監 修

上田 弥生医師

日本産婦人科学会 産婦人科専門医
美容皮膚科医
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー 上田弥生 医師

セルフで美脚!膝の黒ずみケアに有効な重曹の活用ガイド

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膝の黒ずみに重曹を使用する効果

「膝の黒ずみケアで重曹は効果的なのか?」と考える方は多くいらっしゃるかと思います。

重曹は、掃除や洗濯、ボディソープにも活用されている事から、肌の黒ずみにも効果があると感じている方もいることでしょう。実際は、重曹には美白成分は含まれておらず、黒ずみの原因でもあるメラニン(黒い色素)を直接抑える作用はありません。しかし、スクラブとピーリング効果もあることから、膝の黒ずみケアには有効と言えます。

ここでは、膝の黒ずみに対する重曹の効果、重曹ケアが適している黒ずみタイプ、膝の黒ずみケアでお勧めのパックやピーリング方法をご紹介しています。

1.重曹は『毛穴詰まり』の黒ずみに効果的

膝の黒ずみは大きく分けると『圧迫型』『乾燥型』『毛穴詰まり』があります。重曹はどの黒ずみタイプにも有効ですが、角質層を削るスクラブ作用と肌の汚れを分解するピーリング作用があることから、特に『毛穴詰まり』の膝の黒ずみを薄くする効果が期待できます。

膝に毛穴詰まりが起こると、皮脂や垢が詰まったり、古い角質が残ることで黒ずみとなります。重曹の粒子にはそれらを削り落とすスクラブ作用があり、必要以上に肌を傷つけることなく角質を削り落とすことができます。また、肌の余分な皮脂や垢は「酸性」のため、弱アルカリ性である重曹の成分で、汚れを優しく落とすピーリング作用もあります。

重曹の肌刺激は低く、市販の入浴剤や食用添加物、医薬品としても使われているので、その安全性は広く認知されています。

この事から、重曹は肌への安全性が高く、かつスクラブとピーリング作用があるため、膝の黒ずみケアにも効果的と言えます。

 

【膝の黒ずみの3大原因】

正座や膝立ちによる『圧迫型の膝の黒ずみ』

まばらに膝の黒ずみがあったり、黄色みを帯びてるものがこれにあたります。

正座や膝立ちなど、膝を強く圧迫することが多いと、膝を外部刺激から守るためにメラニンが多く作られ、角質を厚くすることから黒ずみが発生します。

刺激や摩擦による『乾燥型の膝の黒ずみ』

乾燥型の膝の黒ずみは、カサカサしていて、少し白くなる場合もあります。

これらは毛抜きやカミソリ、ぴったりしたズボンの着用、膝をごしごしと強く洗うことから引き起こされます。乾燥すると痒みも起こりやすくなり、その刺激から炎症となって黒ずみに繋がります。

毛抜きは毛根ごと引っこ抜くので、ポツポツとした見た目にもなります。その為、『毛穴詰まりの膝の黒ずみ』とも似ています。

 

ターンオーバーの異常による『毛穴詰まりの膝の黒ずみ』

膝を圧迫したり、刺激しているわけでもないのに黒ずみが目立つ方、毛穴がポツポツしていて、それが黒ずみとして目立つ方は、毛穴詰まりの可能性があります。膝の皮膚が少し硬くなるのも特徴です。こちらは、重曹が効果を発揮しやすい黒ずみと言えます。

原因には、年齢の積み重ね、食生活や習慣、ホルモンバランスの乱れ(生理や妊娠)によるターンオーバーの異常が考えられます。これらの事で毛穴が詰まると、老廃物や汚れが溜まったり、そのまま古い角質として残ることで黒ずみになります。

より膝の黒ずみを薄くする対策として、角質ケア(スクラブや保湿など)がお勧めです。早く確実に解消したい方は、皮膚科などでの治療を検討しましょう。

参考ページ:膝の黒ずみを治す全手順!適切なセルフケアで素足に自信

 

【ほか膝の黒ずみとなる要因】

スカートやショートパンツなどを履く機会が多い方は、膝を露出しているため、夏場などは紫外線を浴びることでメラニンが増加して黒ずみとなります。

もし長ズボンを履いていても、脚部分が日焼けする方は、紫外線が透過しやすい白や薄い色を履くことが多いことが考えられます。その場合、黒色などの濃い色に変えていくと良いです。

ほか、日頃から足組みをする事が多い方も、膝の圧迫が原因で黒ずみに繋がります。

■膝の黒ずみケアで使う重曹の選び方

膝の黒ずみケアで重曹を使う時は、粒子が細かくて価格も手頃な『食品用』がお勧めです。

重曹は、『工業用』⇒『食品用』⇒『医薬品』の順に純度が高く、粒子が細かくなっています。工業用は粒子が粗いため、膝に使用すると強い刺激となり、黒ずみが悪化する可能性があります。医薬品は粒子が細かい分、摩擦の刺激も少ないですが、価格が高い事から、十分に粒子が細かくて価格も安い、食品用を選ぶ方が良いです。

ほか、焼き菓子の生地を含まらせる『ベーキングパウダー』も重曹と同様と考える方もいらっしゃいますが、その多くは1/5ほどしか重曹が含まれていません。他はリン酸塩やコーンスターチといった、重曹特有の苦みを抑える添加物が含まれています。余分なものが含まれている分、黒ずみケアとしての作用は低くなるので、ベーキングパウダーの使用は避けた方が良いです。

似ている名称に『ベーキングソーダ』もありますが、直訳で重曹という意味なので、用途が食品用であれば、膝の黒ずみケアで使用しても良いです。これら食品用の重曹は、ドラッグストアやアマゾン、楽天などで400~700円で購入できます。

 

2.膝の黒ずみケアにお勧めの重曹パックとクエン酸ピーリングの作り方

膝の黒ずみケアにおいては、重曹パックやクエン酸を加えてピーリング作用を高める方法がお勧めです。その使用方法や手順をご紹介します。

■重曹パックの作り方と使用手順

重曹のスクラブやピーリング作用を活かし、膝の黒ずみの汚れを取り除いていきます。

重曹と水だけで簡単にケアができるので、時間をかけたくない方にもお勧めです。

 

【用意する物】

重曹・・100g

水・・100ml

 

【使用手順】

①重曹と水を混ぜてペースト状にする

ボールや風呂場にある洗面器などに、使用する分の重曹と水を『1対1』をヘラなどでトロトロになるまで混ぜます。

 

②毛穴を広げる

蒸しタオルやお湯などで膝を温めると、毛穴が広がる為、溜まった汚れを取り除きやすくなります。

 

③膝に塗り5~10分ほど放置する

膝の黒ずみが気になる部分に、ペースト状にした重曹を塗ってパックを行い、5~10分程度置きます。

 

④洗い流す

お湯などで流します。

 

■クエン酸ピーリングの作り方と使用手順

クエン酸は、レモンや梅干といった柑橘類に含まれる酸で、毛穴詰まりや古い角質を肌刺激がない程度で溶かすほか、角質を柔らかくし、ターンオーバーを促す作用があります。重曹パックよりも少し手間はかかりますが、より膝の汚れを落としたい方にお勧めです。

 

【用意する物】

精製水・・100ml

クエン酸・・10mg

重曹・・10mg

スプレーボトル・・1個

※精製水は500mlで約100円、クエン酸は30mlで約300円で購入できます。

【使用手順】

①精製水+クエン酸濃度10%+重曹のピーリング液を作る

 

9対1の割合で、精製水とクエン酸を混ぜ、クエン酸濃度が10%程度のピーリング液を作ります。そこにクエン酸と同量か、半量程度の重曹をピーリング液に加えます。

 

②スプレーボトルに移す

 

③膝に吹きかけ、5~10分放置する

膝の黒ずみが気になる部分に塗って、5~10分程度置きます。

 

④洗い流す

お湯などでしっかり洗い流します。

 

クエン酸や重曹には保存期限などは特にありませんが、精製水と混ぜる時に多少の雑菌が入り込みます。その為、スプレーボトルなどに入れて冷蔵庫で保存を行い、2週間以内には使い切りましょう。

【注意点】

・重曹パックは週に2回まで、クエン酸ピーリングは週に1回が使用目安となります。そのため、少量で作りましょう。

・肌刺激を避けるため、放置時間は最大でも10分以内に留めましょう。

・膝部分が赤くなったり、ヒリヒリする場合は使用を中止しましょう。

3.重曹で膝のケア後は「刺激の回避」と「保湿」が大切

重曹ケアを膝に行った後は、古い角質や皮脂汚れが取れる事により、皮膚のバリア機能が一時的に低下し、メラニンが生成されやすい状態となります。そのため、以下のことには特に気を配り、刺激を避けるようにしましょう。

・ナイロンタオルで膝を擦らない

肌より硬い素材のナイロンタオルで膝を擦ったり、ごしごし洗うと、より強い刺激となりメラニンを作る原因にもなります。柔らかい素材のリネンタオル(麻)で優しく洗う方が肌負担は少なく済みます。

・タオルでごしごしと拭かない

意外と気づきにくい事ですが、お風呂上りにタオルでごしごし拭くのは、摩擦が起きていることから強い肌刺激となっています。拭く時は、弱めの力加減で揉んだり、押さえたりする方が肌に優しいです。また、タオルはごわごわした固い物より、ふわふわとした柔らかめの方が肌に優しく、早く拭くことができます。

 

4.まとめ

膝の黒ずみケアにおける重曹の有効性を紹介いたしました。

重曹は、スクラブとピーリング作用によって膝の黒ずみを薄くしますが、頻繁に使用すると乾燥を起こし、逆に悪化する可能性もあります。そのため、ご紹介した重曹パックは週に2回、クエン酸ピーリングは週に1回までにしましょう。

また、膝の重曹ケア後は、肌刺激に弱くなっているので、刺激を避けながら保湿ケアをしっかり行うことも重要です。

この記事で、重曹による膝の黒ずみケアを正しく行うことができ、自信を持って膝が見せられる事に繋がれば幸いに思います。

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