監 修

上田 弥生医師

日本産婦人科学会 産婦人科専門医
美容皮膚科医
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー 上田弥生 医師

シミくすみを作らない!美白に有効なハイチオールCの効果と飲み方

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普段から、顔以外にも美白ケアをしたい部分は多いのではないでしょうか。その中で『ハイチオールCで美白できるの?』と考えている方もいらっしゃると思います。

ハイチオールCには、プルミエール、プラス、ホワイティアの3つの種類があり、中でも有用成分の多いホワイティアがお勧めで、全身のシミ・そばかすのケアに有効です。

ここでは、ハイチオールCの美白作用、ホワイティアの効果的な飲み方、普段から行っておきたい美白ケアについてご紹介します。

1.ハイチオールCは薄いシミ・そばかす・黒ずみに有効

ハイチオールCに含まれる『Lシステイン』と『ビタミンC』には美白作用があるため、薄いシミ・そばかす・黒ずみの予防や解消に役立ちます。

シミやそばかす、黒ずみの原因は、メラニン(肌の黒い色素)が作られることにあります。メラニンは、日焼け、スキンケア不足、食生活、日常で起こる肌刺激(体を強く洗う・服や下着の圧迫)といった習慣が原因です。

メラニンは、ドーパ⇒ドーパキノン⇒メラニン(黒色か黄色)という過程で作られますが、Lシステインは、シミなどの原因にならない黄色メラニン(本来の肌色)の生成を促します。

【ハイチオールCの有用成分と作用】

Lシステイン LシステインはハイチオールCの主成分となり、メラニンを抑制するだけでなく、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を促すことで、メラニンを排出する働きもあります。
ビタミンC Lシステインと同じく、メラニン生成の抑制をすることから、美白作用の相乗効果が期待できます。
パントテン酸カルシウム ビタミンB5とも呼ばれ、肌の材料となっているタンパク質の代謝に欠かせない成分です。また、ビタミンCのコラーゲン生成を助けるので、肌に潤いを与えます。

ハイチオールCは、第3類医薬品で副作用のリスクも非常に低く、美白作用もありますが、濃いシミや肝斑などは完全に消すことはできません。そのような症状を完治させたい場合は、美白効果が最も高い『ハイドロキノン』のクリームがお勧めです。より高い効果を得るなら、市販よりも皮膚科や美容外科で処方される濃度が高いものが良いです。

詳細は以下の記事をご参考下さい


使用前は慎重に!美白作用の高いハイドロキノンクリームの基礎知識まとめ

■アルコール摂取による肌老化を防ぐ

Lシステインは、アルコールの摂取で発生する『アセトアルデヒド』という、毒性のある物質を分解して、全身を代謝させる働きがあります。アセトアルデヒドが肝臓でしっかり分解されないと、水分不足や二日酔いの原因にもなり、肝機能が低下します。

肝機能が低下すると、肌の材料となっているタンパク質の不足、肌の代謝異常が起きます。結果的に肌老化も招きやすいので、シミやそばかす、くすみにも繋がります。アルコールを分解する時は、肝臓に負担がかかるので、飲酒の機会が多い方は本来の肝機能が働かず、肌も老化しやすい状態と言えます。

2.ハイチオールCの中でも有用成分が多い「ホワイティア」がお勧め

ハイチオールCは、『プルミエール』『プラス』『ホワイティア』の順に改良しながら発売していますが、その中でも、有用成分が多い『ホワイティア』がお勧めです。

商品名 プルミエール プラス ホワイティア
パッケージ  関連画像  「ハイチオール プラス」の画像検索結果  「ハイチオール ホワイティア」の画像検索結果
服用回数 1日2粒2回 1日2粒3回 1日2粒2回
L-システイン 240㎎ 240㎎ 240㎎
アスコルビン酸(ビタミンC) 300㎎ 500㎎ 500㎎
パントテン酸カルシウム 24㎎ 24㎎ 30㎎
容量 60錠 120錠 60錠 180錠 40錠 120錠
メーカー希望小売価格(税込) ¥2.648 ¥4.860 ¥1.620 ¥4.536 ¥1.782 ¥4.860

※ハイチオールCシリーズは、ドラッグストア、アマゾン、楽天などで購入できます。

ハイチオールC ホワイティア

「ハイチオール ホワイティア」の画像検索結果

公式サイトはこちらから

【ホワイティアの服用方法】

服用は朝晩の2回となっており、錠剤のサイズは小さくて飲み続けやすいです。

ホワイティアの美白作用は体の内側から徐々に行われることで効果が期待できます。その為、3ヵ月などの一定期間は継続することが大切です。

服用タイミングは胃に負担がかからない食後がお勧めで、水かぬるま湯をコップ1杯の水量で飲みます。お茶やジュースは、その成分によっては、薬の効果が変わったり副作用を起こすことがあるので避けましょう。

ほか、飲むときの水量が少ないと、薬の吸収が悪くなり、効き目が薄れることもあります。コップ1杯分の水量も、薬の効き目を正常に得るのに大切な要素です。

【注意点】

決められた用量より多く飲んでも効果が高まるものではありませんので、1日2粒2回の範囲内に留めましょう。

サプリメントや他の医薬品との併用についても、持病・個人の体質によって、副作用や病気のリスクが起こることがあります。

ホワイティアに配合されるLシステインには、インスリンという、血糖値を下げるホルモンの働きを抑制する可能性があります。その為、糖尿病の方は少量から始めたりして、体の様子を伺いながらにしましょう。また、アスコルビン酸(ビタミンC)の大量摂取も、腎臓結石のリスクがあると考えられています。

服用で肌に発疹ができた、吐き気・嘔吐、腹痛がするなどの症状がでた場合は副作用も考えられます。すぐに使用を中止して、病院へ相談されて下さい。

3.普段の習慣から美白ケアを行うことも重要

何気ない日常でも、肌の美白を妨げる要因は多くあり、紫外線、洗顔や体洗い、睡眠、栄養不足は、メラニンの増加やターンオーバーを遅らせます。これらは、しみやくすみ、黒ずみの原因にもなるので、普段の行動や心がけで肌の状態は大きく変わります。

■日焼け対策で炎症を最小限に抑える

紫外線は肌の表面に炎症を与えるので、メラニンが増加して黒くなります。その為、日差しの強い日は日焼け止めをしっかり塗りましょう。日焼け止めは、紫外線を吸収したり反射させる効果があり、肌の炎症も抑えることから重要な美白ケアと言えます。普段から頻繁に使用するならスプレータイプが便利ですが、しっかり日焼け対策をしたい方は、肌への密着力が高いクリームタイプがお勧めです。

この他、体の内側から美白ケアができる『飲む日焼け止め』もあります。塗る日焼け止めと合わせて対策することで、より効果的な美白ケアができます。

■洗顔・体洗い・スキンケアによる肌刺激を避ける

洗顔や体洗いで肌を強くこするのは大きな刺激になり、メラニンを増加させる原因にもなります。また、こするほど角質も剥がれ、肌本来のバリア機能も低下するので、シミ・くすみにもなります。

洗顔料の多くには、汚れを浮かせる界面活性剤が使われているので、強い力加減で洗わなくても綺麗に落ちるようになっています。その為、手のひらで泡立てた後、円を描きながら転がしていくことで擦りすぎを防げます。

化粧水などによるスキンケアも一緒で、指よりも手のひら全体を使った方が余計な力が加わらないので肌負担は少なく済みます。しっかり浸み込ませようと、何度もつける、肌に擦りつけるように触ると刺激になるので避けましょう。力加減の調整が難しい場合は、スプレータイプのスキンケア製品、パックもお勧めです。その際は香料や着色などが含まれていない低刺激性のアイテムを選びましょう。

また、顔の血行をよくするためのマッサージやアイテム(小顔ローラーなど)も、強い力で行うと、その圧迫感からシミや黒ずみに繋がることがあります。これらは気持ち良いかどうかで力加減を調整しがちですが、なるべく弱めで行った方が良いです。

■良質な睡眠で肌のターンオーバーを促す

睡眠不足は、肌のターンオーバーや免疫力が低下するので、目の下にクマができたり、キメの荒い肌になる原因にもなります。その為、質の良い睡眠を続けていれば、シミやそばかすの予防、美白ケアにも非常に有効と言えます。

ターンオーバーが活発になるのは、成長ホルモンが最も分泌される睡眠中(22~2時)です。毎日、その時間に睡眠していることが美白ケアにとっても理想ですが、仕事などで難しい場合は1日6時間以上など、体を休めるのに十分と言われる睡眠時間の確保をしましょう。

不眠ぎみ、眠りが浅いという方は、眠りのホルモンである『メラトニン』の分泌が不十分なことが考えられます。メラトニンは、起床後14~16時間で分泌し、体温を低下させて眠気を誘発します。このホルモンには抗酸化作用もあるので、肌のターンオーバーの促進効果もあります。

メラトニンの分泌が阻害される要因として多いのは『強い光』です。眠りにつく時は明るすぎない照明にし、眠る時間帯が日中なら遮光カーテンなどで光が入り過ぎないようにして調整しましょう。

■栄養素の摂取で肌のキメを整える

普段、どんな栄養素を摂取しているかで肌のきめ細かさは違い、それに伴って透明感も違ってきます。特に肌のターンオーバーを促す栄養素が有効で、タンパク質、亜鉛、ビタミンB群、ビタミンAが含まれた食品がお勧めです。ほか、メラニンの色素沈着を予防するビタミンCが含まれた食べ物も有効です。

詳細は以下の記事をご参考下さい


食べ物で色素沈着を対策!おすすめの栄養素と食材でシミゼロ肌に

4.まとめ

ハイチオールCシリーズは、有用成分のL-システインとビタミンC、パントテン酸カルシウムによって薄いシミ・そばかすのケアができる医薬品です。また、飲酒する機会が多い方は、肝機能の低下によって肌のターンオーバーにも異常が出やすいので、アルコールの分解機能があるL-システインによって、その影響を和らげることができます。

最も副作用のリスクが低い第三類医薬品ですが、過剰摂取は体に負担が掛かるので、しっかり使用方法を守りましょう。また、より美白ケアの効果を高めるため、普段から日焼け対策や肌刺激の回避、睡眠や栄養摂取に努めることも非常に大切です。

この記事でハイチオールCの美白効果が分かり、正しい美白ケアによって肌に自信を持つきっかけに繋がれば幸いです。

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