミソリを当てず、1回で剃るようにし、1回剃るごとにティッシュでカミソリを拭くようにしてください。

また、強く当てるのでなく、滑らせるように剃るようにしましょう。

⑤お湯で余分なシェービングを洗い流し、冷水で引き締める

⑥「化粧水⇒乳液⇒保湿クリーム」の順にしっかりとケアする
こちらは顔のケアとして最も重要です。

産毛処理後は、いつも以上に肌が敏感になっているため、しっかりと保湿を行いましょう。冷蔵庫でフェイシャルパックを冷やして使用するのもおススメです。

保湿剤は、「肌の炎症」や「乾燥」を防ぐことができる『セラミド』が配合されているものか、毛の成長を遅らせることができる「抑毛剤」でケアが良いでしょう。

参考:日頃のスキンケアはヒト型セラミド配合の化粧品を使うと良い
参考:肌までキレイに!?おススメの抑毛剤3つと注意点まとめ

【注意点】

・顔にニキビがあったり、強い肌荒れを起こしている時は、症状が悪化するため処理をしてはいけません。

・生理前や生理中は肌が敏感になっていますので、顔の産毛処理をすると「ヒリヒリ」することがあるため、避けるようにしましょう。

・顔の産毛処理後は、紫外線のダメージを受けやすくなりますので、冬場でも「日焼け止め」を塗るようにしましょう。

・カミソリや電動シェーバーは、キレイに洗い流し、タオルやティッシュ等で水分を拭き取り、乾燥させた状態で保管するようにしましょう。「錆び」や「刃が欠ける」などの状態となっていたら、肌トラブルの原因となるので、すぐに交換して下さい。

・初めて顔の産毛処理をすると言う方は、肌に傷がつく可能性が高いので、プロに任せるようにしてください。

4.初めての方やしっかりと処理したい方はプロに任せた方が安全

初めて顔の産毛処理をする方、剃り残しなくキレイに処理したい方は、顔の産毛処理のエキスパートである「理容師」にお願いしたほうが良いでしょう。

理容室では、顔の産毛処理用のメニューが存在しています。価格は大体「¥1,000~3,000」で、理容室によっては「眉毛ぞり」や「マッサージ」「美肌ケア」までセットでできるところもあります。

高校生ぐらいから利用できますので、「初めての顔の産毛処理をする方」や「眉も一緒に整えたい!」「特別な日の前日」であれば、理容室でしてもらった方が良いでしょう。

多くの方のイメージは「全体的に古臭い」「男性客ばかり」ですが、都心を中心に、レディース用の顔の産毛処理を行う理容室もあります。また、担当スタッフが女性という店舗もあります。

5.まとめ

顔の産毛は意外と見られており、処理する方も多いと思いますが、「ヒリヒリする」「肌が荒れる」などのトラブルが起こりやすいです。

肌トラブルを避けるためにも、「正しい産毛処理の仕方」や「処理後のスキンケア」を行うことをしっかりと身につけましょう。

しかし、処理が面倒だからと、「パック」や「脱毛」「毛抜き」「ワックス」などで、顔の産毛を完全になくそうとするのは避けましょう。顔がたるんでしまいます。

この記事を参考に、顔の産毛を処理し、ゼロ距離で見られても怖くない!肌がツルピカになった!と思って頂ければ幸いです。

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