監 修

上田 弥生医師

日本産婦人科学会 産婦人科専門医
美容皮膚科医
NARD JAPAN認定 アロマ・アドバイザー 上田弥生 医師

明確に教える!美白化粧品で肌が赤くなる原因と対処方法

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美白化粧品で肌が赤くなる人の対処法

「新しい美白化粧品を使用したら肌が赤くなってしまった!」という方や、「いつも使っている美白化粧品なのに、急に肌が赤くなってしまった!」なんて経験はありませんか?

美白化粧品で肌が赤くなるのは、美白成分の刺激が強かったり、免疫力の低下などが考えられます。

今回は、美白化粧品を使用して肌が赤くなる原因や対処法、赤くなりやすい敏感肌のチェック方法、事前に予防できる方法をまとめましたので、美白化粧品での肌トラブル改善のお役に立てたら幸いです。

1.美白化粧品で肌が赤くなる原因は成分の刺激・アレルギー・免疫力の低下

美白化粧品を使用して肌が赤くなるのは、美白化粧品に配合されるハイドロキノンやビタミンCなど刺激になりやすい成分やアレルギー、免疫力の低下の3つの原因が考えられます。

美白化粧品赤くなる

・美白成分の原因
ハイドロキノンはシミへの効果が高い分、人によっては炎症で赤くなるという肌トラブルのリスクがあります。

ビタミンCは酸性のため配合濃度が高いと、敏感肌や乾燥している部位には刺激が強く、肌が赤くなる可能性があります。

これらを含む美白化粧品で赤くなった方や肌の弱いかたは、ハイドロキノンやビタミンCの配合がない美白化粧品を選ぶことが好ましいです。

・アレルギーの原因
化粧品は保存や使い心地をよくする必要があるため「パラベン」や「香料」など、アレルギーを起こす可能性がある指定成分が配合されています。その指定成分が原因で赤くなる場合があります。

アレルギー体質の方は、指定成分の配合が少ない美白化粧品を選ぶか、事前に成分を確認し、使用前にはパッチテストをおこなうことで対策することができます。
※医薬部外品の場合、指定成分の表示の義務はないため事前に問い合わせが必要です。

・免疫力の低下による原因
生活習慣やストレスによって、体の免疫力が低下している場合は肌のバリア機能が弱い敏感肌になるため、普段使用している美白化粧品でも突然、肌が赤くなる場合があります。

その場合は、美白化粧品の使用は控えて、まずはカラダを休めて免疫力を高めることを優先してください。

【免疫力を低下させる原因】
・生活習慣(睡眠不足・偏った食生活)
・体調不良
・ストレス
・過度の乾燥
・季節の変わり目
・生理前後
・肌荒れ
・日焼け直後

2.美白化粧品で赤くなる原因の判断基準と対処法

美白化粧品を使用して肌が赤くなった場合は、水かぬるま湯で成分を洗い流してから、アイシングをしてほてりを冷ますことで通常の炎症ならおさえることができます。

■赤くなるタイミングと原因

赤くなるタイミングと症状の経過 原因
使用直後に赤くなり数時間で赤みの症状がおさまる場合 成分の刺激
免疫力の低下
使用直後に赤くなり数時間経過しても赤みの症状が治らない場合 アレルギー反応
使用部位以外も赤くなる場合 アレルギー反応
美白化粧品を使用して数時間~数日後に赤くなる場合 アレルギー反応
免疫力の低下

 

■赤くなる原因別の対処法

・成分の刺激が原因の場合
使用する美白化粧品の成分を見直すことで改善される可能性が高いです。

・アレルギー反応が原因の場合
2~3日経過しても治らない場合や、赤くなる範囲が多い場合、痛みやかゆみがある場合は、使用した美白化粧品を持参して早めに病院を受診してください。

・免疫力の低下が原因の場合
免疫力が低下すると肌のバリア機能が弱まり敏感肌になるので、免疫力の回復とバリア機能を高めるための保湿ケアを重点的にやることで改善される可能性が高いです。

3.美白化粧品で肌が赤くなるのを未然に防ぐパッチテストの全手順

美白化粧品で肌が赤くなるのを防ぐには、体調の優れているときにパッチテストを行うことが大切です。

以下に簡易的なパッチテストの手順を紹介します。

手順③④⑤の肌チェックの時に赤みやかゆみなどの違和感がある場合は肌に合わない成分が入っている可能性が高いので、テストを終了して、顔への使用は控えてください。変化がない場合はそのままテストを続けてください。

また、開始して24時間はパッチテストをしている部位は水に濡らさないようにしてください。

【用意するもの】
・試したい美白化粧品
・絆創膏(中心のガーゼに薬剤が染み込まれていないタイプのもの)

【簡易パッチテストの手順】
①試したい美白化粧品を絆創膏のガーゼの部分に染み込ませます。
美白化粧品 赤くなる

②二の腕か太ももの内側に絆創膏を貼り付けます。
美白化粧品 赤くなる

③30分後に肌の状態をチェックしてください。
※絆創膏はまた貼り付けます。
美白化粧品 赤くなる

④24時間後に絆創膏を外して肌の状態をチェックしてください。
※絆創膏は外して捨ててください。
美白化粧品 赤くなる

⑤絆創膏を外したままさらに24時間経過して肌の状態をチェックしてください。
美白化粧品 赤くなる

開始から48時間経過して赤みやかゆみなどがなければ、アレルギー反応がない可能性が高いので、顔にも使用できますが、顔の皮膚は、腕や足の皮膚より薄いので、少量試してみて違和感がないか確認しながら使用する事をおすすめします。

4.敏感肌で肌コンディションが悪い場合は敏感肌ケアを優先する

基本的な肌タイプは普通肌・脂性肌・乾燥肌・混合肌の4種類です。どのタイプの肌もコンディションが悪くなると、敏感肌になり少しの刺激で赤くなりやすくなります。

肌のコンディションは、更年期や妊娠中、季節の変わり目、過労、ストレスのほか、生活習慣やケア方法でも変化するので、定期的にチェックしてみてくだい。

【敏感肌のチェック】
当てはまるものが多いほど、敏感肌の可能性が高いです。肌が敏感な状態のときは、美白化粧品の使用は控えて保湿ケアを重点的に行ってください。

□ 肌が乾燥するとヒリヒリしやすい

□ ピーリングを定期的に行い、その後肌が赤くなる

□ 汗をかくと、肌がかゆくなる

□ 化粧品を変えると肌が赤くなったり、かゆくなったりしやすい

□ 花粉や動物の毛などにアレルギーを持っている

□ ぜんそくやアトピー性皮膚炎と診断されたことがある

□ 冬になると肌が乾燥し、粉を拭くこともある

□ ストレス過多だと感じている

□ 睡眠不足が続いている

□ 外食が多く、野菜をあまり食べていない

□ 季節の変わり目になると肌が荒れやすい

□ 日光にあたるだけで赤い湿疹がでる

□ 生理前後で肌荒れを起こしやすい


また敏感肌にもタイプがありますので、肌質別での美白ケア方法を知りたい方は、以下のページに敏感肌のタイプ別のケア方法を詳しく解説しておりますので参考にしてください。

参考ページ:3タイプの肌質で判断する敏感肌の適切な美白ケア方法と生活習慣

5.まとめ

美白化粧品を使用して肌が赤くなる原因は、美白成分の刺激・アレルギー反応・免疫力の低下があります。

美白成分の刺激やアレルギー反応が原因で赤くなる場合は、使用を中止してほかの美白成分を試してみることで改善できます。免疫力の低下が原因の場合は肌のバリア機能を高める保湿ケアを取り入れることで改善される可能性が高いです。

肌はストレスや疲労、季節の変わり目などでも変化しやすいので、定期的に肌の状態を確認してください。

パッチテストを取り入れ、ご自身の肌に合う美白化粧品と出会い、白い肌へ近づくきっかけにしていただけたら幸いです。

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