監 修

上田 弥生医師

日本産婦人科学会 産婦人科専門医
美容皮膚科医
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー 上田弥生 医師

膝の黒ずみを治す全手順「写真付き」症状別の解消方法を全解説

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膝の黒ずみを治すための全手順

薄着の季節になると脚を露出する機会も多くなることから、街中で脚のきれいな女性をみかけると自身の膝の黒ずみが気になることも多いのではないでしょうか。

膝はカラダのなかでも角質が厚く乾燥しやすく、摩擦や圧迫のダメージも受けやすいため黒ずみになりやすい部位です。

膝の黒ずみを改善するためには、日頃から膝に刺激を与えないことに加え、症状にあわせて適切な対策をすることが最も重要です。

1.膝の黒ずみの症状は主に3種類ある

膝の黒ずみは圧迫型・乾燥型・毛穴詰まり型など主に3種類の原因に分けられます。これらの原因を解消するには、膝の症状にあわせて対象方法も選ぶことが大切です。

膝の黒ずみの種類

圧迫型の膝の黒ずみは、保育士さんなどに多くみられる症状で、膝立ちや正座をすることが多く、膝に圧力がかかりそれが肌の防御反応の作用として黒ずみとなる症状です。

乾燥型の膝の黒ずみは、症状のなかで年齢問わずもっとも多い症状です。ムダ毛処理や膝の摩擦などダメージが原因で乾燥を引き起こし、肌の防護作用として黒ずみとなる症状です。

毛穴詰まりの膝の黒ずみは、20~30代の若い年齢に多い症状です。食生活や生活習慣などが原因で肌のターンオーバーが乱れ、毛穴の角質の詰まりや古い角質が生まれ変われずに蓄積して膝が黒くみえるようになります。

【膝の黒ずみの種類別の対処と改善方法】

黒ずみの症状 要因 対処方法 改善方法

圧迫

圧迫型の膝の黒ずみ

まばらに膝の黒ずみがあったり、黄色みを帯びてることもある。

・膝立ち

・正座

・ほか膝を圧迫する行為

・膝を圧迫する行為を避ける

・座布団や膝サポーターで刺激を抑制する

・定期的に屈伸運動を行い血流状態を良くする

保湿ケア(美白成分配合のクリーム)

乾燥

乾燥型の膝の黒ずみ

膝が乾燥し、黒ずみに加えてカサカサしていて少し白くなる場合もある。角質が厚く硬い感触であることが多い。

・ムダ毛処理

・膝をごしごし洗ったり拭いたりする

・締め付けの強いズボン

・肌刺激の少ない電気シェーバー光脱毛を検討する

・体を洗う素材を麻(リネン)にする

・圧迫感のないズボンを着用する

保湿ケア

毛穴詰まり

毛穴詰まりの膝の黒ずみ

膝の黒ずみの特徴として毛穴が詰まり膝が角質でザラザラし少し硬いこと(古い角質)もある。

・食生活などの習慣

・ホルモンバランスの乱れ(生理・妊娠・年齢の積み重ね)による肌の代謝の遅れ

・角質を取り除き、食生活や生活習慣を整える ・古い角質の除去(スクラブ)

・保湿ケア

 

2.膝の黒ずみの改善は症状に適切な解消方法を行うこと

膝の黒ずみは、圧迫型・乾燥型・毛穴詰まりの症状に適切な解消方法を行うことで徐々に改善、予防することができます。

しかし、どの種類の膝の黒ずみに関しても、長年色素が沈着した重度の黒ずみの場合は美容皮膚科などの専門医院で治療をするほうが早期に黒ずみを改善することができます。

下記の膝の黒ずみレベルを参考にし、重度の黒ずみの症状の方は『セルフケアで膝の黒ずみが改善が見られない場合は美容皮膚科での施術も検討する』を参考にされて下さい。

【膝の黒ずみレベル・軽度~重度】

膝の黒ずみのレベル

 

・膝の黒ずみの症状別の解消方法

軽度から中度の膝の黒ずみの場合、適切なセルフケアを行うことで改善が期待できます。圧迫型と乾燥型の膝の黒ずみの原因は保湿ケアのみで改善することができますが、毛穴つまりは、膝の古い角質を除去することが優先です。

・圧迫型・乾燥型の膝の黒ずみの解消方法

圧迫と乾燥の膝の黒ずみはメラニン色素の過剰分泌が原因です。これらは、正座やムダ毛処理による肌刺激で発生することから、メラニン抑制成分や保湿作用の高い美白クリームでの保湿ケアが有効です。

詳しい美白クリームの選び方やケア方法については、下記の「すべての症状に膝の黒ずみ膝の保湿ケアは必要」を参考下さい。

・毛穴詰まり型の膝の黒ずみの解消方法

毛穴詰まりが原因の膝の黒ずみは、主に偏食やホルモンバランスの乱れから肌の代謝に遅れが起きて、皮脂や古い角質が溜まることが黒ずみの原因です。

解消、改善するためには、塩や重曹のスクラブで膝の古い皮脂や角質を取ることが大切です。スクラブを使って古い角質を取り保湿ケアをすることで膝の黒ずみを解消することができます。

スクラブ方法は?膝の古い角質を取るためのスクラブは塩を使い自分で作ることができます。以下のページに作り方から膝の黒ずみの原因となる角質の落とし方までのすべてを解説しておりますので膝の塩スクラブの参考にしてください。

※上記の症状以外に膝のかゆみによる黒ずみもあります。掻くことによるダメージが黒ずみの原因となることから、かゆみの症状がある場合は市販のかゆみ止めで症状の抑制から優先しましょう。我慢できないほどのかゆみが続くのであれば皮膚科での受診をお勧めします。

3.膝の保湿はすべての症状を解消するために必須ケア

全ての膝の黒ずみに必要な保湿ケア

圧迫型・乾燥型・毛穴詰まりの膝の黒ずみを改善するためには、保湿ケアが大切です。

保湿ケアは新しい肌へ生まれ変わるターンオーバーの働きをサポートし、黒ずみを徐々に改善する働きがあります。膝は角質が厚く乾燥しやすいため保湿クリームは保湿力が高い「セラミド」「ヒアルロン酸」が配合されたものが好ましく、美白成分が含まれたものを選ぶことで早い効果が期待できます。

膝の黒ずみを解消するための美白成分は「トラネキサム酸」や「ビタミンC誘導体」「アルブチン」など厚生労働省に美白作用が認められたものが望ましいです。

特にトラネキサム酸は、美白効果が高くて肌負担も少なく抗炎症作用も期待できるため、膝の圧迫や刺激による炎症にも有効的で膝の黒ずみ改善には好ましい成分と言えます。

【厚生労働省認可の美白成分一覧】

美白成分 効果 刺激 おススメ
トラネキサム酸 高い 弱い
ビタミンC誘導体 高い 弱い
アルブチン 高い 弱い
ハイドロキノン 非常に高い 強い
【その他の美白成分】「プラセンタエキス」「ルシノール」「リノール酸」「エラグ酸」「カモミラET」「t-AMCHA」「コージ酸」「ピュールブラン」「マグノリグナン」「シムホワイト377」

※「ハイドロキノン」も美白作用が高い成分ですが、肌刺激が強いため赤みや炎症など副作用のリスクが伴なうだけでなく、紫外線にあたると色素沈着が悪化した報告もあるので膝への使用は控えたほうが良いです。

 

・膝の黒ずみケアに有効な美白成分配合の保湿クリームの比較表

膝の黒ずみを解消するための保湿ケア製品においては、「美白成分」「保湿性」「低刺激」これらを重視する必要があります。

美白有効成分が配合されており、黒ずみを新しい肌へ生まれ変わるよう保湿性にすぐれ肌ダメージにならないものを選ぶことで早い解消が期待できます。

以下に、膝の黒ずみに有効な条件をみたしている保湿クリームを厳選して比較させて頂きましたのでご参考頂ければと思います。

商品 美白認可成分 保湿性 刺激性 期待できる作用

ココピュア

ココピュア|膝の黒ずみアイテム比較

トラネキサム酸 高濃度ヒアルロン酸 8つの無添加 美白、黒ずみ予防、肌荒れ

イビサクリーム

「イビサクリーム」の画像検索結果

トラネキサム酸 ヒアルロン酸、ほか7種の潤い成分 5つの無添加 美白、黒ずみ予防、肌荒れ

ラスター

「美白クリームラスター」の画像検索結果

トラネキサム酸 セラミド 7つの無添加 美白、黒ずみ予防
月島モイストバーム

「月島モイストバーム」の画像検索結果

ビタミンC誘導体 馬油、ミツロウ、シソエキス、グリセリン 無着色、無香料 美白、黒ずみ予防

※内容量はそれぞれ約1カ月分となっています。

 

・膝の黒ずみ解消におすすめの保湿クリームベスト3

上記で紹介したアイテムの中から、膝の黒ずみ解消に役立つアイテムを3つに絞りました。自宅ケアでより早い効果を得たい方におすすめです。

1位 ココピュア

ココピュア

価格:¥5,980(30ml)

ココピュアは膝の黒ずみケアに特化された美白美容液で、圧迫と乾燥による黒ずみ解消に向いています。3種類のヒアルロン酸、カモミラエキス、グリチルリチン酸ジカリウムで肌を整えながら潤いを与え、ターンオーバーの正常化を促します。さらに、美白効果の高いトラネキサム酸や、肌の漂白剤と言われる「ハイドロキノン」と同等の効果を持つ『ビサボロール』が配合されています。べたつきのない美容液なので、ズボンをよく着用する方にも向いています。

 


2位 イビサクリーム

「イビサクリーム」の画像検索結果

価格:¥4,970(35g)

イビサクリームは敏感肌や小さいお子さんでも使用できる低刺激性の美白クリームで、乾燥による膝の黒ずみ解消に向いています。天然由来の美白成分(トラネキサム酸)がメラニンを抑制し、ヒアルロン酸をはじめとした潤い成分が肌の生まれ変わりを促します。クリームの伸びは良く、適量の範囲で使用すればベタつきもありません。


3位 ラスター

「美白クリームラスター」の画像検索結果

価格:¥4,750(60g)

ラスターは乾燥による膝の黒ずみに向いている美白クリームです。トラネキサム酸、セラミドに加えて、強い抗炎症作用があるグリチルレチン酸ステアリルも含まれており、摩擦や刺激で乾燥した肌を整えながら黒ずみを徐々に解消する働きがあります。クリームの伸びがよく、しっとりした使い心地で膝を乾燥から守ります。


 

【保湿クリームの使用頻度】

膝の保湿は毎日、朝と入浴後の2回に分けて塗るのが適切ですが、黒ずみを早く解消したい方、乾燥感が気になる方は、朝・昼・入浴後・就寝前など回数を増やしてもよいです。

特に入浴後は、余分な皮脂まで洗い流してしまうことから、膝の黒ずみを早く解消するためにも欠かさず念入りに行うことが大切です。

【使用上の注意点】

美白成分が含まれたクリームは、膝の黒ずみの原因となるメラニンを抑制する一方、皮膚の防御力を低下させ、一時的に外部刺激に弱い状態にもなります。

そのため、美白クリームで肌刺激を感じる場合はしばらく使用を控え、ワセリンなど市販の保湿クリームで肌を整えることを優先後に使用することが好ましいです

紫外線による膝の黒ずみを防ぐ
膝の黒ずみケアで美白クリームを使用していても、紫外線を浴びるとメラニンは増加し膝の黒ずみの悪化や繰り返しの原因となります。短いスカートやショートパンツなどを履く方、スカートとハイソックスの組み合わせをする方は膝の日焼けも起こりやすいので、なるべく膝を隠す服装を意識して、必要に応じて衣類のうえから日焼け止めスプレーで対策するのもよいです。

4.睡眠・運動・食事バランスで肌の生まれ変わりを促進させることも大切

肌の生まれ変わりを促して膝の黒ずみを改善させる

膝の黒ずみを悪化・抑制するためには、日頃から膝の黒ずみの原因を起こさない対処を意識することも大切です。適切な運動、睡眠、食事に加えて、喫煙や飲酒を控えることでも肌の生まれ変わりは促され、膝の黒ずみの原因を対処することができ解消・対策をサポートする働きがあります。

・カラダを動かして代謝をあげる
ウォーキングはカラダの代謝を向上させ、肌の生まれ変わりを促進する働きが期待できます。特に日頃、運動不足の方は、1日20分を意識して歩くことを意識することが好ましいです。いつもの通勤をひと駅前で降りて歩りたり、車で行く買い物を歩きにしたり、カラダを動かすことを生活習慣のなかで取り入れましょう。

・質の高い睡眠を十分にとりホルモンバランスを整える
肌は睡眠中に生まれ変わるので、睡眠時間も大切です。ホルモンバランスも整え、肌の生まれ変わる周期を乱さないためにも6~8時間の睡眠はとるように意識しましょう。

・喫煙・お酒は控えビタミン・ミネラルをカラダに貯めこむ
食生活はビタミン類や亜鉛などミネラルを積極的に摂取することが大切です。1回だけ取ればよいのではなく、ビタミン・ミネラルを常に補給してカラダ満たしている状態を作ることが肌の生まれ変わりを促進し、膝の黒ずみ解消へとつながります。

お酒やたばこは、ビタミン類、特に美容に大切なビタミンCを多く消費するので、サプリメントも活用して美肌に必要なビタミン補給をすることが好ましいです。

【黒ずみ予防に有効な栄養素と食材一覧】

栄養素 食材 作用
ビタミンA レバー・ウナギ・人参、春菊、ホウレンソウなどの緑黄色野菜 肌の修復
ビタミンB群 牛レバー・鶏ささみ・カツオ・まぐろ・さば・バナナ 肌の発育、乾燥予防
ビタミンC ピーマン・パプリカ・ジャガイモ・ブロッコリー・オレンジ、レモンなどの柑橘類 メラニン抑制、ハリを持たせる
ビタミンE ゴマ油・ナッツ類・アボカド・赤ピーマン・蕎麦 血行促進、むくみ予防
亜鉛 牡蠣・チーズ・レバーや赤身肉・卵黄・煮干し・抹茶(粉) 肌の修復

さらに詳しい情報は?そのほか、色素沈着に黒ずみ対策に有効な成分とそれらの栄養を含む食べ物を以下のページにまとめておりますので、日頃の美容ケアとして参考にしてください。

 

5.適切な対処・解消方法でも実感できない場合は美容皮膚科での施術も検討する

膝の黒ずみに対し、適切な対処・解消方法を実施して、目安として3カ月程度継続しても解消する傾向が見られない場合、『原因が他にある』か『セルフケアでは対処できない重度の膝の黒ずみの症状』の可能性があります。そのため、コストはかかりますが一度、美容皮膚科での治療を検討することをおすすめいたします。

美容皮膚科の膝の黒ずみには主に以下の治療方法があります。

・「高濃度美白クリーム」を使用
・美白クリームの浸透力を高める「イオン導入」
・ターンオーバーを促進させる「ケミカルピーリング」
・メラニン色素の根源を破壊する「レーザートーニング」

医師が診断し、黒ずみの症状に適した治療方法を提案します。医療機関でのみ取り扱いのある高濃度の保湿クリームや、余分な角質を溶かすピーリング剤も処方してもらえるため、セルフケアでは落としきれない黒ずみの早期解消に大きく期待できます。

さらに詳しい情報は?デメリットは費用面です。膝の黒ずみを治す美容施術は保険適用外となります。美容皮膚科の治療については以下のページで詳しく書いておりますので参考頂けたらと思います。

 

【美容皮膚科・施術内容と費用相場】

施術方法 内容 費用
塗り薬 高濃度な美白成分を含む保湿クリームでの施術。
主に、塗り薬を処方箋として出される。
成分:ハイドロキノン、トレチノイン、尿素etc
¥1,600~4,000
(30日分)
イオン導入 特殊な電磁波で肌の奥にまで、保湿・美白成分を浸透させる施術。
ターンオーバーを促進させ、メラニン色素の排出を行う。
成分:ビタミンC誘導体、乳酸ect
約¥8,000
(塗る薬剤によって変動)
ケミカルピーリング 酸の力でターンオーバーを強制的に促進させることで、古い角質を除去する施術。
数日後に、古い角質がポロポロと取れる。
成分:乳酸、グリコール酸、サルチル酸ect
約¥6,500
(1回)
レーザートーニング 特殊レーザーを当ててメラニン色素を破壊する即効性の高い施術。 約¥15,000~30,000
(1回)

 まとめ

膝の黒ずみは、圧迫や乾燥、毛穴詰まりなど、症状ごとに適した対策をすることが早い改善に繋がります。

毛穴詰まりなら古い角質を除去するスクラブがお勧めですが、どの症状にも共通する改善法が『保湿ケア』となっていて、保湿成分のほか「美白成分」「刺激性」も考慮されたクリームが最も適切と言えます。

重度の膝の黒ずみなら、費用はかかりますが皮膚科で適した施術をすることで改善が期待できます。

膝の黒ずみが気になってストッキングやソックスで隠していた方は、素足でお出かけできる事が何よりの楽しみになるかと思います。この記事が、そのきっかけになれれば幸いです。

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