監 修

上田 弥生院長

産婦人科専門医 美容皮膚科医
キュアクリニック恵比寿 院長 上田弥生

【成分別】膝の黒ずみを解消する適切な保湿クリームの選び方

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「膝の黒ずみに適した保湿クリームはあるの?」といった方々は多くいらっしゃるでしょう。

膝は他の部分に比べ、黒ずみが出来やすい条件が整いやすいため、普段からクリームや乳液などで保湿をしなければ、どんどん黒ずみが悪化していきます。

しかし最近では、膝の黒ずみ用クリームというのも出るほど、商品が多く存在します。何が良いのは分からないという方も多いのでないでしょうか。

膝の黒ずみ専用クリームでなくても、黒ずみ解消につながる成分をしっかりと理解していれば、商品選びに悩まず、自分に合ったクリームに巡り合うことができます。

今回は、膝が黒ずみやすい原因から、黒ずみ解消につながる保湿クリームの選び方、皮膚科で処方されるクリームの違いをご紹介いたしますので、ご参考にして頂ければと思います。

1、一般的な膝の黒ずみは保湿で解消できる

膝は、潤いを保つ皮脂腺や汗腺が他の部位より少ない為、敏感かつ乾燥を起こしやすく、角質層も厚くなりやすい事から、黒ずみが発生しやすい部位です。

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乾燥によって起こった膝の黒ずみは、その多くが色素沈着となっている為、ターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)を正常化させる事がとても重要となります。

その場合、保湿や美白が出来るクリームを継続することで、黒ずみの早期解消に期待がもてるでしょう。

しかし、膝は他の部位よりも防御反射が高いことから、「膝立ち」や「正座」「服との接触」でも脳は刺激と捉え、黒い色素である「メラニン」で皮膚を守るように命令します。

参考:悪化させない!膝の黒ずみを予防するサポーターとおすすめハンドメイド

本来ならば、ターンオーバーによってメラニン色素は角質と一緒に剥がれ落ちますが、乾燥を起こしているとその働きが鈍りやすく、角質をどんどんため込んでしまいます。

膝部分にメラニン色素がに残り続けると、黒ずみが深層部まで定着する為、色素沈着が起きる原因にもなります。

これら膝の黒ずみを解消させるには、毎日『保湿』を行い、膝を乾燥させないことが大切です。

保湿成分が皮膚に浸透しやすい「朝」と「入浴後」の2回がベストですが、乾燥感が気になる方や、早く黒ずみを解消していきたい方は、朝・昼・入浴後・寝る前の4回など、回数を増やしてもよいでしょう。

ただし、乾燥によって古い角質が溜まった膝の場合は、保湿成分が効果的に浸透しません。

スクラブやピーリングで古い角質を除去してから、保湿クリームで乾燥を防ぐようにしましょう。

角質除去については、以下のページにて詳しくご紹介しています。

膝の黒ずみを優しくケア!お手製スクラブの作り方とその効果

最短でツルン♪膝の黒ずみに凄く効くピーリングはコレ。

コスパ良し!膝の黒ずみを塩でツルスベにする4つの方法を全解説

2、膝の黒ずみに効果的な保湿クリームの選び方

膝の黒ずみを解消するには、ターンオーバーの正常化を促すことが重要で、その為に十分な保湿が必要となります。

保湿では「ヒアルロン酸」「セラミド」「コラーゲン」「尿素」といった、保湿力の高い成分が配合されたクリームがおススメです。

保湿力のあるクリームは水分の蒸発を防ぎ、長時間、潤いを与えることができるため、ターンオーバーの促進と黒ずみ解消に効果的です。

保湿クリームの多くは、皮膚の表面に膜を張って水分を閉じ込めることで、乾燥を防ぐことができますが、皮膚内に水分を与えているわけではありません。

膝は乾燥を起こしやすいため、皮膚内の水分量が少ない傾向にあります。皮膚内の水分が不足した状態で、膜を張って保湿を行っても、根本的な乾燥を防ぐことができず、ターンオーバーも促進されません。

「ヒアルロン酸」「セラミド」「コラーゲン」「尿素」は、肌に膜を張るのでなく、肌の細胞と細胞の間に入り込み、水分を溜めこんで逃がさないという特徴があり、皮膚内部から乾燥を防ぎ保湿をしています。

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そのため、効果的に膝の保湿とターンオーバーが行われ、黒ずみが徐々に薄くなっていきます。

また、上記で紹介した成分は、体内に元々ある成分でもあり、低刺激で肌トラブルの心配がなく、どの肌質でも安心して使用できます。

ただ、より膝の黒ずみ解消に役立つ成分があり、それが次で紹介する「美白成分が含まれる保湿クリーム」となります。

2-1、膝の黒ずみを短期間で解消するには美白成分配合のクリームがおすすめ

早期に膝の黒ずみを解消したい方は、保湿力が高いことにプラスして、「トラネキサム酸」や「ビタミンC誘導体」「アルブチン」といった、肌に優しい美白成分が含まれる保湿クリームがおススメです。

美白成分とは、「根本的にメラニンの生成を抑制できる成分」のことで、厚生労働省にて美白効果があると認めたものを指します。

皮膚の黒ずみにおいては、皮膚表面が黒くなっているのではなく、基底細胞(角質層よりも奥側にある表皮)がメラニン色素を溜めこんだことで『黒化基底細胞』になり、これがターンオーバーをさらに遅らせる事で、黒ずみの悪循環を生んでいます。

「トラネキサム酸」や「アルブチン」「ビタミンC誘導体」は、黒化基礎細胞を通常の細胞に戻すように働きかけ、メラニンの生成を根本的に抑制することで、黒ずみ解消に導きます。

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また、皮膚表面のメラニン色素を排出し白くする働きもあるため、早い段階で黒ずみが薄くなっていきます。肌刺激も少ないため、肌が敏感な方でも安心して使用することができます。

その他、厚生労働省が認めた美白成分をまとめましたので、ご参考にして頂ければと思います。

【厚生労働省公認の美白成分一覧】

美白成分 刺激 効果 おススメ
トラネキサム酸 弱い 高い
ビタミンC誘導体 弱い 高い
アルブチン 弱い 高い
ハイドロキノン 強い 非常に高い
【その他の美白成分】

「プラセンタエキス」「ルシノール」「リノール酸」「エラグ酸」「カモミラET」「t-AMCHA」「コージ酸」「ピュールブラン」「マグノリグナン」「シムホワイト377」

※最も効果が高いのは「ハイドロキノン」ですが、刺激が強いことから、膝への使用は強く推奨しておりません。

【注意点】

本来、メラニンが生成されるのは自然な事で、「紫外線から肌や骨を守るための自己防衛本能」です。

そのため、膝の黒ずみが解消したら、美白効果のあるクリームの使用を止め、保湿力の高いクリームにシフトチェンジしていくことをおススメします。

十分な保湿がされていれば皮膚のターンオーバーも促進しますので、膝で生成されるメラニンも自然と排出され、綺麗な膝を維持していけるでしょう。

3、皮膚科のクリームは高い効果が期待できる

膝の黒ずみを解消するクリームは、実は皮膚科で処方をしてもらう事ができます。

美白成分の濃度が市販品よりも高いため、効果も大きく違うと言えるでしょう。

主に、「尿素」「ハイドロキノン」「トレチノイン」「乳酸」「ビタミンC誘導体」などの成分が含まれるクリームが処方され、成分の『濃度』が市販のものより5~10%以上高いため、最短で膝の黒ずみを治すことができます。

その反面、肌刺激が強い傾向にあるため、医師の判断のもと「濃度」と「使用頻度」を調節していきます。

本来は「アトピー性皮膚炎」「角化症」「シミや肝斑」「皮脂欠乏症」などの、皮膚疾患を持つ方の治療薬として使用される成分ですので、膝全体が「赤く炎症し角質が固くなっているような疾患」を除き、原則、保険適用外となることが多いです。

皮膚科でのクリームの詳細についてはこちら『手ごわい膝の黒ずみに最後の手段!皮膚科での施術法を全解説』でご紹介しています。

4、まとめ

膝は、皮脂腺や汗腺が少ないことから、乾燥を起こしやすく、「膝立ち」や「正座」といった刺激を与える機会が多いため、黒ずみが出来やすい部分です。

黒ずみを避けるためには、「ヒアルロン酸」や「尿素」などといった、肌刺激が少なく保湿力が高い成分が含まれるクリームでしっかりと保湿を行うことが大切です。

早期に解消したいのであれば、「ビタミンC誘導体」や「トラネキサム酸」などの美白効果がある成分が配合されているクリームか、皮膚科で処方される高濃度なクリームがおススメです。

ストッキングで黒ずみを隠したりせず、堂々と生足で出歩けるような美膝は、女性なら誰もが目指したいものです。

この記事が、そのきっかけになれれば幸いです。

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