監 修

上田 弥生院長

産婦人科専門医 美容皮膚科医
キュアクリニック恵比寿 院長 上田弥生

お尻の黒ずみにオロナインはダメ!その理由と適切なお尻ケアまとめ

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「オロナインでお尻の黒ずみが治るって本当?」と疑問に思っている方は多いと思います。

オロナインは、ニキビや水虫の菌・カビを抑制する「抗菌剤」のため、お尻の黒ずみのように「メラニン色素」によってできたものは治すことはできません。

しかし、お尻のニキビを治すには効果が期待できます。

今回は、オロナインの本来の効果・使用方法とお尻の黒ずみの正しいケアをご紹介いたしますので、参考にしていただければと思います。

1、オロナインの本来の目的は「消毒・殺菌」

「お尻の黒ずみがオロナインで治る」という噂がありますが、オロナインの効果は「消毒・殺菌」のため、黒ずみが治ることはありません。

オロナイン(正式名称:オロナインH軟膏)とは、大塚製薬さんが販売している商品で、ニキビ・水虫・切り傷などの「カビ」や「菌」によって起きた肌トラブルの応急処置として使用できる市販薬です。

オロナインには、「クロルヘキシジングルコン酸塩液」という医療の現場でも使用される強力な「消毒液(抗菌剤)」が入っており、この成分の働きにより、ニキビや水虫などの菌・カビを抑制することで症状を落ち着かせていきます。
外部参考ページ:大塚製薬 オロナインH軟膏

お尻の黒ずみは、長時間の座りっぱなしなどによる「乾燥」や「圧迫」などの外部刺激によって、黒い色素(メラニン色素)が生成されたことによる肌トラブルです。

これらの肌トラブルを改善するには、「肌のターンオーバーの促進」と「メラニン色素の抑制」が必要となり、オロナインにはどちらの効果もありません。

お尻の黒ずみの治し方についてはこちら『お尻の黒ずみ・ざらつき・垂れるを徹底ケア!魅惑の桃色ヒップの作り方』をご覧ください。

また、オロナインの殺菌力はとても強いため、それが刺激となり黒ずみが悪化する可能性もあります。

そのため、お尻の黒ずみをオロナインで治そうとするのは止めたほうが良いです。しかし、お尻のニキビケアとしては効果を期待できます。

 

2、お尻にニキビがあるならオロナインは効果的

お尻の黒ずみには効果はありませんが、「お尻のにきび」にはオロナインの使用はベストと言えます。

オロナインの本来の効果は「殺菌・消毒」のため、ニキビの原因である「アクネ菌」の繁殖を抑えることで、お尻ニキビの改善に役立ちます。

ニキビは、放置するとニキビ跡としてお尻の黒ずみになってしまうため、黒ずみ予防としても効果的です。

 

■オロナインでお尻ニキビを効果的に治す3つのステップ

ただお尻にオロナインを塗ればニキビが治るわけではありません。きちんと手順を踏むことが大切です。

オロナインH軟膏には、チューブタイプと容器タイプの2種類ありますが、効果と成分内容は同じのため、使いやすい方を使用してください。

手順①お尻のニキビがある部分を濡れタオルで軽く拭く
お尻表面に付着している「汗」や「汚れ」を濡れタオルで軽く拭きとっておくことで、オロナインの殺菌力を高めることができます。

濡れタオルで拭くときは、ごしごしではなく、刺激を与えないように「軽くポンポン」と叩くようにして下さい。

 

手順②清潔にした手または綿棒でニキビのあるところだけオロナインを塗る
オロナインは強い殺菌力があり、正常な肌に使うと「かゆみ」や「炎症」を起こすことがあるため、ニキビが気になるところだけに塗り込むことが大切です。

手順③ベタベタしなくなったらケア完了!

 

■オロナインでお尻のニキビケアをする時の2つの注意点

オロナインは、一般薬と治療薬のちょうど中間に当たる市販薬(第2類医薬品)であるため、効果は高めですが副作用のリスクが存在します。

使用する際は、以下の2つを守るようにしましょう。

①6日以上の長期使用はしてはいけない
オロナインは、高い殺菌効果があるため大体の場合「3日以内」では症状が改善しますが、5~6日使っても症状が改善しない場合は皮膚科へ受診して下さい。

オロナインは、6日以上の長期使用で「薬物性皮膚炎」のリスクを高めてしまうという論文が出ているため、必ず6日以内では使用を中止してください。

参考文献:東京女子医科大学 「オロナイン皮膚病」

 

②1日1回だけ塗り込みその他は保湿ケアを行う
オロナインだけを塗っても、肌の乾燥状態が続いていると「ニキビ跡」となり、黒ずみの原因となります。

そのため、入浴後などにオロナインを1日1回塗ってニキビケアをし、朝にはお尻の保湿ケアを行うようにしましょう。

 

3、お尻の黒ずみの適切なケアは「角質除去」と「保湿」

お尻の黒ずみを治すには、「古い角質を除去」と美白成分を含むクリームでの「保湿ケア」が大切です。

お尻の黒ずみは、外部刺激によって「角質層が厚く」なったことで、肌のターンオーバー(生まれ変わり)に異常をきたしていることが殆どです。

角質層が厚くなると、保湿成分の浸透力も弱くなり、いくらケアをしても治りが遅くなってしまいます。

そのため、余分な(古い)角質を除去できる「スクラブ」や「ピーリング」を行い、その後美白成分を含むクリームで「保湿ケア」をすることが大切です。

参考:ざらつき・黒ずみお尻はスクラブでオフ!ツルスベヒップの作り方

その他にも、お尻に黒ずみができてしまう生活習慣の改善も大切です。

いくらお尻ケアをしても、お尻に刺激を与えている生活習慣があると、黒ずみ解消には繋がりません。

そのため、お尻に黒ずみができる原因となる「長時間の座りっぱなし」や「締め付け感のある衣服(スキニーやTバックなど)」は極力避けるようにしましょう。

また、不規則な食事によって、肌のターンオーバーが悪くなり、メラニン色素を溜めやすくなっていることもあります。

肌のターンオーバーを促す「タンパク質」や「ビタミンB・E」、メラニン色素を抑制する「ビタミンC」などを積極的に取ることもおすすめです。

参考:食べ物で色素沈着を対策!おススメの栄養素と食材でシミゼロ肌に

 

4、まとめ

オロナインは、もともとニキビや水虫などの菌やカビを「消毒・殺菌」をするための市販薬のため、メラニン色素と肌のターンオーバーの異常によってできたお尻の黒ずみには効果はありません。

しかし、お尻のニキビを治すには効果が期待できます。

使用する時は「お尻のニキビのみに塗る」ようにし、「保湿ケアも一緒にする」「6日以内の使用」を守るようにしましょう。

今回の記事でオロナインの効果とお尻の黒ずみの解消法が分かったと思って頂ければ幸いです。お尻の黒ずみの改善法が以下をご参考ください。
参考:お尻の黒ずみ・ざらつき・垂れるを徹底ケア!魅惑の桃色ヒップの作り方

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