監 修

上田 弥生医師

日本産婦人科学会 産婦人科専門医
美容皮膚科医
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー 上田弥生 医師

お尻の黒ずみ・ざらつき・垂れるを徹底ケア!魅惑の桃色ヒップの作り方

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キレイなプリッとしたお尻は、男女問わず魅力的なものです。普段自分では見れないため、人に言われたり、黒ずみやざらつきができたり垂れてしまった時に、「お尻ケアってどうしたらいいの?」と悩んでいる方は多いと思います。

お尻の肌トラブルの主な原因は「肌のターンオーバー異常」と「メラニン色素」が関係しています。キレイにするには「角質ケア」と「保湿ケア」の2つが大切です。

今回は、お尻の様々な悩みの原因から美尻への作り方の全手順をご紹介いたします。

1、お尻の黒ずみは「ターンオーバー異常」と「メラニン色素」が原因

お尻の黒ずみや、ざらつきは、肌のターンオーバー(生まれ変わり)が悪くなり古い角質を溜めこんだことで、メラニン色素(黒い色素)が肌に定着してしまったことが原因でできます。

お尻はもともと、座る・寝るなどの動作で負荷を与える機会が多く、刺激から肌を守るために他の部位よりも角質層が厚い部位です。

普段から「長時間の座りっぱなし」や「締め付け感のある衣服(スキニーやTバックなど)」を好んでいると、通常よりも多くの刺激をお尻に与えてしまい、肌のターンオーバーに異常をきたしてしまいます。

そうなると、メラニン色素も排出されなくなり、肌へ定着(色素沈着)してしまうため、なかなか治らない「黒ずみ」「ざらつき」としてお尻に残ってしまいます。

その他にも、お尻は皮脂の分泌も多く蒸れやすい傾向にあるため、「汗疹(あせも)」や「ニキビ」「かぶれ」などの炎症を起こしやすいです。

炎症を鎮める時も、メラニン色素の生成が促されるため、お尻は黒ずみが出来やすい環境が整いやすい傾向にあります。お尻の黒ずみを解消するには、まず、お尻に黒ずみができしてしまう習慣の改善が大切です。

■普段のさりげない習慣がお尻に黒ずみを生む

お尻に黒ずみを生んでしまう習慣として「長時間座る・寝転がる」「圧迫感のある衣服を好む」「睡眠不足」「栄養不足」の4つがあげられます。

特に「長時間座る・寝転がる」「圧迫感のある衣服」は、お尻の血流を悪くしてしまい、二酸化炭素などの身体に不要になった老廃物(毒素)がお尻に溜まりやすくなるため、黒ずみを始めとする様々な肌トラブル(ざらつき・垂れる・大きくなる・ニキビなど)が出てしまいます。

デスクワーカーや学生などで、長時間座ったり寝転がることが多いのであれば、できるだけクッションを敷いてお尻の負担を軽くするか、適度に立ち上がり前屈などをして血流を促すと良いです。

圧迫感のある衣服(スキニーやTバック)も週1回に留め、下着もゴムの部分が食い込むことのないものを選ぶと良いです。肌への負担を減らすためにも、就寝時は以下のようなショーツに変えることもおすすめです。

就寝用ショーツ トランクスタイプレディース

また、睡眠・栄養不足もお尻のみならず、身体全体の「黒ずみ」「くすみ」「ニキビ」などの肌老化の原因です。

肌をキレイに保つには、肌のターンオーバーを促す「成長ホルモンの分泌」と肌の栄養剤的存在の「ビタミンB・E・C・A」「タンパク質」が必要です。

成長ホルモンは、寝ている時に最も分泌されるため、最低でも6時間睡眠が理想的です。

食事も、コンビニ弁当やジャンクフードは避け、1日3食野菜多めでバランスよく食べることを心掛けるようにしましょう。

詳細は以下の記事をご参考下さい


食べ物で色素沈着を対策!おススメの栄養素と食材でシミゼロ肌に

 

2、お尻の黒ずみは「角質ケア」と「保湿ケア」が大切

お尻に限らずですが、黒ずみや色素沈着を治すには、古くなった角質を剥がして「肌のターンオーバーの促進させること」と、美白成分を含むクリームでの「メラニン色素の抑制」がとても大切です。

角質が厚くなっていると、いくら保湿ケアをしても、厚い角質が邪魔をし保湿成分が浸透しにくいため、なかなか治りません。そのため、これらは同時に行うことが大切です。

■角質ケアを週2回お風呂で行うのがベスト

角質ケアには「ピーリング」と「スクラブ」の2種類あり、角質が柔らかくなるお風呂の一番最後に週2回ほど行うと効果的です。

ピーリングとは、「クエン酸」や「フルーツ酸」などの酸の力により、古い角質を剥がす役割があり、肌刺激も少ないため敏感肌の方におススメの角質ケアです。

お尻ケアとして使用するのであれば、手が届きやすく刺激が弱い「石鹸タイプ」のピーリングで1分間の泡パックをしながらすると良いです。

スクラブとは、「砂糖」や「塩」の細かい粒子によって、古い角質を削る役割があり、少し肌刺激が強い傾向にある角質ケアです。脂性肌などの肌が強い方におススメです。

また、砂糖スクラブには「高い保湿力」、塩スクラブには「引き締め効果」があるため、角質ケアと一緒に「たるみ」や「乾燥」の改善に役立ちます。


お尻の黒ずみはスクラブでオフ!ツルスベヒップの作り方

角質ケアは、使用頻度が多いと、角質層を必要以上に薄くし刺激に弱い肌にしてしまいますので、「週2回」ほどの使用がベストです。お尻のざらつき感がある程度解消したのであれば、「月に2~3回」と使用頻度を減らしていくと良いです。

角質ケア後は、肌が乾燥しやすい状態ですので、必ず保湿ケアを行ってください。

 

■保湿ケアは美白成分が含むクリームを毎日朝と入浴後の2回行う

お尻ケアとして最も大切なことは、美白成分を含む保湿クリームを毎日塗り込むことです。

お尻のみならず、黒ずみや色素沈着がなかなか治らない大きな原因として「肌の乾燥」があります。

肌は、入浴後や年齢を重ねるごとに、潤いを保っている「セラミド」や「ヒアルロン酸」などが減少していく傾向にあり、特に理由がなくても肌の乾燥が強くなります。

乾燥は肌のターンオーバー異常の最大の原因であるため、肌にもともとある保湿成分で肌刺激がほぼない「セラミド」や「ヒアルロン酸」などが含まれる保湿クリームでのケアがベストです。より肌に浸透させるために、「ナノ化」されているものを選びましょう。

この時に、厚生労働省が認可している美白成分(ビタミンC誘導体・トラネキサム酸など)が含まれると効率的にお尻の黒ずみ解消に繋がります。

美白成分とは、黒ずみや色素沈着の原因である「メラニン色素の生成を抑制することができる成分」のことを指し、代表的な成分として「トラネキサム酸」「ビタミンC誘導体」「アルブチン」などがあります。

【おススメ美白成分の肌刺激と美白効果】

美白成分 刺激 効果 おススメ
トラネキサム酸 弱い 高い  
ビタミンC誘導体 弱い 高い  
アルブチン 弱い 高い  
ハイドロキノン 強い 非常に高い  
【その他の美白成分】「プラセンタエキス」「ルシノール」「リノール酸」「エラグ酸」「カモミラET」「t-AMCHA」「コージ酸」「ピュールブラン」「マグノリグナン」「シムホワイト377」

※ハイドロキノンは、肌の漂白剤といわれるほど美白効果が高いですが、「医師が慎重に使用しなくていけない成分」と厚生労働省で定められているほど「肌刺激が強い」成分です。そのため、普段使いには推奨されていません。

これらの成分は、すぐに肌を白くするわけではなく、少しづつメラニン色素が作られにくい肌にしていくため、「毎日朝と入浴後の2回塗り込む」を最低でも「半年~1年以上」継続することが大切です。

乾燥感が強い方は、朝・昼・入浴後・就寝前など回数を増やしても良いです。

 

3、お尻の黒ずみ専用保湿クリームを徹底比較

お尻に限らずですが、黒ずみをクリームで改善するには「美白成分」と「保湿成分」が豊富に含まれていることが大切です。

また、お尻は、座る・寝るなどで刺激を与える機会や皮脂の分泌も多いため、「ニキビ」や「かぶれ」「擦れ」「蒸れ」などの炎症を伴う肌トラブルが出やすい部位です。

そのため、炎症・赤みが気になる方は炎症を鎮める「抗炎症成分(グリチルリチン酸2Kなど)」が含まれているものを選ぶと良いです。

その他にも、肌のターンオーバーの促進する働きが強い「レチノール(ビタミンA誘導体)」や「ビタミンE」が含まれるとなお良しです。

今回は、お尻の黒ずみ専用の保湿クリーム3商品を「保湿成分」「美白成分」「抗炎症成分」「ターンオーバー促進成分」で徹底比較いたしますので、ご参考にして頂ければと思います。

【お尻専用黒ずみ保湿クリーム3つを徹底比較】

商品 保湿 美白 抗炎症 ターンオーバーの促進成分 総評
ヒップルン薬用ホワイトクリーム
¥1,924詳細へ

セラミド
トリプルヒアルロン酸
コラーゲン
トラネキサム酸 グリチルリチン酸2K 天然ビタミンE
【コメント】
コスパもよく、スクラブとセット購入もできるため、お尻の集中ケアにおススメです。
大手下着メーカー「peachJohn」が販売しており、高い美白効果のある「トラネキサム酸」を使用しています。また、定期便特典では、マッサージローラーやサプリメントもついてきます。ピーチとムスクの香りが特徴的な保湿クリームです。
ピーチローズ

¥5,070

詳細へ


セラミド(ナノ化)
ヒアルロン酸(ナノ化)
アルブチン
プラセンタ
グリチルリチン酸2K 天然ビタミンE
【コメント】
美白・保湿・抗炎症・ターンオーバーの正常化の4つがバランスよく配合されているため、全ての方におススメの保湿クリームです。
ナノ化された保湿成分がお尻の皮膚の奥まで浸透していきます。甘いピーチの香りも心地よくリラックス効果が期待できます。
フェアリームーン

¥5,886

詳細へ

酵母エキス
EGF(セラミド)
ヒアルロン酸
フラーレン(ビタミンC)
プラセンタ
グリチルリチン酸2K
(少量)
レチノール
【コメント】
保湿成分がとても多いため乾燥が強い方におススメの保湿クリームです。
肌のターンオーバーを促進させるのに最も効果が高い「レチノール」が配合されているため、古い角質を排出しながらツルンとしたお尻に導きます。また、朝用・夜用とクリームが違うため、朝の肌・夜の肌に合ったお尻ケアをすることができます。

 

■ニベアやオロナインでの保湿は効果が薄い…

「オロナイン」「ニベア」「アットノン」などの市販のクリームがお尻の黒ずみに効くという噂がありますが、「黒ずみの悪化」「効果が薄い」ため、これらでケアをするのは止めた方が良いです。

オロナインは、ニキビや水虫などのカビや菌を消毒・殺菌をする為に作られたもので、アットノンは、炎症を抑える為に作られた市販薬ですので、黒ずみを治すことはできません。

また、「6日以上の長期使用」や「広範囲への使用」は推奨されておらず、医療用で使われるほど強力な薬剤・成分を使用しているので、黒ずみが悪化するリスクが非常に高いです。

詳細は以下の記事をご参考下さい


▶『お尻の黒ずみにオロナインはダメ!その理由と適切なお尻ケアまとめ

ニベアには、「保湿効果」や「血行促進効果」はあるため、肌のターンオーバーを促進させるには役立ちますが、メラニン色素を抑制する効果はないため、黒ずみを薄くするには少し物足りないかと思います。

そのため、「黒ずみの悪化に繋がる」「黒ずみを薄くする効果が薄い」の2つの観点から、お尻の黒ずみに市販のクリームは避けたほうが良いです。

■なかなか改善の傾向がない場合、皮膚疾患の可能性もある

専用クリームでも、お尻の黒ずみやざらつきが、改善しない場合『毛孔性苔癬(モウコウセイタイセン)』『毛孔角化症(モウコウカクカショウ)』という皮膚疾患の可能性があります。

毛孔性苔癬とは、二の腕を始めとする身体の様々なところに「赤褐色の2~3ミリほどのぶつぶつが広範囲にできる皮膚疾患」のことを指し、世界人口の約80%の人が発症する皮膚病の一種です。

【二の腕の毛孔性苔癬の症例】

詳しい発症原因は、まだ解明されていなく「ホルモンバランス」や「遺伝」が関係しているのではないかと言われています。稀にかゆみを覚える人がいる程度で、見た目の悪さ以外では健康に害はありません。

発症原因が分からないため完治するのが難しく、現在は尿素が含まれる保湿剤での治療が最良と言われています。毛孔性苔癬の改善法については『今、治したい!毛孔性苔癬・角化症と決別するための改善法まとめ』をご覧ください。

 

4、保湿と同時にマッサージも行うとたるみ予防になる

マッサージをしながら保湿クリームを塗り込むことで「血行が促進」され、お尻の毒素(老廃物)も排出されやすくなります。黒ずみの早期解消だけでなく、たるみ予防にも効果的です。

手順①500円玉大ぐらいの保湿クリームを手のひらに伸ばしお尻全体に塗る

まずは、お尻全体に軽く保湿クリームをのばしておくことで、滑りが良くなります。

大体500円玉大ぐらいの量で、お尻全体の保湿を行うことができます。乾燥が強い方は、2~3度ほど重ねても良いです。

 

手順②お尻の付け根から上に向かってお尻を持ち上げてマッサージ

親指以外の指を全てくっつけた状態で、お尻の付け根に人差し指が付くようにお尻を支え、そこから少し力を加えながらお尻を上に持ち上げていきます。

これを行うことで、リンパのコリをほぐしていきます。大体5回ほど繰り返しましょう。

手順③太もも部分からお尻のくぼみに向かってマッサージ

今度は、お尻の側面部分と太ももの境目当たりから、お尻のくぼみ(腰の中心)に向かってお肉を集中させていきます。

これを行うことで、横に流れてしまった脂肪や太股部分で凝り固まったリンパを流すことができます。大体5回ほど繰り返しましょう

手順④両手をグーにしてお尻のくぼみ部分をゴリゴリほぐす

最後に、両手をグーにしてお尻のくぼみ部分を3回ほどゴリゴリと押ほぐしていきます。

お尻のくぼみ当たり(腰の中心部分)には、リンパ節というリンパのたまり場のようなものがあり、最後にここで集めた毒素をコリほぐすことで、キレイなプリッとして上向きヒップに導きます。

 

5、早く治したい方は皮膚科やエステでの施術がおススメ

セルフでのケアには限界があり、黒ずみの改善にも時間がかかるため、早くキレイに治したいと思う方は「美容皮膚科」や「エステ」での施術をお勧めします。

美容皮膚科での施術は、医療従事者(医師や看護師)が行う医療行為になるため、レーザー治療を始めとする高度で確実性の高い治療を受けることができます。

しかし、自由診療のため医療費が高く、一時的な肌トラブル(ぶつぶつなど)が付き物です。

治療内容は、肌のターンオーバーを促進させる「ケミカルピーリング」とメラニン色素を破壊する「レーザー治療」のどちらかが主に行われ、その二つの効果を高めるために「美白剤入りの塗り薬が処方」されます。病院によってはビタミン剤などの飲み薬も処方されます。

これら全ては、効果の確実性が非常に高い医療用を使うため、お尻の黒ずみを確実に治したい方は美容皮膚科での施術がおススメです。

参考:お尻の黒ずみを早く完治!レーザー治療に通う前の事前知識と注意点

エステでの施術は、医療行為(治療)ではなく「お肌のメンテナンス」を行える場所のため、お尻に黒ずみやざらつきを作りにくい肌にしてくれます。

施術内容は、大体コースとしてあり、「超音波毛穴洗浄」で毛穴の汚れをかきだし、「ケミカルピーリング」で古い角質を取り、プラセンタやビタミンCなどの「パック」で最終ケアというような流れでお尻ケアをすることができます。サロンによってはリンパマッサージもつきます。

料金も安く、美容皮膚科のように一時的な肌トラブルも少ないため、2カ月に1回のスペシャルケアとして行くのがおススメです。

6、緊急時にファンデーションでササッと黒ずみを隠す方法

「水着を着る時」「突然の彼とのお泊り」などで、お尻の黒ずみを少しでも誤魔化したい!という方は、汗や水に強い『ボディファンデーション』で一時的に隠すのも一つの手です。

水着であれば、お尻部分にフリルがついたものやパレオで隠すこともできますが、お泊りに関しては少し難しいでしょう。

その時には、ボディー用のファンデーションを少しずつ肌に重ねながら隠していくと一時的ではありますが、目立ちにくくなります。ニキビやその跡が気になる方は、ファンデーションの前にコンシーラーを軽く乗せるといいでしょう。

しかし、10時間を超えるほどファンデーションで隠し続けると、毛穴に汚れが溜り「ニキビ」や「炎症によるぶつぶつ」になるリスクが高くなりますので、入念にクレンジングで洗い流すようにしてください。

参考:水や汗でヨレない!脇の黒ずみを隠すファンデーションの選び方

 

7、まとめ

今回は、お尻に黒ずみ・ざらつきができる原因から効果的な治し方の全手順をご紹介いたしました。

お尻は、角質が厚く蒸れやすいため、ニキビや炎症が出来やすく様々な肌トラブルが出来やすいです。

黒ずみを治すためには、「お尻に刺激や圧迫を避ける」「良質な睡眠とバランスの良い食事」「スクラブやピーリングでの古い角質の除去」「美白成分が含まれる保湿クリームでのケア」「お尻のリンパマッサージ」の5つが大切です。

早く確実に治したい方は、確実性の高い治療ができる「美容皮膚科」か、セルフではできないお肌のスペシャルケアができる「エステ」での施術がおススメです。

今回の記事で、プリッとした美尻の全手順を知ることができた!と思って頂ければ幸いです。

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