監 修

上田 弥生医師

日本産婦人科学会 産婦人科専門医
美容皮膚科医
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー 上田弥生 医師

頑固な膝・肘の黒ずみ完全攻略法!正しいケアで夏に自信!

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短パンやノースリーブで出かけたいけど、膝と肘の黒ずみが気になってしまい、「今年の夏も好きな服装ができなかった」と後悔したことはないでしょうか。

膝や肘の黒ずみを解消するために「保湿」を行う方も多いですが、その他にも「洋服の素材」や「膝立ちや頬杖といった習慣の改善」も意識して頂くと、黒ずみの発生を防ぐことができます。

今回は、夏に好きなおしゃれが楽しめるように、膝・肘の黒ずみを徹底的に予防する方法と、黒ずみのタイプ別解消法をご紹介いたしますので、ご参考にして頂ければと思います。

膝や肘の黒ずみは「刺激」によって起こる

膝や肘は外部刺激に弱いため、ちょっとした摩擦や圧迫でも肌は黒い色素(メラニン)を生成します。その為、刺激を与える機会が多いほど、膝や肘の黒ずみが目立ちやすくなります。

特に、膝や肘は、日常的に曲げ伸ばしをするので、他の部分に比べ皮膚に刺激を受けやすい傾向にあります。

これに加え、肘や膝は皮脂腺が少なく、潤いを保つことが難しい部分であり、常に「乾燥を引き起こしている部分」です。

外部刺激というのは、肌が乾燥している時ほどより強く感じてしまう傾向にあり、黒ずみをより積極的に作ってしまいます。

特に、長袖や長ズボン・タイツなどを好んで着る方は、洋服が皮膚に長時間触れる機会が増えるため、皮膚にとって「長期的かつ継続的に刺激を受けている」状態となり、黒ずみが促進してしまう可能性があります。

膝や肘の黒ずみの発生を抑えるために大切なことは『保湿』ですが、その他にも、黒ずみの発生を促進させてしまう「習慣」と「洋服の種類」の改善も重要となります。

次より詳しくご紹介いたします。

膝・肘の黒ずみが悪化する「習慣」と「洋服の種類」

膝や肘の黒ずみの発生は、「習慣の改善」と「洋服の種類」でも抑制させることができます。
黒ずみの発生を抑えるためには、膝や肘に極力刺激を与えないことが大切です。

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「足を組む」「頬杖をつく」など、無意識に膝や肘に刺激を与えてしまう習慣は、極力控えましょう。

また、保温性の高く、ほとんどの洋服に使われる「ウール」や「ポリエステル」「麻」などの素材は、糸の繊維が固く、チクチクした肌触りのため、肌刺激が強く、黒ずみの発生を促進させてしまう可能性があります。

これらの素材が使われた洋服を着用する場合は、「シルク」や「綿」などの肌に優しい素材の肌着を着てから着用するようにした方が良いでしょう。

以下に、膝と肘に刺激を与えてしまう「習慣」と「洋服の種類」をまとめましたので、参考にして頂ければと思います。

【刺激が強い「習慣」と「洋服の種類」】

習慣(ひざ) 習慣(肘) 刺激が強い素材 刺激が弱い素材
・膝立ち(膝歩き)
・あぐら
・足を組む
・正座
・スキニージーンズなどの、ぴっちりした服を着る
・着圧加工がされたストッキングを履く
・頬杖をつく
・ひじをつく
・うつ伏せに寝転がる
・肘を掴むように腕を組む
・長袖の時に長時間肘を曲げる
・座った時に、膝の上に肘を置く
・毛皮
・ウール
・麻
・ポリエステル
・ポリウレタン
・皮
・ナイロン
・綿
・カシミア
・絹(シルク)
・キュプラ
・レーヨン
・アクリル
・アセテート

洋服の素材に関しての参考サイト⇒<繊維の知識>

膝と肘の黒ずみは4タイプに分かれる!その解消法と予防法

膝と肘の黒ずみには、「色素沈着」「毛穴のつまり」「固まった角質」「埋没毛」の4つのタイプに分けることができ、それぞれ黒ずみを薄くする方法と予防法が変わります。

まずは、あなた自身の黒ずみのタイプを知る必要がありますので、下記をご参考ください。

【黒ずみのタイプの見分け方】

タイプ 症状
色素沈着 ・全体的に黒っぽい
・表面は比較的にざらざらしていない
・一部分だけ真っ黒な部分がある
・4タイプの中で一目で黒いと分かる
毛穴のつまり ・全体的に茶色みがかかった黒
・近くで見ると、毛穴を目視することができる
・皮脂量が多く、ベタベタした肌触りをしている
固まった角質 ・全体的に茶色に近い色をしている
・乾燥によってガサガサしていて、白い粉を吹くこともある
埋没毛 ・埋没毛による炎症で、部分的に黒っぽくなっている箇所もある
・皮膚の下に毛が埋まっている箇所がある
・ザラザラしている

黒ずみができてしまう大きな原因は、「摩擦」や「圧迫」などの外部刺激ですが、その他にもタイプ別に原因が有ります。

それぞれの解消法と予防法を次よりご紹介いたします。

色素沈着タイプは刺激を避ける

色素沈着タイプの方は、膝や肘に徹底して「刺激」を与えないことが重要になります。

このタイプの方は、肌の新陳代謝が悪く、メラニン色素をため込んでしまったことが原因です。

本来ならば、メラニン色素は肌のターンオーバーによって、垢と一緒に剥がれ落ちていくものですが、「頬杖をつく」「足を組む」「膝立ちする」「ナイロンタオルでのごしごし洗い」などの習慣によって、『長期的に刺激を与えてしまった』ことが、肌のターンオーバーに異常をきたし、メラニン色素が肌に残ってしまうことがあります。

そのため、「膝立ち」や「頬杖」を極力避けるか、クッションなどの柔らかいものを下に置き刺激を軽減させるようにすると良いです。
身体を洗う時もナイロンタオルなどは使用せず、手のひらで優しくなでるように洗いましょう。

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解消法は、メラニンの生成を抑え、肌のターンオーバーを正常化してくれる『ヨーグルトパック』と『天然塩』を使用した方法の2種類があります。

それぞれ、黒ずみを落とすのに効果を発揮しますが、敏感肌や乾燥肌の方は、肌負担が少ない「ヨーグルトパック」を、脂性肌や混合肌の方は、肌の状態を整えてくれる「天然塩」を使用した方が、より効果を実感できるかと思います。

それぞれの方法に関しては『もう隠すのは嫌..」膝の黒ずみを落とす全手順をご覧ください。

補足
・ごく稀に、「遺伝」によって、メラニンの生成が過剰な方がいらっしゃいます。その場合、病院での遺伝子検査のみでしか判断出来ませんが、今回ご紹介した方法でも抑制することが可能です。

 

毛穴のつまりタイプは正しいケアを身に着ける

毛穴のつまりタイプの方は、「正しいセルフケア」を心掛けることが大切です。

膝や肘は、もともと乾燥しやすい部分のため、クリームなどで保湿することは大切ですが、保湿のし過ぎで、毛穴にクリームが詰まり黒ずみが起きてしまうことがあります。

頻繁な保湿は、逆に肌に刺激を与えてしまいます。乾燥が酷くないのであれば、朝と入浴後の1日2回がベストと言えるでしょう。

また、「動物性オイル」や「合成界面活性剤」などの洗浄力の強い成分が含まれる石けんやボディーソープも、肌の必要な油分まで落としてしまい、皮脂を余計に分泌させてしまうため、避けた方が良いです。

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解消法は、余分な油分やタンパク質を落としてくれる『重曹パック』か、肌の状態を整えてくれる『天然塩』を使用した方法の2種類になります。

どちらの方法も黒ずみを落とすのに効果を表しますが、『重曹パック』の方が毛穴のつまりをピンポイントで落としてくれます。

参考ページ:重曹パックで黒ずみを落とす方法

 

固まった角質タイプは乾燥と生活習慣に気を付ける

固まった角質タイプの方は、『乾燥』と『膝や肘に負荷を与える習慣』を改善させることが重要となります。

このタイプは、膝や肘をよくつく癖を持っている方に多く、「膝・肘に集中的に負荷」を与えてしまっています。

皮膚は、負荷が強くかかると、角質を厚く固くして、骨や関節を保護しようする働きがあり、その場合、皮脂などの分泌を妨げてしまい乾燥を同時に引き起こします。

癖を治すのは大変ですので、なるべく、クッションや座布団、サポーターなどの柔らかいもので、負荷を軽減させましょう。
その他にも「足を組む」「膝を抱える」「肘を掴む」「うつ伏せに寝る」「正座」なども、負荷を与えてしまう癖になります。

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解消法は、『天然塩』を使った方法になります。天然塩に含まれる「ミネラル」が余分な角質を溶かし、肌のターンオーバーを正常化することで、黒ずみを解消してくれます。

参考ページ:天然塩を使った4つの黒ずみ解消法

 

埋没毛タイプは自己処理の頻度を抑える

埋没毛タイプの方は、「頻繁な毛の自己処理を止める」ことが重要となります。

ムダ毛処理のために、「毛抜き」や「剃刀」などで毛の自己処理をする方は多いと思いますが、これらの行為は、皮膚表面の細胞までも傷つけていることが多く、本人の気づかない炎症を引き起こしていることがあります。

例え軽い炎症であっても、それを抑えるために身体がメラニン色素を作ってしまい、黒ずみができてしまいます。

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また、埋没毛の特徴で、毛が皮膚の下にもぐりこんでしまうため、本当は黒ずんでいないのに、黒ずんで見えてしまうことがあります。

この場合、毛の処理後、埋没毛を予防するために、スクラブやピーリングなどで、毛が皮膚内にもぐりこませないようにしましょう。

膝のピーリングについてはこちらをご参考下さい
>> 最短でツルン♪膝の黒ずみに凄く効果的なピーリングの選び方

 

膝や肘の黒ずみを抑制させる食べ物

メラニン色素の生成を抑制させたり、肌のターンオーバーを促進させる食べ物によって、黒ずみを予防する方法もございます。

メラニン色素は、本来ならば肌のターンオーバーによって、垢と一緒に剥がれ落ちていくものですが、乱れた食生活によって「ビタミンA」や「亜鉛」などの新陳代謝を促す栄養素が不足すると、メラニンが含まれた角質が剥がれることなく肌に残り、黒ずみを引き起こしてしまいます。

代表的な食材でいうと「レバー」「牡蠣」「ピーマン」「ゴマ油」などが、新陳代謝を促進させ、肌のターンオーバーを正常化してくれます。

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また、これらの栄養素は、メラニンの生成を抑制させる「メラニン還元作用」という働きもありますので、メラニンの生成を抑えながら、肌を整えてくれます。

黒ずみを抑制させる食材をたっぷり入れた「お鍋」や「スープ」「サラダ」などを、積極的に作ってみるのも良いでしょう。

以下に、メラニンの生成を抑え、肌のターンオーバーを促進させる栄養素と食材をまとめましたので、ご参考にして頂ければと思います。

【黒ずみ予防に効果的な栄養素と食材一覧】

栄養素 食材
ビタミンA レバー・ウナギ・人参、春菊、ホウレンソウなどの緑黄色野菜
亜鉛 牡蠣・チーズ・レバーや赤身肉・卵黄・煮干し・抹茶(粉)
ビタミンC ピーマン・パプリカ・ジャガイモ・ブロッコリー・オレンジ、レモンなどの柑橘類
ビタミンB6 牛レバー・鶏ささみ・カツオ・まぐろ・さば・バナナ
ビタミンE ゴマ油・ナッツ類・アボカド・赤ピーマン・蕎麦

 

膝と肘の黒ずみを予防するには『保湿』は鉄則!

膝と肘に黒ずみを抑えるために最も大切なことは「保湿」をすることです。

肌に潤いを保たせる「皮脂腺」や「汗腺」が少ない部分のため、ケアをしなければ常に乾燥を引き起こし、黒ずみも発生しやすい状態となります。

ただし、過度な保湿は逆に肌刺激を与えてしまい、「毛穴のつまり」による黒ずみを起こす可能性があるため、保湿ケアは朝と入浴後の1日2回がベストでしょう。

乾燥感のある方は、朝・昼・入浴後・就寝前の4回など、回数を増やしても大丈夫です。

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また、美白成分が含まれる市販の保湿クリームや黒ずみ除去クリームで保湿を行うと、黒ずみをより早く薄くすることが期待できます。

 

膝・肘の黒ずみ完全攻略法まとめ

・膝や肘への刺激を避けることで、黒ずみの発生が抑えられる。

・膝、肘の黒ずみは4タイプに分かれ、ベストな対策も違ってくる。

・メラニン色素の抑制、肌のターンオーバーを促す栄養素を摂取する。

・乾燥でも黒ずみが発生しやすい為、日頃から保湿ケアを行っておく。

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